ビジネスにおいて何も知らないという気持ちが大切な理由

こんばんは、れいか嬢です。

講義やセミナーを聴いていて、何か知っていることがあると、「知っている情報だな」と思うことがあると思いますが、「自分は何も知らない」と思って聴くのとでは、吸収できる情報量に大きな差ができてしまいます。

ビジネスをする上で、「素直に受け入れる気持ちが大切」と言われていますが、それにはある脳の機能が関係しています。

普段生活している中で、人間の脳には大量の情報が入ってきます。

記事の目次

脳のフィルター機能

朝会社に行く際、家を出て、電車に乗り、会社に着くまでにもかなり多くの人とすれ違っていますが、いちいち顔は覚えていませんよね。

これには、RAS(網様体賦活系)という仕組みが関係しています。

身の回りにある、すべての情報をすべて取り込んで脳が処理をするのは、かなりのエネルギーが必要で、それはほぼ不可能です。

なので、あらかじめ脳がフィルターをかけて情報を選別しています。

この仕組みをRASと呼びます。

RASにより、必要な情報はフィルターを通して脳に認識されますが、不要と判断した情報は頭に入ってこないのです。

例えば、私は車を買うまで、全く車に興味がありませんでした。

なので、車を販売している会社名はなんとなく知っていましたが、どんな車が販売されているのかはわかりませんでした。

でも、車を買おうと決めてから、自分が気になった車種をよく見かけるようになりましたし、車のCMが頭に入ってくるようになりました。

これも、RASの影響です!

車を買おうと決めたことで、車の情報を頭が取り入れるようになったためです。

意識することで、これまで弾かれていた情報がやっと頭に入ってきます。

私は実家で犬を飼うようになってから、散歩している犬によく目がいくようになりましたし、そういった経験をされた方もきっと多いはずです^^

「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、これもRASが関係しているといえます。

目標を明確にし、意識することで、これまで遮断されていた情報がフィルターを抜けて、頭に入ってくるようになります。

【知っている】という気持ちが情報の吸収を妨げる

脳機能のRASについて簡単に説明しましたが、注意して欲しいのはここからです!!

「重要だ」と思った情報は、頭に入ってきますが、逆に「重要ではない」と思った情報は頭に入ってこないのです。

ビジネスを行う上で、様々な情報が入ってくると思います。

そして一度きいたことがあるような情報に触れることもあると思いますが、そこで「この情報は知っている」と思ってしまうと、頭に入ってこなくなります。

そこで思考がストップしてしまうのです。

その他にも「自分にはできない」「やりたくない」という気持ちがあるとネガティブに考えるだけでなく、勘違いして解釈してしまうこともあります。

ではどうすれば良いのかというと、「素直に情報を受け入れる」ということが大切です。

素直な気持ちがあると、一度きいたセミナーや講義の動画をもう一度きいたとき、気づいていなかった新しい発見があります。

またすでに成果がでている人の成功体験をきくと、「自分には無理だ」と思ってしまうこともあるかもしれません。

ですが、そういったネガティブな感情を一回取り除いて、「自分もできる」というような気持ちできくと、これまではフィルターを通らなかった情報が、新しく頭に入ってくるようになります。

「何もしらない」というような気持ちで情報に接してみてくださいね。