家を買う時の注意点!タイミングや頭金・費用について

家について持ち家と賃貸とでは老後の暮らしに大きな違いが出てくるといいます。若い頃にローンで苦労してでも持ち家は持っておいた方がいいという人が増えてきたのも、平均寿命がこの先、長くなっていくことが大きく関係しています。

65才で持ち家のローンを終えた人と、その後30年にも渡って家賃を払っていく人とでは生活費のゆとりに大きな違いがでてくるでしょう。ここでは家を買う時の注意点などについて見ていきたいと思います。

記事の目次

家を買うには運気も必要?

家といえば人生の3分の2を過ごすとても大事な場所です。ましてやその場所を購入するのですから、慎重になる人がほとんどです。中でも気にする人は時期や方角、運気なども考えに入れるといいます。家を買うには運気も必要なのでしょうか。

  • 人生の悪いとされる時期

人生にはいくつか悪い時期があるといいます。大殺界や天中殺、厄年がこれにあたりますね。人は歴史の中で人生にはサイクルがあり、何かをするのに向く時期と向かない時期があることを自然に見つけ出しました。

これが風水や占星術に当たるものです。この時期には親を亡くしたり、倒産したり、災害にあったりとよくないことが起こるというものなのですが、これも人生のサイクルでは必要なこととなるのです。

  • 人生のリセット

家を買うなどの大きな出来事ではこの悪い時期を避けようとする考えもあり、占いなどにより引っ越しの時期を見定める人もいます。しかしわたしはこの悪いといわれている時期は人生のリセットであり「転機」なのではないかと思うのです。

新しい家に住むということは、これまでの家と別れるということを同時に意味していますし、人の生死も表裏一体のものです。死んでいく命があれば新しく生まれる命があるでしょう。ですからこの悪いといわれる時期を受け入れることが大切だと感じるのです。

  • 運気があるから家を買う話が舞い込む

家を買うには運気が必要です。しかし家を買うような話が持ち上がる時点で、すでに運気が高まってきているといえるでしょう。家を買うことは人生の断捨離です。古い住処にあった余分な物、自分には必要の無いものと別れて、新しく生活を始めることになります。

その必要性としかるべき時期がきたということは運気がこれから高まっていく兆しとしてとらえることができます。思い切ってリセットすればいいのではないでしょうか。

  • 悪いと言われている時期を恐れない

悪いといわれている時期は決してこわいものではありません。大殺界といわれる時期に成功した人もたくさんいるのです。

長嶋茂雄さんがホームラン王&新人王になったのは大殺界のとき。
宇多田ヒカルさんが大ヒットしたのも大殺界。
荒川静香さんが金メダルを取ったのも大殺界。
他にもたくさん、大殺界中でも活躍されている方がいます。

出典:https://laurier.press/i/E1477361294084

大事なことは努力を怠らず、人に感謝して日々を過ごすことです。悪いと言われている時期こそ、恐れるのではなく謙虚に、相手の立場を重んじて、本来自分が持っている運気を逃してしまわないようにしましょう。

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家を買う時の注意点!【家の選び方】

家を買うにはいくつか方法があります。

  1. チラシや近所で見つけた
  2. 住宅メーカーで建ててもらう
  3. 不動産会社で相談する

人それぞれですが、どんな会社に仲介や販売をしてもらうかで大きな違いが出てくるといいます。家を購入するときはまずは信頼できる会社を選びましょう。

  • 家を買う時注意点 土地

どんな土地を選ぶかで家の資産価値はまったく違ってきます。まずは購入しようと思っている家が建っている土地の情報を集めなくてはなりません。

◆危険区域でないか

一見、閑静な住宅街に見えても近くに砂防ダムなどがあれば「土砂災害警戒区域」に指定されている場合があります。また、浸水による被害が過去になかったかなども合わせて市区町村のハザードマップなどを見ながら調べましょう。

◆近くに騒音の発生源がないか

購入したい家が見つかったら何度も周辺を見て回ることが大事です。隣のマンションで見えにくかったけれど消防署があったり、休日はわからなかったけど騒音を出す工場があったりと後からわかる騒音源というのは意外に多いものです。また近くて便利であっても学校は運動会や部活動によってかなりの騒音になると思っておいた方がいいでしょう。

◆地盤が盛り土などではないか

盛り土で造成してある家は家自体の耐震性が高くても、地盤が地震に弱いと言われています。購入しようとしている家がどのように建てられたのかしっかりと見ておく必要があります。

  • 家を買う時注意点 建物

◆住宅診断をしてもらう

家を購入するが中古物件である場合は住宅診断を受けておく方がいいでしょう。構造躯体がしっかりしているか、床下や屋根裏に点検口があるかなど、見ただけではわからないこともしっかりと診断してもらいましょう。今後、安全に住み続けられるためのリフォームや改修のアドバイスも受けることができます。

◆日当たりを優先する

いい土地で、間取りも広く、価格も申し分ないといった物件でも日当たりがいまいちよくない家は避けた方が無難です。日当たりの悪い家は湿気から傷みが早いばかりでなく、カビなどを発生させるため健康被害も予測されます。

◆内部の構造を知っておく

同じように見える家でも内部構造によっては、遮熱性などが違うなどピンからキリです。そのため、「住宅性能評価書」によく目を通さなくてはなりません。どんな素材が使われているのか耐火性能があるのかなども合わせて勉強しておいて「住宅性能評価書」を読めるようにしておくようにした方がいいでしょう。

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家を買う時の注意点!【頭金はいくら必要?相場と平均】

そろそろ家を買いたいのだけど、頭金はいくらくらい貯めておけばいいのか、そして相場はどれくらいになっているのか疑問に思っている人は多いでしょう。家を買うための頭金などローンを組む時に必要な情報を見ていきましょう。

  • 家を買う時の頭金 最多は100万円~500万円

家を買うための頭金は500万円未満という人が一番多いのは意外だったのではないでしょうか。低金利時代の今は頭金が少なくてもローンを組む人が増えているからです。中には頭金ゼロで家を買う人もいるといいます。

そして家を買った人のおよそ3割の人が1000万円以上、貯金をしてから家を購入しています。これを一戸建てに限定してみるとおよそ4割の人が1000万円以上を頭金にしているのです。

  • 家を買う時の頭金について口コミ
  • 頭金は100万円で約4000万円の物件を購入。現在、金利も安いため、手持ちのお金を出すよりも借入した方が住宅ローン減税等も受けられ、お得だと思った(39歳・会社員・男性)
  • 頭金は750万円で3200万円の物件を購入。月々の返済額を10万円以下にしたかった(34歳・会社員・男性)
  • 頭金は1000万円。物件価格は5680万円。ローンで借り入れる金額を少しでも少なくしたかった(42歳・専業主婦・女性)

出典:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/money

  • 家を買う時、頭金を多く貯めてから買うのがいい?

昔は頭金をしっかり貯金してから家を買うのが当然とされてきましたが、これほどまでに金利が下がっている中では頭金を貯めてからよりも、先にローンを組んだ方がお得になる場合があります。たとえば賃貸住宅に住んでいるのなら、今、支払っている家賃がもったいないことになるのです。

  • 家を買う時の頭金の平均

頭金の貯金額はやはり若い世帯よりも年をとった世帯の方が大きくなっています。20代では平均840万円、30代では1060万円、40代では1600万円、60代では2200万円です。(リクルート住まいカンパニー調べ)

頭金ゼロで家を購入した人は全体の「2.6%」、200万円で購入した人は「7.4%」。このまま低金利が続くようなら貯金より購入を先にする人の割合が増えてくるかもしれませんね。一般的な頭金の考え方では物件価格の2割程度を予定しておくのだそうです。3000万円の家なら600万円ということになります。

注意しなくてはならないのは諸費用です。手数料や登記費用、保険料などほかにもお金のかかることはたくさんありますが、家の価格の10%がその諸費用と見ておくといいでしょう。

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家を買う時の注意点!【タイミングはいつ?厄年はダメ?】

家を買うタイミングというのはあるのでしょうか。人生には結婚、出産、転勤、進学と様々なタイミングがありますが、家を買うタイミングがそれらとちぐはぐになってしまわないようにする必要がありますね。

  • 結婚と同時に家を購入

結婚と同時に家を購入することは、経済的に負担も大きいですが夫が定年するまでに住宅ローン支払い終えることができるという大きなメリットがあります。(~35才までの場合)そして賃貸で支払うべき家賃をすべてローン返済に回せるのですからとても堅実だといえるでしょう。

ただし、子供が生まれて共働きできなくなることも想定しておかなくてはなりません。マイホームを建てた人のすべてが満足しているわけではないのです。中には生活が苦しくて後悔しているという人も少なくありません。ゆとりを持ってローンの支払いができるかどうかのシミュレーションをしっかりした上で計画しましょう。

  • 出産と同時に家を購入

出産も家を買うタイミングとしては大きいです。それまで住んでいたアパートだと赤ちゃんの泣き声が聞こえてしまうなどといった理由での購入はよく聞く話です。新しい命を迎えて家族そろって新しい家でスタートを切るのは素晴らしい門出となるでしょう。

問題は共働きできるまでに時間がかかることです。また家族が一人増えたことで光熱費や食費、衣服代などの出費は思っている以上にかさんでしまいます。収入と支出のバランスをイメージできることが大切です。「新築貧乏」ということばもあるくらいですから、無理をしない購入を心がけてください。

  • 小学校に上がるタイミングで家を購入

子供が就学するタイミングで家を購入する人も多いですね。勉強部屋の確保が必要になるケースでの引っ越しです。小学校に上がるタイミングではその土地に子供が根差すことになるので利便性や、環境にこだわりたいというご家庭が多いです。

  • 厄年で家を購入

厄年で家を購入するのは地方によっても違いますが、とてもいいことだと言われています。厄年では静かに過ごさなくてはならないと一般的に思われていますが、逆に大きなことをしでかすといいとする厄除け的な考え方もあるのです。

「女なら出産、男なら家を建てる」など人生の大きなイベントを厄にぶつけるといいといいます。他にも厄年に新築した家に住むと運が開けるといった言い伝えまであるのです。家を買うタイミングは自分が買える状態になったことが一番のタイミングであり、もっともお得に買える時が最良の買い時ですね。

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家を買う時の注意点!【いくら必要?年収は?】

いくらの年収を得られるようになったら家を買うことができるのでしょうか。購入したい家によって物件価格も違うのでしょうが、多くの場合毎月の給料からローンの返済をしていくことになります。そのためどれくらいのお金が住宅にかかるのかを知っておく必要があります。

  • 家の購入価格の基準

いくらの家だったら購入できるのかといったアプローチで購入する家を探すことにした場合、一般的には年収の6倍だと言われています。3000万円の家を買うには年収500万円が必要になる計算です。

またいくら頭金を用意できるかで住宅ローンの借入額を少しでも低くおさえることが可能になります。とはいえ貯金をすべて頭金に使ってしまうのも、何かあった時のためによくありませんね。

  • 家を買う時の注意点 住宅ローンを組む時期

20代や30代で家を購入する場合は定年まで時間があるため長期ローンが組みやすいです。そのため月々の返済もずいぶんと楽になります。しかし40代以降は頭金をじゅうぶんに準備できていないと住宅ローンの負担が大きくなってしまいます。住宅ローン組むには年齢に気をつけておく必要があります。

  • 家を買う時の注意点 住宅ローンの限度額

住宅ローンの目安としてよくもちいられるのが次の式です。

「就労可能年数×年収×居住費の割合」

年収500万円であと30年働けるとしましょう。家賃は10万円で計算します。

30年×500万円×30%=4500万円

このようになります。そのため同じように今後30年間働けるとしても年収が300万円だと2700万円しか借りられないことになるのです。

  • 年収を増やしていく

家の購入を考えたなら収入を増やしていくことも検討した方がいいでしょう。子供の教育資金、親の介護とお金はかかっていく一方です。また住宅の修繕費なども積み立てておく必要があります。

まだ若く働けるうちに収入をさらに確保することが人生の安心材料となります。あと数年後にはほとんどの会社員が副業をするようになるでしょう。これからはひとつの仕事にしがみついてやっていけるのは、ほんの一握りの人になっていくのです。

勝ち組、負け組を分けるような嫌な時代になりましたが、生き残りをかけるしかありません。また副業をやり始めたことがきっかけで、本業より収入がよくなるケースだってあるのですから、まだまだ「負け組宣言」するのは早すぎます。

ブログアフィリエイトやYoutube など新しい副業の形で大きな収入をねらうのも面白そうではないでしょうか。買える家の予算が上がるかも知れません。会社や世間に負けずに努力したことはきっと報われるのです。がんばりましょう。

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