Excelで納期管理表を作る方法|納品日・内部締切・確認待ちを記録する

3つの案件フォルダと別々の日付タブを置いた、納期管理を表す紙の静物画

こんにちは。バナナデスクです。

納品日が来週なら、まだ大丈夫でしょうか。料金表が昨日までに届く予定だったなら、納品日より先に、その遅れへ対応する必要があります。

納期管理表には、相手に約束した日付だけでなく、自分の作業を終える日と、相手の返答を確認する日も入れます。この記事では、架空の3案件を入力したExcelを使い、何を見て次の行動を決めるかを説明します。

合意納期・内部締切・確認期限を分ける

日付 意味 変更する時
合意納期 相手と約束した納品日 変更案と合意を確認してから現行欄を更新
内部締切 点検や修正のため、自分の作業を終える日 残る作業と余力を確認して調整
確認期限 素材や返答を受け、状況を確認する日 相手の予定を確かめ、影響を調べる

三つの日付が同じでも構いません。ただし、同じ意味だと思って一つの列にすると、何が遅れたのかが分からなくなります。日付だけでなく、停止理由と次の行動も同じ行に置きます。

確認期限10月7日、判定日8日、内部締切14日、合意納期16日を日付順に示す図
P01の架空例。日付表示は暦日比較で、残りの作業時間を保証するものではない。

3案件を入力したExcel見本

以下は判定日を2026年10月8日にした架空の例です。見本のB4を変更すると、日付の前後による表示が変わります。TODAY関数で自動的に今日へ変える形式ではなく、どの日に判断したかを残すための入力欄です。

記入済みのExcel見本(XLSX)

案件 合意納期/内部締切/確認期限 状態 10月8日にすること
P01・相談LP 10/16/10/14/10/7 素材待ち、料金表未着 田中さんへ提出予定を確認
P02・解説記事 10/9/10/8/空欄 制作中 初稿を点検し、内部締切に間に合うよう提出
P03・案内PDF 10/6/10/5/10/5 完了 承認版v02を保管。過去の日付だけで遅延扱いにしない

P01の合意納期は「期限前」でも、確認期限は「期限超過」です。待ちを放置せず、料金表がいつ揃うかを確かめます。P02の確認期限は未入力であり、確認が不要と判断した印ではありません。必要がなければ、その扱いを運用上のメモへ残してください。

期限表示の式は、完了・空欄・日付を順に判定する

MicrosoftのIF関数の説明のように、条件が成立した場合と、そうでない場合の表示を分けます。見本のJ〜L列では、完了を先に判定し、その後に判定日と対象日を確認しています。

条件 表示 読み方
状態が完了 完了 未完了の期限超過とは別に扱う
判定日が空欄・文字など 判定日要確認 B4を日付で入力する
対象日が空欄 未入力 日付がないため前後比較をしない
対象日が文字や0 日付要確認 「未定」などを日付として計算しない
対象日が判定日より前 期限超過 未完了のまま過ぎている
同じ日/後の日 本日/期限前 日単位で比較する

これは暦日の日付比較です。営業時間や休日を差し引いた残り工数は計算しません。また「完了」を選んだだけで納品の証拠が作られるわけではありません。承認版や納品記録と照合して状態を更新します。

ファイル制作時には、空欄、0、文字、前日、当日、翌日、完了状態を入れ替えて生成環境で再計算し、表示を照合しました。これとは別に、2026年10月2日にWindows版Excelで記入済みの3行を開き、P01の確認期限超過が赤、P02の未入力が黄、P03は過去の日付でも完了表示で警告されないことを確認しました。

当初のファイルでは、警告色の条件に必要な数式が保存されていなかったため、条件付き書式を修正しています。変更履歴の記録日も文字が隠れない列幅へ調整しました。紙への印刷や共同編集は未検証です。使い始める時は作業用のコピーを作り、利用環境でも日付・状態・色を確かめてください。

素材が遅れた時、合意納期を勝手にずらさない

P01の確認期限を10月7日から9日へ変更したい場合、まず変更履歴へ「提案中、返答待ち」と残します。見本では、履歴の変更後を9日としても、上の現行欄は7日のままです。まだ相手が了承した記録ではないためです。

  1. 遅れた資料と到着見込みを確認する。
  2. 到着後の制作、内部点検、相手の確認に必要な時間を置き直す。
  3. 合意納期へ影響があるなら、変更案と理由を相手へ伝える。
  4. 合意した内容と日時を記録してから、現行欄を更新する。

変更後の日付で元の日付を上書きするだけだと、何が起きたか追えません。履歴には案件IDを入れ、変更した列、前後の日付、理由と合意状況を残します。

毎日は、赤い表示だけでなく次の行動を読む

期限超過を赤くしても、それだけでは仕事は進みません。P01なら「連絡する」より、「田中さんへ料金表の提出予定を確認」と書きます。返答が届いたら停止理由を消す前に、到着内容と次の工程を確認します。

案件が増えて一件に複数の待ちが重なる場合や、複数人が同時編集する場合は、一行一案件の表では足りなくなることがあります。その時は作業を別の行へ分け、案件IDでつなぎます。納品日を管理する表と、個々の作業を管理する表の役割を分けてください。