貯金1000万円の貯め方

貯金1000万円は日本人の平均的な貯金額だといわれていますが、今の時代ではかなりいい給料を得ているか、よほどの切り詰めた生活をしないと、なかなか難しいのではないでしょうか。

記事の目次

貯金1000万あれば何ができる?

貯金1000万円があればできることがたくさんありますよね。ブランド物を購入したり、海外旅行に出かけたり、車にしても高級車を買うことができるでしょう。でもその1000万円がどういった種類のお金なのかで使い道はまったく違ってきます。

  • 長年、貯金して貯めた1000万円でマイホーム

貯金で1000万円、生活を切り詰めて蓄えたというなら、中々、簡単には浪費できません。しかし持ち家を購入する頭金としてはちょうどいい頃合です。マイホームを購入しローンを組んだ場合には、賃貸マンションの家賃よりも安くなる場合が多いので、さらに貯金額を増やすことができます。

  • 親からの遺産で手に入った1000万円で自己投資

1000万円あれば脱サラして資格を取ることができます。ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、宅地建物取引士、行政書士、中小企業診断士など人生のスキルアップをするにはじゅうぶんなお金です。ただし、年間生活費、250万円をみておかなくてはなりませんので、3年で資格を取得し、のこりの250万円で開業といったプランを立てておくことが必要になりますね。

  • ロト6で当たった1000万円で開業

1000万円あれば飲食店など始めることができます。ラーメン店やお好み焼き屋など小規模でも利益率が高い業種を選べば、さらに元手を増やしていけるかも知れません。飲食店経営は簡単ではないといいますが、しっかりとしたコンセプトとマーケティングに基づいて開業すれば、サラリーマン以上の収入を稼ぐことは比較的容易です。

  • 退職金1000万円で投資

まずは300万円ほどで株式投資の勉強を始めるのがいいでしょう。投資信託に任せてしまわず自分で経験値や相場感覚を身につけ、また分散などのリスクヘッジをうまく利用して元手の1000万円を2000万円にも3000万円にもふやしていきましょう。退職後なので時間はたっぷりあります。

  • 貯金1000万円があれば何ができるか

他にも1000万円についてはいろいろな使い道があります。

・全額宝くじにつぎ込む

・歯をすべてインプラントにする

・増毛する

・美容整形

・駐車場経営

・高級料理を食べ歩く

などなど。

わたしの知人の女性で宝くじに当たったOLがいます。彼女は当たったとたんに会社を辞めて世界一周旅行へ出かけてしまいました。突然1000万円が舞い込んできたら、誰だってワクワクしますよね。だけど、仕事を辞めてしまうというのは、結局お金のためだけの仕事だってことですからちょっと寂しい話だと思いました。彼女は1000万円を使い果たして今は派遣をしています。

引用:https://pixabay.com

貯金1000万持つ人の割合は?

貯金1000万円している人というのは、いったいどれくらいいるのでしょうか。上場企業に勤めていて、給料もよく自然に貯金が貯まる人から、貯金など全くないという人までいろんなケースがありますが、数値的な割合は気になるところです。


20代~60代の1000万円以上貯金率


金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」について単身世帯と2人以上の世帯についてのデータをもとに見ていきたいと思います。

単身世帯については貯金1000万円以上という人はあまりいませんが30代では7人に1人、40代、50代では3~4人に1人が1000万円以上を貯蓄しています。

【単身世帯】

●20代……2.3%
●30代……13.4%
●40代……22.0%
●50代……29.1%
●60代……40.4%

【2人以上世帯】

●20代……6.0%
●30代……8.5%
●40代……22.0%
●50代……40.1%
●60代……47.4%

出展:https://allabout.co.jp/gm/gc/463630/

2人以上世帯になると、1000万円以上の貯金をしている割合がぐっと高くなってきます。夫婦ともに収入があったり、子供の教育費がかかったりと事情はさまざまでしょうが、60代になると、およそ2人に1人が1000万円を貯めているということがわかります。


貯金を持たない人が増えている


日本は高度経済成長時代の頃から、暮らしが豊かになってきたこともあり、貯金する人の割合はどんどんと増えてきました。バブル時代に至っては貯金のない世帯は、たったの3%だったといいます。

ところがバブル経済がはじけた1990年頃から貯金を持てない人が急増してきたのです。会社の倒産やリストラなど経済を取り巻く状況に合わせるように貯金率は減ってきました。

2003年頃には貯金のない世帯は20%、2013年には30%と貯金を持たない人が増えているのです。貯金を持たなくても消費者金融からは簡単にキャッシングできるようになったことも貯金率を低下させている原因かもしれません。


収入と生活レベルが伴わない人が増えている


日本では貧富の差が激しくなっていることにお気づきでしょうか。給料の格差があまりにも大きいのです。毎月200万円の公務員などと毎月20万円の中小企業サラリーマン、同じ年でもこれほど差があります。20万円の給料では食べていくだけで精いっぱいだといえるでしょう。

一方、200万円の月収の人も同じく食べていくには20万円でいいのです。ということはぜいたくをしなければ毎月180万円を貯金することができることになります。毎月180万円を貯金すれば半年もたたないうちに1000万円が貯まるのです。

これが貧富の差です。中小のサラリーマンの給料がこれほど安いのは中小企業が潤ってないことになります。それでも平等に文化的な生活を送るには、明らかに収入と生活レベルが合ってないといえるでしょう。

引用:https://pixabay.com

貯金1000万を仮想通貨で達成できるか?

今年は仮想通貨について大きく盛り上がりを見せています。そんな仮想通貨に投資して貯金1000万円を手にいれることはできるのでしょうか。仮想通貨で投資を成功させるにはちょっとした知識とすごい情報があればいいなどと軽く言われていますが、実際に1000万円を作ることに成功した人がいるようです。

仮想通貨で1000万円達成、体験談

11月16日から12月15日の僅か1ヶ月で200万円から700万円に・・・

この辺りが秒速で資産を増やしていった時期ですね。

まぁこの後も暴落時に一気に買い進めるなどして資産を増やし、1,000万円を達成しています。

引用元:https://btcmama.net/qa0000/

 

いつのまにか10万円近くの損失を許容していたり、数分で20万円以上の利益が出たり…。

短期トレードやってからの一番のボラティリティ(価格変動)だったなって印象です

9441458万となったので1日で500万近く増えるという異次元の記録を達成。

元手の15万円だけからここまでになったのには、正直自分でも驚きです…。笑

引用元:https://www.crypto-huuka.com/entry/hort-term-trade-33

これらのコメントはどちらも女性のものです。手元の15万円からはじめて1500万円を達成したのは女子大生だというから、すごいですね。来年には1億円達成が目標だそうです。


仮想通貨はリスクが高いことを知っておく


仮想通貨は変動幅がとても大きく投機性が高い投資です。株どころの値動きではありませんから、1000万円を作れる可能性もあれば、元手を割ってしまうこともめずらしくありません。しかもその変動は社会情勢や売買によるものだけではなく、たった1人のツイートによって暴落することだってあるのです。


どの仮想通貨を買うか


仮想通貨はビットコインだけではありません。これから仮想通貨に投資をするなら、どの仮想通貨を扱うかも大きなテーマとなるでしょう。

  • ビットコインBTC

認知度でも信用度でも比較的安定しているといわれる代表的な仮想通貨です。

  • ライトコインLTC

ビットコインのミニ版ともいわれていて、ビットコインにくらべて取引時の承認時間が早いことで人気を集めています。

  • イーサリアムETH

イーサリアムは開発のためのプラットフォームという特性を持っていて、契約内容を記憶する決済サービスと考えてください。トヨタとマイクロソフトは次世代の決済をイーサリアムとしています。

  • リップルXRP

リップルは2017年に8000%の爆発的な上昇を見せた仮想通貨です。リップルは国際送金でかかる60兆円というコストを削減することを可能とするといわれ、世界中の銀行がリップルと提携を始めています。

仮想通貨は1000種類以上あります。どの仮想通貨に投資するかによっては、10万円が1000万円になることもあるでしょう。

逆に、知識・タイミング・運がなければ、1000万円を10万円に変えてしまう可能性もあることにも注意しておきましょう。

引用:https://pixabay.com

貯金1000万円の貯め方

貯金1000万円を貯めておくというのは、ひとつの安心材料です。住宅購入や教育資金などからすれば1000万円ではじゅうぶんとはいえませんが、貯金としておいてあるだけで気持ちにゆとりが生まれるのではないでしょうか。


10年で1000万円貯める


毎月8万円貯金できたとすれば10年ちょっとで1000万円を貯金することができますね。一般的な家庭が取り組んでいる積み立ての形です。毎月収入から先に8万円を貯金にまわしておいて、残りでやりくりします。

・・・と単純にいえばそういうことですが、実はそんな簡単にはいきません。なぜなら、8万円も貯金できる人がどれくらいいるでしょうか。それも継続的に毎月毎月そして10年間続けなくてはならないのです。


まずは1年間で100万円貯める計画を


いきなり1000万円と聞くととにかくハードルが高くてイメージもわきにくく、結局途中で無理、ということになってしまいます。そこで、目標額を小さく設定することで貯金の習慣をつけて浪費の悪習を排除しましょう。

「当たり前」と知らず知らずに浪費をしていないでしょうか。ついついコンビニに立ち寄って雑誌やお菓子を買ってしまう、そんな習慣からやめていかなくてはなりません。


節約して貯蓄をふやすコツ


  • 貯蓄用と生活費の口座を分けてマメに記帳する

通帳をわけることで貯蓄をしっかりと確認、節約のモチベーションにつなげるようにしましょう。

  • 家計簿をつけ直してムダを徹底的に洗い出す

家計簿はただ、つけているだけでは役に立ちません。大事なことは毎月を比較して分析することで。何にいくらつかっているかを文字で見ることで、必要のないカード会費などを見つけることができます。また光熱費節約の励みにもなります。

  • 外食を控える

外食は貯金の敵といってもいいでしょう。定期的な外食が習慣になっているのなら、思い切って減らすか、この際やめるようにしましょう。外食をやめることで年間30万円~50万円は節約できるのではないでしょうか。

  • 食費を見直す

自炊をしていても出来合いの冷凍食品や惣菜を多用していれば、なかなか食費は減りません。特売をうまく利用しカレーなど大量に作り冷凍するなど、まだまだ節約の余地があるはずです。

  • 車のランクを落とす

車の維持費に年間いくらかけていますか。けっこう大きな金額になるのではないでしょうか。駐車場代、保険代、車検代、ガソリン代とどれも、削ることが難しいですね。

そこで車のランクを落とすことをおすすめします。長く乗っている車であれば修理代や車検代が高くなる前に手放して、残価設定クレジットなどを利用し月々2万円少しで買える車に乗り替えましょう。3年ごとの乗り替えでしたらタイヤ代も車検代も必要となりません。

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/lapin/styling/

貯金1000万を20代で達成する人もいる

貯金1000万円を20代で達成する人とはどんな人でしょうか。20代のうちは給料も安くなかなか貯金にまでお金がまわらないという人は多いですが、お金を学んでしっかりと貯めている20代も多いです。


富女子会に学ぶ20代で1000万円貯める方法


富女子会とはなんともギリギリなネーミングですが、こちらは「20代で1000万円を貯め、お金の知識を身につけ生涯お金に困らず自立して生きる女性の会」のことです。この富女子会は単に貯金するだけでなく、保険運用や投資の勉強会になっています。

会員は普通のOLが多く、将来結婚しても精神的に自立するために欠かせない経済的な自立を目指すものです。初期のメンバーはすでに30才くらいになっていて、実際に貯金が1000万円に到達する人も多いとのこと。最終的な目的には不労所得を得ることも含まれているといいます。

会員が言うには1000万円の貯金経験があれば自信がつき、お金に対してポジティブに生きられるようになり、人生も楽しめるのだとか。メンバーは年に1回海外旅行に行くことにしていてカジノやグランドキャニオンを巡ったりしています。海外旅行や富女子会の食事会に参加する人の方が貯金が貯まる人らしいです。

富女子会ではメンバーの貯金計画書に基づきアドバイスやマネー情報を共有します。何のために貯めるのかが明確で、同じような仲間がいることで20代でも1000万円の貯金が可能なのですね。


アフィリエイトで貯金1000万円


主婦がアフィリエイトで1000万円貯金したという話が結構あります。子育てしながらコツコツブログを続けていて、毎日の生活のこと貯金や片づけのこと思ったことをつづっていたら数年で1000万円の貯金が出来たそうです。

テーマが同世代の人たちに受け入れやすいことであることと、共感できる話がたくさんあってジワジワと閲覧者が増えていったのでしょう。

アフィリエイトで稼ぐには特別な知識が必要ではないことがよくわかる例ですね。ただ、ちょっとしたノウハウにそってキーワードを入れていくだけで、多くの人が訪問するブログになったというのはめずらしくはありません。


収入を増やすこと


20代で1000万円の貯金をしている人はたくさんいるようです。いちいち人に自分の貯金額をしゃべったりしないものですが、じつはあなたのまわりにも1000万円以上の貯金をしている人はけっこういるかも知れませんね。

貯金をするために最もラクな方法は収入を増やすことです。安心できるだけの貯金をするには節約だけでは限界があり、また節約は気分を滅入らせますので、収入を増やして是非1000万円の貯金を実現させてください。

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貯金1000万円を超えたら運用すべき?

貯金1000万円を超えたら資産運用をした方がいいのでしょうか。1000万円以上の貯金はペイオフとなるので銀行を分散しないといけない手間もあり、誰もが考える資産運用のタイミングでもあります。預金としておいてもこれだけ利息が低くては、資産運用すべきなのかもしれません。


株式投資で資産運用


株式投資は比較的、多くの人がしている資産運用です。信頼できる企業の株であれば、長く預けておいて、株主優待などの特典を受けるのもいいでしょう。企業の情報を手に入れるには会社四季報や、IR情報などいろいろなところから見ることができます。リスクがないとは言いませんが基本的な知識を身につけて、着実に始めることで資金を増やしていくことができます。

投資の基本は「安く買って高く売る」につきますね。株価は企業の業績に左右されます。そのためどのような要件で株が下がったのか、またなぜ上がったのかを分析するうちに売却益を得られるようになるのです。一番のデメリットは株を購入した企業が倒産することです。上場する企業でも油断はできません。常に世の中の動きを追いかけておきたいです。


投資信託で資産運用


投資信託は少ない投資金額でも効率的な資金運用ができる仕組みです。個人では株の売買が不安であるという人や投資に時間をかけられないという人に向いています。投資信託は信託した金融機関の投資家のプロであるファンドマネージャーが資金を運用してくれるのです。

個人が企業の株に資金をゆだねるのとは違い、多くの金融商品などをあつかう分散投資でリスクヘッジしています。もちろん元本割れといったリスクはありますが、安全性の高い投資方法だといえるでしょう。

そしてコストがかかるのがデメリットとなっています。ファンドマネージャーに任せて運用するため「販売手数料」「ファンド管理費用」「信託財産留保額」といった様々な手数料を支払わなくてはなりません。


FXで資産運用


FXは専用取引口座を開設することで手軽に始められる資産運用です。主婦やサラリーマンの副業としても人気が高まっているのが外国為替証拠金取引、FXなのです。同じ外為でもFXでは手数料が安く、小額から参加できるようになりました。

デメリットは資産を預けるFX会社が倒産することです。そうなると預けている資産が返ってきませんので、しっかりと信託保全を取り入れている会社選びましょう。また購入した通貨の国で戦争などの為替変動があった場合、通貨が暴落することがあります。

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貯金1000万円で銀行の対応は変わる?

貯金が1000万円になると、ちょっとしたアクションを起こしてくるのが銀行です。多くの人が体験しているのが勧誘です。銀行員も企業の営業マンですので不動産や保険、金融商品の販売をしなくてはなりません。そのため貯金額が1000万円を超えるようになると様々な営業をかけてくるようになります。自宅にまで手土産を持ってきて投資信託などをすすめてくるようになるので、興味のない人にとっては煩わしいかもしれませんね。

ですがVIP待遇になるかというと、そこまでは期待できないでしょう。銀行にとってVIPな顧客とは5000万円、1億円をぽんと置いている人となります。1000万円以上の預金は銀行が破たんした時に保証されないというペイオフ制度があり、他行がメインバンクだけど、預金分散のためにたまたま貯金した客と見られているのでしょう。特別室に通されたり、お茶を振るまわれるといったことはありません。


銀行から融資が受けられやすくなる


銀行が融資をする際にもっとも重要視しているのが貯金額です。年収が多くても貯金がなくては信用されることはありません。そのため1000万円を貯金できているということは大きな信用となり、そういった面では銀行の対応は大きく変わるでしょう。

住宅ローンを組める目安となるのも貯蓄額が1000万円だといわれてきました。今では頭金0円でも住宅ローンは組めるようになったといいますが、基本的にかなり厳しい審査が入ることとなります。その点1000万円の貯金があれば、審査が通りやすくなるのが実情なのです。

新築住宅は購入した時点で中古住宅となるわけですから銀行としては、最初から担保が貸した額よりも低いことになります。貯金を1000万円できる人に対しては返済できるという信用が、認められ融資も通りやすくなるのです。


優良顧客として認められる


貯金1000万円はひとつの基準となっていることは、どの銀行でも同じようです。VIPの入り口として認められることになります。そのため無料の会員サービスなどの特典がついてくることがあります。

例えばみずほ銀行であれば「みずほプレミアム・クラブ」に入会することができます。ATM手数料や各種発行手数料が無料になる他、レストランの予約やチケットの購入代行などのコンシェルジュサービスが受けられるようになるのです。他にも百貨店や美術館、劇場の利用が優待価格で提供されるばかりか、分譲マンションまで優待価格で購入することができるようになるというから驚きですね。

いかがでしょうか。VIP待遇には期待できないかも知れませんが、社会的信用を貯金1000万円は実現してくれることがおわかりいただけたかと思います。

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