FX初心者が失敗せずに成功者となるために

FXは儲けている人もいる一方で大きな損失を出しているという人も後を絶ちません。また儲けている人でも最初はうまくいかなかったという経験を持っている場合がほとんどです。そんなFXですがやり方と負けないコツを身につければ、お金を運用して増やしていくことができるのでしょうか。

記事の目次

FX初心者の危険回避と勉強法

FXは少ない資金でも取引を始めることができるということで、サラリーマンのお小遣い稼ぎとしている人も多いのではないでしょうか。わたしのまわりではFXで儲けているという人を聞いたことがありませんが、きっと儲かっても儲かっていなくても人にぺらぺらとしゃべったりするものではないのでしょうね。

  • FX初心者の危険回避

◆デモトレードをはじめよう

FXの始め方としてはまず利用するFX会社を選び、口座を開設、そこに入金すればOKです。FXの会社は80社ほどありますので悩んでしまうかも知れませんね。そのような時は信用度の高い世界最大規模の「GMOクリック証券」、口座数日本一の「DMM FX」、最少額で取引できる「SBI FXトレード」などを選ぶといいでしょう。

口座を開設したらデモトレードで練習を始めましょう。デモトレードでは実際のお金を使わず、リアルタイムのレートで注文の仕方や決済の方法を体験します。FXの勉強はデモトレードから始まるといっても過言ではありません。デモトレードを通じて自分に向いている取引方法や通貨を見つけることができるでしょう。

◆FXの危険回避 お金を追加しない

FXを始める前に堅く決めておかないといけないのが、口座に予定以上のお金を追加しないということです。FX初心者によくみられるのが、ついついもっと儲けたくなったり、負けを取り戻そうと思ったりして冷静さを失うことです。FXはとにもかくにも冷静に取り組むことが大事になります。冷静さを失うとただの「ばくち」にもなりかねません。口座にお金を追加してしまうのは冷静さを失った証拠なのです。

◆FXの危険回避 レバレッジをかけすぎない

レバレッジがかけられるのはFXの魅力でもありますが、初心者のうちはレバレッジをかけることで儲けようとするのは危険です。危険というのはお金を失うという意味とFXのコツをつかむ前に辞めざるをえなくなるという意味になります。

FXで大事なのは「継続した勝ちパターン」を自分のものにすることです。そのコツがつかめるまではレバレッジをかけた勝負はするべきではないでしょう。ある程度、経験を積んでFXというものがわかってきた時に初めてレバレッジをきかせてください。

FXの勉強は自分が体で覚えるのが一番です。トレードスタイルは人それぞれですのでFXに関してはハウツー的な書籍も参考程度にしかなりません。まずは予算内で「継続した勝ちパターン」ができるまで地道に練習をしてください。

引用:http://fx-skater.com/wp/winning-the-way-of-fx/

FX初心者のレバレッジの賭け方

初心者ではレバレッジをかけすぎない方が無難だと申しましたがここでは具体的にどれくらいならかけても大丈夫なレベルなのかを見ていきたいと思います。

  • 実効レバレッジを知っておく

実効レバレッジとは実際にかかっているレバレッジであって、最大レバレッジではありません。そして実効レバレッジは取引額と口座に入っている証拠金によって自動で決まるようになっています。

10万円の証拠金で100万円の取引をすれば実効レバレッジが10倍ということになります。証拠金にくらべて取引が大きいと実効レバレッジが大きくなるということです。実効レバレッジは証拠金の残高と取引によって、取引の度に決められることになります。

「日本円換算の取引高」÷「証拠金残高」=レバレッジ

  • レバレッジの変更方法

レバレッジを変更するには上の式でもおわかりの通り「日本円換算の取引高」と「証拠金残高」のどちらかを変更すればいいわけです。

「日本円換算の取引高100万円」÷「証拠金残高10万円」=レバレッジ10倍

日本円換算の取引高を減らして50万円にすればレバレッジは5倍になり、逆に口座の残高を50万円にすればレバレッジは2倍となります。

「日本円換算の取引高50万円」÷「証拠金残高10万円」=レバレッジ5倍

「日本円換算の取引高100万円」÷「証拠金残高50万円」=レバレッジ2倍

初心者ではレバレッジを3倍までにしておくのがいいでしょう。儲けも薄いですがマージンコールによる損失も少なくて済みます。また上級者になってきた人は国内のレバレッジ制限が物足りず、海外のFX会社に口座を作ることも多いようです。

※マージンコール=追加保証金の請求(保証金に対して損失が50%を超えた場合)

  • レバレッジなしでもいい

FXは外貨預金にくらべて金利が高く為替手数料が安いというメリットをもっています。そのためレバレッジをかけずに1倍で保有することも悪くはありません。実際にそのような形で資産運用をしている人もいますので、焦ってレバレッジをかけて覚えなくても、自然とかけどころがわかってくるようになるでしょう。

引用:https://pixabay.com/ja/photos/?cat=business

FXで失敗しないためには?

FXでは元手の何倍ものお金を稼ぐことができることも、また見込み違いで損失を出してしまうこともあります。そのため失敗しないためには「リスク管理」が重要となってくるのです。そして冷静な分析と判断によって勝ちパターンを作っていかなくてはなりません。

  • FXは必ず余裕のあるお金で

余裕のあるお金でしなくてはFXでは稼げないといわれています。現在FXで生計を立てられるようになった人でも、資金が潤っていない頃には負け続けていたという人が多いそうです。それには理由があってFXではお金を追いかけると逃げていくという現象が起こります。

例えば余裕のあるお金ならば損失に動いた時でも冷静に損切りができますが、どうしても失うわけにいかないお金であれば損切りできないこともあるのです。そして結果的に損失が大きくなってしまうといったことになります。

  • FXは小額で始める

FXで最初から大きな儲けを狙うのは失敗のもとです。まずは小額から始めるようにしてください。小額でトレードを始めることでたくさんの「相場勘」を養うことが大事です。「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」ではありませんが慣れることが大事です。

たとえば1万円のところを100万円に想定してトレードしてみてください。勝っているうちはいいですが、損があった時のことを想像するとぞっとするはずです。小額のうちに様々な体験を積んでおくことで、将来の大きな取引が成功するようになるのです。

  • FXはルールがすべて

FXを始めたらまず意識するのがルール作りです。ルールなしに取引を成功させているトレーダーはいないといってもいいでしょう。いくらになったら損切りをする、負けた日はトレードしないなどといった決まりを決めて、その決まり通りに動くのです。

FXはギャンブルではないので気分や感情に支配されると必ず損をすることになります。自分が気分や感情でトレードしがちだという人はコンピューターが判断してくれる「システムトレード」を取り入れるといいでしょう。

  • FXでは欲は禁物

FXについて大きくお金を稼げる手段だと考えている人は失敗しやすいといえるでしょう。年間を通じて稼いでいる人ほど、小さなお金をコツコツと増やしていっているのです。初心者が慣れてくるとレバレッジを大きくかけたいという衝動にかられます。

しかしそれはとても危険なことです。もしかけるとしても3倍までと決めておくようにしましょう。大きく稼ぐのではなく安定して稼いでいくことが失敗しない上でもっとも大事です。

引用:http://fx-koryaku.com/fxcolumn/amaya-20180115

FXの失敗例

FXは7割の人が失敗するといわれていますが、どのような例があるのでしょうか。これからFXを始める人にとってはとても気になるその失敗例を見ていきましょう。

  • リーマンショックで大打撃

私が、この大損をしたのは、FXを始めて数年が経った時のことでした。当時は、勝ちと負けを繰り返し、大きく勝つこともなく、大きく負けることもなく、損益はトントンといった程度でした。

その程度のレベルでしかないのも関わらず、「もう自分は稼げる!」と過信してしまい、一回のトレードのレバレッジを大きくしていました。1000万円の大損をしたのは、そんな時期でした。リーマンショックが起きたのです。下図をご覧ください。

出典:http://toushi-kyokasho.com/why-fale-fx/

 

  • FXは勉強なしでは失敗する

始めた当初の元金は30万だったが、友人の言うとおり、簡単に勝てたためすぐに追加入金して自分の財産の大半である300万をつぎ込んだ。その後も円安がどんどん進みわずか1ヶ月で元金の300万が400万に。

調子に乗ったKさんは、特に勉強もせず、たとえ含み損を抱えたとしても“待っていれば結局は上がって利益になるから大丈夫”という甘い考えで損切りや資金管理等のリスク管理をすることなく高レバレッジでトレードを続けた。

そんなある日、突然ドル円が暴落。。。原因は中国で発表された経済指標の結果が悪く、もともと懸念されていた中国経済への不安が一気に表出したためだった。Kさんは高レバレッジでトレードしていたため、わずか数時間で強制ロスカットが作動し、これまで稼いだ利益をすべて飛ばしてしまう。

出典:http://okane-hosoku.com/foreign-exchange-heavy-loss/

 

  • 資産も仕事もを全部失ってしまう

Aは会社を辞めてしまいます。実際に株や先物で得られる利益が圧倒的にサラリーマンとしての給料を超えたからでした。Aは専業トレーダーへの道を選んだのです。

専業のトレーダーとなったAは、サラリーマン時代と比べて余りある時間も資産運用に使おうと考え、ここでFX投資にも手を出すようになります。株式投資で磨いた自分のやり方なら為替の世界でも通用すると言う確固たる自信があったからだそうです。

そんなある日、Aの口座を崩壊させる事件がおきます。Aは、さすがに止まらない下げに耐えかねて損失が3000万円を超えたときに震える手を抑えながら一気に全部損切りをしたそうです。それが、後で名前が付いたギリシャショックと呼ばれる大相場です。

出典:http://mituwasou.com/failure-story/three-thousand-story.html

 

いかがでしたでしょうか。FXの失敗例のキーワードはひとえに「自信過剰」が原因だといえるでしょう。これからFXを始められる方は、負けている時だけでなく勝っている時も謙虚に分析をしなくてはなりません。レバレッジの使い方を間違えると大損失を生んでしまうのがFXです。

引用:https://pixabay.com/

FXの成功者と成功例

FXでは3割の人が成功しているといいますが、じつはこれは1年収支でのことです。5年ではどうなるかというと、たった1%のしか勝ち続けていないといいます。驚きの確率だと思いませんか。そんなFX成功者と成功例を見てみたいと思います。

  • 3億円稼いだ若手トレーダー

値動きの癖が見えるようになるまで、「一日16時間くらいチャートを見続けていた。大げさではなく、アルバイトをしているか、チャートを見ているかの日々だった。瞬きもせずにチャートを見続けていたので、血管が切れて、目が真っ赤に充血したことも一度だけではない」と、当時を振り返る。

イケポンさんのFX中心の毎日は、10年たった今もまったく変わらない。

彼は、大学を卒業するくらいの頃から少しずつ利益が出始めたため、就職はまったく考えず、専業トレーダーの道を選んだ。そして、今でも変わらず根底にあるのは、「どうしても勝ちたいという気持ちと、FXが楽しいという気持ち」だ。

「10億円貯めたい」というぼんやりした目標はあるというが、たとえゴールに到達したとしてもやめることはないだろう。彼にとってFX取引が日常であり、仕事よりも身近な存在になっているのだから。

出典:https://toyokeizai.net/articles/-/131969?page=2

 

  • リーマンショックを乗り越えて資産1億5千万を築く

無謀にもリスクをあげたトレードを行うようになっていました。そこにリーマンショックが重なり、いきなり1000万円以上の損失を出しています。このときは、「この世の終わりだ」というぐらい落ち込みました。今でも、「よく立ち直れたな」と思うぐらいです。

(中略)

成功した姿をイメージしてください。もし、本当にその姿になれたら、考えるだけでもワクワクしませんか?そうなりたいなら、やるべきです。

「あの時、もっとやっておけばよかった」と人生を後悔するのか、「あのとき本気でやって良かった」と人生に感謝するのか、この差は、とてつもなく大きいです。今この時も、「どちらの人生になるのか」という”差”は開いていきます。FXは、スポーツやビジネスの世界よりはるかに容易だし確実です。まずは、一歩を踏み出すことからスタートしてみてください。

出典:http://toushi-kyokasho.com/how-i-succeed-in-fxs/

FXで成功している人は正しい知識をつけ、まじめに取り組んでいるという特徴があります。勉強量も相当なものでしょうし、常に努力を怠らない姿勢が感じられました。FXは容易で確実だとありましたが、けっして簡単に儲かるということではないということもわかります。

これはブログアフィリエイトやYoutubeにとても似ているとは思いませんか。「正しい知識をつけ、まじめに取り組む」ことは共通点だといえるでしょう。FXやブログやYoutubeは仕事として取り組むことがポイントになります。最初は失敗したFXトレーダーも皆、仕事意識が薄かったことを反省点として再チャレンジしたのです。

引用:https://pixabay.com