メルマガ読者へのアンケートの作り方|質問例・依頼文・回答後の活用まで

封筒の質問票と、色の違う回答カードを整理する紙模型

こんにちは。バナナデスクです。

メルマガ読者に「どんな記事を読みたいですか」と聞いても、返事が集まらないことがあります。読む側からすると、自由に答えられる反面、何をどこまで書けばよいかが分かりません。

もし知りたいことが次の四回の配信テーマなら、「今、講座を準備するうえで止まっている作業はどれですか」と絞れます。質問を作る前に、回答を受けて自分が何を決めるのかを一つにするのが出発点です。

この記事では、講座を開く人向けのメルマガを仮の題材に、質問三問、依頼メール、20件の回答を使った集計、次の配信への反映までを作ります。実際の読者アンケートの結果ではありません。

知りたいことを増やす前に、決めることを一つにする

今回の目的は「次の四回で、どの作業をどんな見本で説明するか」です。この目的なら、年収や家族構成など、配信内容を決めるために必要のない項目を聞かなくても設計できます。

サービスの購入意向を調べたい調査とは分けてください。「役に立ちそう」と答えたことを、購入予約に読み替えることもできません。目的を一つにすると、使い道が説明できない質問を減らしやすくなります。

仮のアンケートで全回答者20人と複数回答の選択32件を分ける図
二問目に回答したのは18人、未回答は2人という仮例です。選択の合計32件を人数と扱わず、表の割合には全回答者20人という分母を明示しています。

答え方が分かる三問の完成例

以下の設問は、講座準備についてのメールを受け取っている人へ送る仮例です。選択肢の順序や言葉が答えに影響する可能性もあるので、配信前に知人などに読んでもらい、意味が通じるかを確かめます。

  1. いま、講座準備で一番進めにくい作業はどれですか。ひとつ選んでください。
    教材・実習の準備/案内文を書くこと/開催日程を決めること/その他/いまは困っていない
  2. 説明を読むとき、あると使いやすいものはどれですか。複数選べます。回答は任意です。
    記入済みの作例/確認用チェックリスト/選択肢の比較表/短い実演動画
  3. 説明してほしい具体的な場面があれば教えてください。任意です。
    例:90分の講座に、説明と実習をどう配分すればよいか迷っている。個人名やお客様の情報は書かないでください。

一問目を「一番」としたのは、優先順位を決めたいからです。二問目は同じ人が複数の資料を求めることがあるため、複数選択にしています。回答方式が違う二問の集計を、同じ足し算で扱わないようにします。

依頼文では、使い道と任意回答を伝える

件名:次のメルマガで扱う講座準備のテーマを教えてください

次の四回では、講座を開くときの準備を具体的な見本で説明する予定です。教材づくり、案内文、日程決めのうち、いま進めにくい作業を教えていただけますか。

質問は三問で、自由記述は任意です。回答は今後の配信テーマを決めるために使います。個別の回答を、許可なく名前付きで公開することはありません。回答しなくても、メルマガの受信はこれまでどおり続けられます。

ご協力いただける方は、案内する回答フォームから10月8日までにお知らせください。個人名や、お客様の実際の相談内容は入力しないでください。集計後は、採用したテーマをメルマガでご報告します。

締切はこの例の仮設定です。実際の依頼では、動作を確かめた回答フォームへのリンクと、問い合わせ先を添えます。所要時間を示すなら、作成者だけの感覚で「30秒」と書かず、試しに答えた時間を基にしてください。

フォーム回答と、メール内のクリックを分ける

選択肢ごとにメールへリンクを置き、クリックを集計する方法もあります。ただし、セキュリティ機能による自動アクセスが混ざる場合があるため、一クリックをその人の確定した回答として扱う前に、配信サービスの仕様を確認します。Mailchimpの公式説明も、自動処理が開封・クリックの指標へ影響するとしています。

複数の質問を対応させたい場合は、フォームで回答単位を揃える方が整理しやすくなります。Googleフォームなら、回答の個別表示や、スプレッドシートへの出力を公式に案内しています。共同編集者の権限はフォームと回答シートの両方で確認します。回答の表示・管理に関するGoogle公式ヘルプを2026年10月1日に確認しました。

フォームを作ったら、回答者として開く、選択肢を選ぶ、送信する、集計側へ記録される、という一周をテストします。返信用メールアドレスを集めない調査なら、本当に自動収集していないかも確認してください。

仮の20回答を集計する

以下は計算練習用の仮データです。読者の回答を取得した実績ではありません。回答した人を20人とし、一問目は全員が一つずつ回答した設定です。

一番進めにくい作業 人数 20人に対する割合
教材・実習の準備 8人 40%
案内文 6人 30%
日程 4人 20%
その他 2人 10%
いまは困っていない 0人 0%

二問目は18人が回答し、2人が未回答だった設定です。選択件数は合計32件ですが、回答者が32人いたわけではありません。

使いやすい資料 選んだ人数 全回答者20人に対する割合
記入済みの作例 12人 60%
チェックリスト 10人 50%
比較表 6人 30%
短い動画 4人 20%

この表は全20人を分母としたため、12÷20×100で60%です。二問目へ答えた18人を分母とするなら約66.7%になり、別の割合です。どちらを採る場合も分母を書き、複数回答なので割合の合計が100%を超えることを示します。

また、回答した20人の傾向を、読者全員の希望とは呼びません。何人へ依頼し、何件が届き、どのような人が回答したかが分からないまま、全体の需要へ広げないようにします。

数字を次の四回へ落とし込む

回 扱う問い 用意する具体物
1 90分の講座に何を入れるか 説明・実習・質問を配分した時間割
2 実習が終わらない人をどう支えるか 途中までの完成見本と進行判断表
3 案内文で対象と持ち物をどう伝えるか 修正前後の案内文
4 講師と参加者の候補日をどう揃えるか 日程の比較表と決定の確認文

多かったテーマへ二回を使いながら、案内文と日程も扱う例です。少数意見を無視するのではなく、具体的な質問があれば今後の補足候補へ残します。

アンケートにご協力いただきありがとうございました。今回は20件の回答があり、教材・実習の準備に関する回答が8件でした。次回から、90分講座の時間割、実習中の進行、案内文、日程比較の四テーマを扱います。皆さまの回答を、具体的な見本づくりに生かしていきます。

これは仮データに対応したお礼文例です。実際の報告では、実数へ置き換えます。アンケートは集めた時点では終わりません。聞いた目的に沿って何を変えたかまで返すことで、次の配信の内容も明確になります。