個人で稼ぐには?もう会社には属さない?

個人で稼ぐことが難しいことではなくなっているのをご存知ですか。副業から始めてフリー(脱サラ)になる人も多くなりました。確かに個人で稼ぐのは不安かも知れません。

ですが自由な時間を持てる会社に依存しない生き方は、一番自分らしい生き方だといえるのです。とはいえ、個人で稼ぐなんてどうやっていけばいいのでしょうか。ここでは個人で稼ぐということについて見ていきたいと思います。

記事の目次

個人で稼ぐ時代


個人で稼ぐ時代とは


個人で稼ぐ時代がやってきたと言われています。インターネットでも「会社を辞めることができた」「起業できた」という話をよく見るようになりました。すでにアメリカでは4人に1人が「個人事業主」だと言われています。

個人で稼ぐというのは「生活を守る」ということなのです。ひとつの会社に依存していれば、昇給も減給も会社次第となってしまい、その会社が倒産でもしようものなら、たちまち路頭に迷ってしまいます。そのようなリスクを考えればむしろ個人で稼ぐことの方が現実的だといえるでしょう。

また「社畜」という言葉が示す通り、会社の方針、上司の命令、その会社の社風に逆らえず生きるよりは、個人で稼ぐ方法を選択し自分の能力を試すという仕事の仕方を選ぶ人が増えてきたのです。


社畜には優秀な人材はいない


では企業側から見てみるとどうなのでしょうか。ベンチャーや新進気鋭の企業ではすでに「副業OK」という形を取り始めています。それはこれからさらに問題視される労働力不足に備えて、自己経営力のある優秀な人材を確保するためです。要するに企業側も社畜を求めていないということになります。

世界的に見ても日本ではいまだ「終身雇用」や「年功序列」などの古い考え方がはびこっています。「まじめに会社でお勤め」していれば、一生安泰という時代はとっくの昔に終わっているにもかかわらずです。

ですがすでに個人で稼げない人間は会社としても優秀な人材として扱わないということなのです。この時代の流れを知っている会社員は当然、個人で稼ぐ方法を模索します。社畜では一生、安い給料のままかリストラされるということが予想されるからです。


インターネットという仕事インフラ


個人で稼ぐことを後押ししてくれるのがインターネットです。クラウドソーシングなどフリーランスが営業して回らなくても、インターネット上で仕事を見つけられるようになりました。

地方であろうが海外であろうがインターネットが利用できれば地域に依存せずとも仕事ができるようになったのです。そしてブログやYouTube、SNSなどのソーシャルメディアでは、企業だけでなく個人が自分の価値や情報をダイレクトに発信できるようになりました。

そのため企業で認められなくても、自らの価値を多くの人に理解してもらえ、またそのことがビジネスにつながるようになったのです。まさに個人で稼ぐためのすべてのインフラが整った時代だと言っていいでしょう。

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個人で稼ぐには

個人で稼いでいきたいと決めたところで、では何をしようかと悩む人は多いと思います。もともと独立できるような仕事をしていたのならともかくゼロから始めるとなると業種にしても業態にしても検討がつかない場合もあるでしょう。でも大丈夫です。インターネットでは実に多くの仕事を見つけることができるのです。


情報を集めよう


個人で稼ぐにはまずはいろんな情報を集めることが最初です。

  • どんな仕事があるのか
  • 稼げる仕事はどんなジャンルか
  • どうしたら稼げるか

これらのことを集中して調べてください。できるだけたくさんの情報を集める過程で、自分が取り組むべき方向性が見つかってきます。また同時に自分にできるかどうかのイメージもわいてくるでしょう。


環境を変えよう


個人で稼ぐには個人で稼いでいる人との交流が重要です。会社員とは違う感覚や考え方は個人で稼いでいる人からしか学べませんので、思い切って違う環境に飛び込んでみましょう。環境を変えることは意外にも稼ぐためには近道なのです。さらに稼ぎ方のノウハウや経費の使い方など個人事業主ならではの役に立つ知識が得られるでしょう。

知り合いに個人で稼いでいる人がいなければ、イベントやセミナーなどに参加するのがいいかもしれませんね。大事なことは行動を起こすことなので、難しく考える必要はありません。


帳簿をつけ始める


まだ稼いでもいないのに帳簿?と思うかも知れませんが、個人で稼ぐと決めたならもう個人事業主の始まりです。今日からスマホ代も書籍や教材も必要経費です。エクセルでもいいので経費を入力しはじめましょう。領収書もしっかりと取っておいてください。他にも家賃や光熱費の一部分も必要経費にできます。個人事業主のその年の所得は収入から必要経費を引いたものになりますので、しっかりと計上しておくことが大事です。

こういうことは仕事とは直接関係ないようですが、稼げるようになってからするのと、稼いでいるつもりでやり始めるのとでは、実は大きな違いがあります。もちろん、稼いでいるつもりで帳簿をつけ始める方がマインド的にも早くに稼げるようになるでしょうし、何より確定申告の時に慌てて領収書を探す必要がありません。

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個人で稼ぐ力

個人で稼ぐ力とは何でしょう。「専門的な技術」や「知識」または「資格」などなくても個人で稼ぐ人は多くいるようです。そういった個人で稼ぐ人が共通して持っている「力」を取り上げてみたいと思います。


勉強熱心である


頭がいいとか悪いとか関係なしに個人で稼ぐ力を持つ人は、わからないこと、知らないことをそのままにしないでしっかりと調べ、熱心に勉強しています。自分が知らない事を恥じることがなく、むしろ「知ったかぶり」に何の意味もないことを知っているのです。疑問を持ったことを徹底的に調べて、また知っている人にどんどん聞きに行き納得するまで勉強しています。


前向きである


何かを始めるときにもし失敗したりうまくいかなかったりした時の方法を3つ考えておくのと、うまくいくための方法を3つ考えておくのとではどちらがいいでしょうか。このように質問されれば、「もちろん後者のうまくいくための方法を3つ」と誰でも答えるでしょう。

しかしながら多くの人は前者の失敗した時にどうするか、またはその言い訳を考えているのです。ところが個人で稼ぐ力を持つ人は最初からうまくいく方法しか考えていません。


ポジティブである


個人で稼ぐ力とポジティブであることは切っても切り離せない関係です。個人で稼ぐ人はなんらかの問題が起こったとしてもへこむ前に解決策の検討に入っているうえに苦境を楽しむようなところがあります。もちろん本人は楽しんでいるわけではないのでしょうが、失敗やミスがあった時こそパワフルに解決していきます。

また人のことを悪く言わない、愚痴をこぼさない、弱音を吐かないのも特徴です。基本的に個人で稼ぐ人は守ってくれる会社がありませんので、災いの元となるようなムダな発言は一切しないのです。


マメである


個人で稼ぐ人は人から言われた仕事をするわけではありませんので、仕事のスタンスが大きいです。言い換えると「いつ、何が仕事の種になるかも」という姿勢を持っています。そのため人付き合いにおいても仕事の準備においても非常にマメなのです。

そしてコツコツとした努力も怠りません。自分のしたことがすべて自分に返ってくるのが個人で稼ぐということなので、地道な努力を怠るといったこともないのでしょう。

安定した生活とは自分で稼ぐことのできる力を持つということです。個人で稼げる人はどこの会社へ入ったとしても優秀な社員として重宝されるでしょう。個人で稼ぐ力を手に入れて自信を持って生きていくのはこれからの時代に必要なこととなるのです。

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個人で稼ぐ仕事

個人で稼ぐ仕事には学歴や資格がいるものと、学歴や資格がなくてもできるものがあります。学歴や資格がいる個人で稼ぐ仕事は弁護士、司法書士、薬剤師などですね。ここでは学歴や資格がなくても取り組める仕事をご紹介します。

  • 投資

FXや株式などは個人で稼ぐ仕事の代表的なものですね。しっかりと勉強する必要はありますが、冷静な分析力とノウハウを生かして財産を作った人も多くいます。個人で稼ぐ仕事の中でも人件費を掛ける必要がまったくない仕事です。

  • ネットショップ

ネットショップは実店舗がないため、非常に利益率の高い販売ができます。これまでお店を持ちたかったという人もネットショップなら気軽に始めることができるのです。またパソコンがそれほど得意でなくても簡単にネットショップを作れる無料サービスがいくつもありますので利用するといいでしょう。

  • セールスコピーライター

セールスコピーライターは企業が売りたい商品やサービスを魅力的に紹介する文章を書く仕事です。要するに購買意欲につながる文章が売れるということになります。月収100万円くらい稼いでいるコピーライターも多くいるくらいですので、文章を書くことが好きならチャレンジする価値のある仕事です。営業や人付き合いをしなくてもいいのもセールスコピーライターのメリットだといえるでしょう。

  • 情報商材ビジネス

情報発信ビジネスとは新しい仕事ではなくて昔からある仕事です。たとえば本を書いて売るのも情報発信ビジネスに当たります。本を出版するには賞を取るなどするか自費出版する必要がありました。ところがインターネットでは誰でも情報発信できるようになり、そしてビジネスに発展させることも可能なのです。

実際の商品販売に結び付けることもできますし、情報やノウハウ自体を販売することも可能となったのです。成功すれば億万長者になる可能性もあるビジネスです。

  • アフィリエイト

ブログを書いたり、YouTubeに動画を投稿したりするのも今では立派な職業です。もともと趣味だったのが本業に転じた人も多くいます。一攫千金狙いで取り組むのではなく、個人で稼ぐ仕事として時間を費やす価値のあるビジネスモデルです。

個人で稼ぐ仕事の中でも多くの人にとってチャンスが大きいのもアフィリエイトの魅力です。また外注を利用することでさらに収入を増やしたり、自分の時間の有効活用ができたりします。

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個人で稼ぐ方法

個人で稼ぐ方法、他にもいろいろありますので、こちらは番外編ということで見ていただければと思います。

  • ストックフォト

写真やイラストなどを登録しておいてダウンロードされれば報酬が発生するというものです。最初はなかなか審査に通らなかったり、ダウンロードされなかったりとハードルはあるものの、慣れてくればどのような写真やイラストがダウンロードされるのかがつかめてきますので月に2,30万円稼いでいる人は多いようです。

  • 家事代行サービス

女性だけかと思いきや男性の需要も多いというのが家事代行サービスです。庭仕事や模様替えなどのニーズがけっこうあるようです。スタッフを募集しているサイトもありますので自分の得意がサービスにならないかやってみるのも面白そうです。

  • シェアビジネス

旅行者に部屋を貸し出すAirbnb(エアビーアンドビー)や個人間カーシェアリング、またテレビなどのロケ場所として外出中の部屋を貸し出す仕事です。賃貸で貸し出すより収入になるという場合もあります。連載ドラマなどで使用されれば1泊2日で10万円以上にもなるので使用していない部屋があればぜひ登録しましょう。

  • 結婚式代理出席

新郎や新婦の友人として結婚式に出席する仕事です。土日、祝日がメインの仕事となりますが、ご祝儀ももらえることが多いので月10万円~20万円にはなりそうです。また豪華な食事も堪能できますね。コツは目立たず、誰の印象にも残らないことだといいます。若い人だけでなく40代~60代のスタッフも募集しているところがおもしろいですね。

  • ユニクロでTシャツデザインを売る

UTme!はユニクロが募集しているTシャツデザインです。スマホがあれば専用アプリで簡単にデザイン出来ます。購入は1枚からOK。販売はユニクロがしてくれて1枚売れるごとに300円~1500円がもらえます。

  • ペットシッター

飼い主の事情によりお散歩に連れていけない場合など、代わりにペットのお世話をする仕事です。フランチャイズで独立することもでき、その場合も自宅で開業できるので事務所を賃貸したり設備費をかけたりする必要がありません。

  • ハンドメイド

売っていそうで売っていないものをハンドメイドすれば、人気に火がつくことも。ミンネやメルカリでは個人で稼いでいる作家が多く存在します。アイディア次第では月に50万円以上の売り上げも期待できます。

いかがでしたでしょうか。番外編では誰でもできる個人で稼ぐ方法を見ていただきました。方法はいろいろありますが、会社に属さずに自分の力で稼ぐこと、そして可能性を求めることはこれからの時代を生きていくために必要なことですね。わたしがおすすめする個人で稼ぐ方法は・・・

  1. 資金を必要としない
  2. リスクがない
  3. 在庫を抱えない
  4. 利益率がいい
  5. 体を壊した時にも稼げる

この5つの条件を満たすものです。フリーランスの仕事などではケガや病気になった時が一番のピンチです。そのような場合のことも考えて仕事を選んでいくようにしてください。

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