HTMLメールとテキストメールはどちらを使う?読者・内容・運用で選ぶ

三つの異なる体裁のメッセージカードと封筒を組み合わせた紙模型のイメージ

こんにちは。バナナデスクです。

メルマガを始めるとき、「HTMLの方が見栄えがよいのか、それとも普通の文章の方が読まれるのか」と迷うことがあります。先に一通分を書いてみると、判断しやすくなります。

日程変更を知らせるメールなら、変更日と新しい日時をすぐ見つけられることが先です。商品の使い方を写真で比べるメールなら、画像を扱える形式が候補になります。同じメルマガでも、届ける用事によって必要な表現は違います。

ここでは同じ説明会の案内を、テキスト、装飾のあるHTML、簡素なHTMLへ展開します。どちらが必ず売れるかではなく、読者に必要な情報と、自分が続けられる制作で選びましょう。

簡素なHTMLも、形式としてはHTMLメール

テキストメールは文字を中心に伝え、HTMLメールは見出し、色、リンク、画像などを使って構成できます。本文が普通の手紙のように見えるHTMLもあります。見た目が簡素だから、テキスト形式とは限りません。

MailchimpのHTMLメール案内では、HTMLとテキスト代替版を一緒に送る方式と、受信ソフトによる表示の違いを説明しています。HTMLだけを作ったつもりでも、配信サービスがテキスト版を作る場合があるため、両方の内容を確認します(2026年10月1日確認)。

テキスト、装飾HTML、簡素なHTMLの三形式でも日時・条件・案内先を揃える比較図
簡素なHTMLは第三の通信形式ではなく、HTMLメールの見せ方です。重要な事実は、どの形式でも同じにします。

三形式で、伝える事実を揃える

比較の題材は、架空の「初めてのオンライン講座・準備説明会」です。日時、参加条件、内容を同じにし、見せ方だけを変えます。実際のイベント募集や配信結果ではありません。

共通条件は、11月20日20時〜20時30分、オンライン、参加費無料、教材と時間割の準備を説明、当日の個別添削なし、申込期限11月18日、録画配布なし、とします。

1.テキストメール:順番と改行で伝える

件名:11月20日、初めてのオンライン講座の準備を30分で確認

初めて講座を開く方向けに、教材と時間割を準備する説明会を開きます。

日時:11月20日 20:00〜20:30
開催:オンライン
参加費:無料

当日は、90分講座の時間割を例に、説明・実習・質問へ時間を分ける考え方と、先に作る教材を紹介します。個別の教材添削は行いません。

申込期限は11月18日です。録画配布はありませんので、当日の参加が可能かをご確認ください。詳しい参加方法は説明会の案内ページにまとめています。

この形式は、本文へ入れる情報とその順序を決めれば作れます。実際のメールには、案内ページの実URLと、配信サービスに必要な送信者・解除の情報を付けます。長い区切り線や文字の位置揃えを増やすと、小さい画面でかえって読みにくくなることがあります。

2.装飾のあるHTML:情報のまとまりを見せる

初めてのオンライン講座
準備説明会

11月20日 20:00〜20:30/オンライン/参加費無料

教材と時間割の準備を、90分講座の例で確認する30分です。

  • 説明・実習・質問の時間配分
  • 先に作る教材の決め方

申込期限:11月18日
個別添削・録画配布はありません。

説明会の内容と参加方法を見る

上は紙面構成の見本です。最後の黄色い部分はリンクを置く位置を示しており、募集へのリンクではありません。実装するときは、案内先が分かる文言と正しいURLを設定します。大きな画像に全部の文字を焼き込まず、日時や条件を本文として残せば、画像が出なくても用事を伝えられます。

3.簡素なHTML:文章を中心に、見出しとリンクを使う

11月20日、講座の準備を一緒に確認します

初めてオンライン講座を開く方向けの30分説明会です。90分の時間割を例に、説明・実習・質問の分け方と、先に作る教材を紹介します。

20:00〜20:30/オンライン/参加費無料

申込期限は11月18日です。個別添削と録画配布はありませんので、当日の参加が可能かをご確認ください。

説明会の内容と参加方法を見る

こちらも表示構成の見本です。太字と余白、案内先が分かるリンク文言を使い、装飾を抑えています。普通の文章に見えてもHTMLなので、テキスト版と同じ扱いにはしません。

画像・リンク・代替情報・制作工程で比べる

比較すること テキスト 装飾HTML 簡素なHTML
今回の画像 使わない 使わず、色と見出しで整理 使わない
案内先 何のページかとURLを書く ボタン等の文言にURLを設定 文章中の説明的なリンクを使う
重要条件 日時の次に改行して記載 画像の中に閉じず本文へ記載 段落と太字で区別
制作で増える作業 改行、URL、本文順序の確認 配置、色、受信表示、代替版の確認 受信表示、リンク、代替版の確認

HTMLだから画像を入れなければならないわけではありません。この案内では、参加判断に必要な情報は文章で説明できるため、画像なしの構成にしました。写真で教材の実物を見せたいなら、その目的がある一枚を足す判断ができます。

計測の違いを、読まれ方の優劣にしない

Mailchimpではテキストのみのメールに画像を含められないため、HTMLの画像読み込みに基づく開封計測と同じ方法では追跡できません。一方、テキストメールのクリック計測は、URLを計測用へ置き換える方式が案内されています。テキストなら何も測れない、とも言い切れません。

また、HTMLの「開封」が人の閲覧と一対一とは限りません。Appleのメールプライバシー保護のような事前読み込みや、自動アクセスの影響があります。形式を変えたあとで開封率だけを比べ、読者の関心が上がったと結論づけないでください。

到達についても、形式だけで迷惑メール判定を避けられるとは考えません。送信認証、宛先の管理、読者の同意、本文とリンクなどの確認が必要です。

次の一通で、必要な表現を選ぶ

連絡事項を短く届けるだけならテキストや簡素なHTMLが候補です。複数の写真・商品・日程を視覚的に比べる必要があるなら、整理したHTMLを検討します。毎号の装飾に時間がかかり、内容の更新が遅れるなら、まず一段の簡素な構成へ戻してもよいでしょう。

決めた形式は、使う配信ツールのプレビューと、実際の受信環境で確認します。今回のブログ上の見本は、メール受信ソフトでの動作試験ではありません。全クライアントで同じ表示になるとせず、確認した環境を記録します。

形式を選ぶ基準は、見栄えの順位ではありません。伝える事実を欠かさず、読者が必要な情報を見つけられ、自分が継続して直せるか。その三つを一通の具体的な原稿で確かめてください。