老後資金の貯め方!【今から備えよう!】

老後資金は3000万円~5000万円は必要だと言われています。そして平均寿命がどんどん延びてきているので(30年後には平均寿命は100才)さらに老後資金は多く貯めておかないといけないことになるのです。

記事の目次

老後資金の貯め方【保険編】

老後資金を準備するのは豊かな老後を送るためにはとても重要なことです。多くの人が老後はつつましやかに生活するので生活費はそれほどかからないと考えています。しかし家の修理や家電の老朽化による買い替えなど、思っている以上にお金は必要となるのです。

そこでおすすめしたいのが保険で老後資金を貯めるという方法です。老後資金を貯めるための保険は大きく分けて4つあります。「養老保険」「低解約返戻金型終身保険」「変額保険」「個人年金保険」これらが老後資金を貯めるために適している保険です。

  • 「養老保険」

養老保険とは貯蓄型保険と生命保険の両方の性質を持つ保険で満期になると死亡保険金と同じ金額が支払われるものです。満期になるまでに死亡または高度障害になった場合は死亡保険金が給付され、満期になれば満期給付金として受け取ることができます。

養老保険は貯めたい金額を100万円から1000万円で決めることができ、保険期間も10年から50年の間で設定できるのでお金が必要となる老後に満期が来るようにできます。しかし途中で解約すると払い込んだ保険料以下のお金しか戻ってきません。

  • 「低解約返戻金型終身保険」

普通の終身保険にくらべて解約した時の返戻金(へんれいきん)を低くしてその分保険料を安くした保険です。一生涯保証がついているので養老保険のように保険金を受け取れば終わりということはありません。

また一生涯保険料が上がることがなく、保険料を払い込み終わると大きな解約返戻金が受け取れるのが特徴です。低解約返戻金終身保険も途中で解約すれば払い込んだ金額より少なくなりますので、途中解約をすることは損になってしまいます。

  • 「変額保険」

変額保険とは資産運用の実績に応じて保険金や年金額などが変動する保険です。投資信託に似ていて、経済情勢がよければ大きな保証が受けられますが、株価が下がるなどのマイナス要因があれば解約返戻金に損失が生じる恐れがあります。

  • 「個人年金保険」

個人年金保険は自営業者など国民年金などだけでは生活できないことを想定して国民年金を補う目的で加入する保険です。たとえば60才と決めたら一定期間または一生涯、年金として保険金が受け取れる貯蓄タイプになっています。

受け取り開始前に死亡した場合は払い込んだ保険金が死亡給付金として支払われ、受け取り後に死亡した場合は遺族に年金が支払われます。(確定年金タイプの場合)終身年金タイプや有期年金タイプでは遺族が年金を受け取れないので、早期に死亡することで元本割れや返戻率が低くなるといったリスクを伴っています。

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老後資金の貯め方【20代編】

もし20代で老後資金を貯めようと思えたのなら、それはとてもラッキーなことです。何といっても老後を迎えるまで長い年月があるのですから、しっかりと貯金ができます。とはいえまだまだ給料も安いでしょう。しかし最低〇万円積み立てするという風に決めて貯蓄を始めでください。

  • 20代 毎月3万円の貯金でいくら貯められるか

20代で毎月3万円積み立てするというのはちょっと難易度が高いかもしれません。貯金できない月もあるかも知れませんから、ボーナスもあわせて目標年36万円を貯金していきましょう。単純に計算しても65才までの40年間で1440万円のお金を作ることができるのです。

  • 月3万円貯金するためには「先取貯蓄」

20代はやりたいことも誘惑も多いですね。旅行だってお金があればいくらだってしたいくらいでしょう。しかしそれでは老後資金は貯められません。給料をもらったらまずは「先取貯蓄」です。特におすすめなのは自動積立定期預金です。

銀行は少しでも金利の高いネット銀行がいいでしょう。イオン銀行、ソニー銀行、楽天銀行などがそうです。老後資金の口座は普段使う普通預金口座とは分けておくのが切り崩さないためには必要ですね。

  • 子供の教育で老後資金を切り崩さないための学資保険

20代では結婚して出産する家庭もいるでしょう。子供が生まれたら進学の時期に合わせてまとまったお金が給付される学資保険に入りましょう。老後資金は老後のためと割り切って使ってしまわないようにするためです。学資保険はもしものことがあったときにも供えられますので、加入しておいた方がいいのです。

  • お金の勉強をする

20代から資産運用の勉強をすることは老後資金を貯めるためにとても大事なことです。お金に関する本や投資についてのセミナーなどでめいっぱいお金についての勉強をしてください。

お金の勉強をすることによって、お金がお金を作る方法を学ぶことができます。金融や経済はめまぐるしく変化しています。その中でどのようにお金を増やしていくか、どんな方法があるのかをみっちり勉強することで全く違った将来が築けるでしょう。

何を始めるにしても夢のある20代です。しっかりと貯金をし、将来を豊かなものにしていくことができます。お金を貯められる人になるか、そうでないかは20代で決まると言われているのです。がんばりましょう。

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老後資金の貯め方【30代編】

厚生労働省によると30代の平均貯蓄額は800万円だといいます。しかし30代では家を購入するなどの一生に一度の大きな買い物をする世帯もあるでしょうから、これまでの貯金を頭金に使い、貯蓄がゼロであるという場合もあります。ローンを返済しながら、そして子供を育てながら老後資金を作るというのは想像するだけで大変なことがわかりますね。

  • 積み立て投資を始める

30代では老後資金を作るために投資をするという人が増えています。超低金利時代ですので貯金だけでは老後資金を貯めるのは難しいとの判断です。株、FX、不動産投資など商品はいろいろありますが、おすすめしたいのが「つみたてNISA」です。

つみたてNISAとは20年間投資信託の売却益、配当金、分配金が非課税になる制度です。年間40万円で非課税の枠は最大で800万円になります。購入時手数料はゼロ、安定的な資産形成には長期積立、分散投資のつみたてNISAが手堅いでしょう。

  • 副業で投資する

給料が生活費でいっぱいいっぱいでとても投資に回すお金は捻出できないという30代の方には副業で作ったお金で投資を始めることをおすすめします。副業とはアルバイトやFXのようなものばかりではありません。

ブログアフィリエイトやYoutube動画投稿など、休日に作業することで収入を増やしていくという方法なら誰でも始めることができます。月に3万円をつみたてNISAで増やせば20年では1000万円以上の老後資金が貯められるのです。

ブログアフィリエイトやYoutubeはしっかりとポイントを押さえれば、株やFXなどより確実な副業となります。年をとってから慌てないためにも今から準備に入りましょう。

  • 今より給料のいい会社に転職する

現在、老後資金を貯めることができていないという30代の方には、今よりいい会社に転職するという選択肢もあります。定年までまだ30年あるのでやり直しがきくということです。40代になってしまっては成功率が低くなるという転職ですが30代なら給料のいい会社に採用される確率は高くなります。

年収が100万円アップすれば定年までに3000万円が貯められることになり、退職金と合わせると老後資金として必要なだけのお金を残せるのではないでしょうか。転職をするなら給料面をしっかりと交渉してくれる転職エージェントを利用するのがいいでしょう。

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老後資金の貯め方【40代編】

老後資金について不安が大きくなるのが40代です。約80%もの40代が自分の老後資金について不安を抱えているといいます。それでもまだ40代なら間に合います。老後資金を作る方法を見ていきましょう。

  • iDeCo(イデコ)

イデコとは「個人型確定拠出年金」。自分の老後資金を作るための制度です。60歳まで毎月お金を掛けて投資信託や、定期預金、保険などの金融商品を運用し60才になった時にその資産を受け取れるのです。

イデコは毎月5,000円から気軽に始められ、一般的な投資信託にくらべて信託報酬などのコストが安いのがメリットです。デメリットは60才まで資産を引き出すことができないということになります。途中解約もすることができません。それだけ年金としては確実だということもできますが、急にお金が必要になった場合などには困ってしまいますね。

それと口座開設費として2,777円が必要で月額の手数料もかかってきます。イデコは長い期間運用することになるので、なるべく手数料の安い金融機関を選ぶ必要があります。仮に月額手数料が200円だとすると(200円×12ヶ月×20年)+2,777円で50,777円がかかることになるのです。

  • 賃貸物件を購入する

いわゆる不動産投資で老後資金を作る方法です。不動産投資では物件を見定める必要がありますが、銀行ローンが比較的組みやすくなっていますので、老後資金を作るにはいい方法です。なるべく立地のいい場所にある中古マンションを購入し賃貸として貸し出します。中古マンションでも借りる方からすれば家賃はそれほど安くありません。ローン返済額が6万円だとしても10万円ほどの家賃収入が得られるでしょう。

定年になる頃にローンの返済が終わるようにしておくことで、定年後は家賃収入すべてが老後資金としてプラスされることになります。この物件が生み出す金額は・・・

ローン返済中 4万円×12ヶ月×20年=960万円

ローン返済後 10万円×12ヶ月×20年=2400万円

合計で3360万円

単純計算でしたが老後資金として可能性は高いのではないでしょうか。さらに物件を売却するという方法でも利益が出ることになりますので実際はもっと役に立つでしょう。

40代ではまだまだ積極的に老後資金を貯めていくことができます。20代や30代の老後資金の貯め方も是非、ご参考になさってください。

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老後資金の貯め方【50代編】

昔の50代といえば子育ても終わり、じゅうぶんな退職金で悠々自適な老後生活に入るまでもう少しといった感じでしたが、今では年金も繰り上げ、子供はこれから大学そんなご家庭も多いでしょう。しかも平均寿命も延びているのですから、当分は現役でいなくてはなりません。そんな50代が老後資金をしっかり作るとしたらどんな方法がいいでしょうか。

  • 旅館の業務委託

空前の日本ブームで年々外国人観光客が増えているのをひしひしと感じますね。以前とくらべて繁華街や駅、観光地で外国人を見かけることがとても増えたように思います。そこで今求められているのが旅館の業務委託です。

旅館を所有するけれど運営は委託するという経営スタイルの会社があるのです。旅館を家族で預かって接客をする仕事となるのですが年間の報酬は750万円以上で5年間の報酬総額は3700万円以上となります。

着任中、住居費、水道光熱費は完全無料なので報酬の多くを老後資金に備えることができるのです。旅館の清掃や接客など楽な仕事ではありませんが、食事に関しては近くの仕出し料理店が運んできてくれることになっているので、誰でもやろうと思えばできる仕事です。

夫婦で温泉地に移住したいと考えている方やこれから民泊を始めてみようという方にはぴったりな仕事だといえるでしょう。

  • 働き続けるという老後

どうしても老後資金が足りない場合、生涯働き続けるというのもひとつの方法です。ビル清掃やガードマンなど体力的に厳しい仕事はいつまでもできるわけではありませんが、在宅ワークなら無理なくすることが可能です。

そのためにスキルをつけておくことが必要になります。文章を書く仕事、データ入力をする仕事、似顔絵を描く仕事などクラウドソーシングで今から在宅ワークの仕事を老後に備えて始めるのです。

老後資金の貯め方、いろいろありましたがいかがでしたでしょうか。現在の貯蓄額やしている仕事、給料によって老後資金の貯め方の選択は千差万別となるでしょうが、ひとつでも多くのことを始めておくことが重要です。なぜなら物価上昇や消費税の増税によって、もらえる年金の実際の価値がどんどんと下がっていくからです。今、努力することで笑える老後を過ごしましょう。

リスク無く、少ない初期投資でいつでも始められると言えば、ブログとYouTubeです。どちらも一気に短期間に成長させるにはある程度のテクニックが必要ですが、テクニックがなくても長い期間かけて成長させれば、どちらも毎月広告収入む存在になってくれます。

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