こんにちは。バナナデスクです。
「LINEで500円引きのクーポンを出したい」。画像を作る前に、ひとつ決めておきたいことがあります。それは、予約時に使う券なのか、来店して支払うときに使う券なのかです。
同じ500円引きでも、「今月中に予約すれば来月も使える」と読める案内と、「今月の来店分だけ」が混在すると、受付で説明し直すことになります。クーポンは、割引の画像と受付の約束を一緒に作ると運用しやすくなります。
LINEクーポンは、条件を決めてから下書きする
LINE公式アカウントでは、管理画面の「クーポン」から作成できます。配布先が獲得できる「条件なし」、抽選、友だち紹介などがあります。ここでは、抽選をしない小さな予約制サービスを例にします。
下書きと保存は区別してください。公式マニュアルでは、下書きは編集・削除できますが、保存済みのクーポンは編集・削除できません。まず有効期間、使用回数、利用方法を下書きで照合してから確定します。期間のタイムゾーンはPC設定も確認します。LINE公式のクーポン作成マニュアルで、2026年10月1日に確認した仕様です。
予約制サービスの利用条件を一枚にする
以下は、架空の「商品写真の撮影準備相談」を想定した運用例です。60分5,500円(税込)の相談を、期間中の実施分に限り500円引きにします。実際に配布した券ではありません。
| 決めること | 今回の記入例 |
|---|---|
| 券名と特典 | 撮影準備相談500円引き。対象料金5,500円から5,000円へ |
| 対象 | 当サービスの60分相談。撮影代行や物販には使用不可 |
| 利用期間 | 2026年11月1日10時〜11月30日18時(日本時間)。期間内に実施・支払いする相談が対象 |
| 予約と使用 | 予約時に利用希望を連絡。来店後、支払い前に担当者と画面を確認 |
| 回数と併用 | 一人一回。他の割引との併用なし。換金・差額の返金なし |
| 日程変更 | 期間外への変更は割引対象外。変更を確定する前に料金を再案内 |
| 予約枠 | 予約確定が必要。券の獲得だけでは日時を確保しない |
「11月限定」だけでは、予約日と実施日のどちらが基準か分かりません。上の例なら、10月に予約し、11月の指定期間内に実施・支払いをする相談は対象です。11月に予約して12月に実施する相談や、11月30日18時を過ぎて実施・支払いをする相談は対象外です。受付担当者が同じ答えを返せる状態にします。

利用方法欄には、たとえばこう書けます。「対象は撮影準備相談60分です。2026年11月1日10時〜11月30日18時(日本時間)の間に実施・支払いする相談に、一人一回、500円引きで利用できます。予約時に利用希望をお知らせください。当日は支払い前にこの画面を担当者へお見せください。使用済みの操作は担当者の確認後にお願いします。予約枠の確保は別途必要です。」
入力・配信・受付をつなぐ作成手順
- 条件なしのクーポンを下書きする。券名、画像、期間、利用方法、使用回数、種類と金額を入力します。一人一回の企画なら、それと一致する回数設定を選びます。上限なしを選ぶと、使用済みの操作後も繰り返し利用できるため、文面だけで一回に制限したつもりにならないことです。
- 公開先を確認する。LINEヤフーの関連サービスへ掲載するかを選びます。今回のように既存の案内先へ届ける企画では、広く掲載する必要があるかを先に決めます。掲載しない設定も、転送や画面共有を防ぐ本人認証の仕組みとしては扱いません。
- 下書きを二つの視点で読む。お客様として利用条件を読み、受付担当者として対象外の例を判定します。料金、期間、画像の文字が食い違っていないことを確認して保存します。
- 配信文へ必要条件を添える。「11月実施の撮影準備相談が500円引きです。予約時に利用希望をお知らせください。日時の確保は予約確定後となります。正確な有効期間と利用条件は、添付のクーポン画面でご確認ください」と案内し、保存したクーポンを添えます。配信先と送信日時は別途確認します。
- 受付の記録を残す。予約番号、対象サービス、実施日、券の確認、適用額、担当者を記録します。取得数と実際の利用件数を混同しません。
古い説明にLINE VOOMへの投稿が残っていても、その手順は使いません。LINE公式アカウントでのLINE VOOMは2026年9月30日に終了しています。公式の終了案内を確認し、この記事ではメッセージで届ける流れにしています。
最大の値引き額を、獲得人数と分けて考える
仮に対象期間の相談を20件まで受け付け、全件が500円引きを利用した場合、値引き総額は20件×500円=10,000円です。これは予約管理で対象件数を20件に抑えた場合の試算であり、クーポン設定だけで全体を20件に制限できたという意味ではありません。
| 予約管理で設ける対象枠 | 全件利用時の計算 | 値引き総額 |
|---|---|---|
| 10件 | 10件×500円 | 5,000円 |
| 20件 | 20件×500円 | 10,000円 |
| 30件 | 30件×500円 | 15,000円 |
30件まで受け付けるなら最大15,000円です。紹介やシェアで券を知る人が増えても対応できるよう、対象期間の提供枠と費用を組み合わせて決めます。「何人が獲得したか」だけでは、必要な相談時間も値引き総額も確定しません。
また、自分が提供する商品・サービスの値引きと、抽選景品や物品のプレゼントは同じ扱いとは限りません。消費者庁は、通常の商慣習上の値引きに当たるかを条件や方法などから判断すると説明しています。消費者庁の景品に関するQ&Aを確認し、抽選や他店の券を組み合わせる企画へ、そのまま当てはめないでください。
誤り・期限切れ・中止は、配布先まで直す
保存後に金額の間違いに気づいたら、誤った券を配り続けず、正しい券を作り直して配布先を置き換えます。公式の「利用終了」は取り消せず、期間内でも券を利用できなくします。すでに配布した相手への説明と、予約済みの条件確認を先に整理してください。
さらに、クーポンの利用を終了しても、あいさつメッセージやリッチメニューに入れた券が自動的に全部取り除かれるわけではありません。予約配信、メニュー、応答文をそれぞれ確認します。終了した券が入口に残ると、利用できない案内を新しいお客様へ渡してしまいます。
記録は「2026年11月30日18時(日本時間)に利用期間終了、予約配信なし、メニューの掲載を外す、期間内の利用12件、値引き6,000円」のように残せます。この数字は仮例です。券を作れたかに加え、最後のお客様まで同じ条件で案内できたかを振り返ると、次回の企画を判断しやすくなります。