ビットコインとは?簡単に説明します!

昨年から大きく盛り上がりを見せているビットコイン。CMでも見かけるようになりましたね。なんとなくネットで取引されているお金だってことはわかるけど、そもそも何なの?そんな風に疑問に思っている方へビットコインが何なのかをご説明したいと思います。

記事の目次

ビットコインとは?分かりやすく簡単説明


ビットコインは仮想通貨


ビットコインとは「仮想通貨」です。仮想だから形はありません。いってみれば「データ」なのです。そのデータにルールを埋め込んで、世界中でお金として運用しているのです。データだから運ぶ必要もないし、振込手数料もほとんどかかりません。

まだまだできて間もない歴史の浅いお金ですので、どうやって使っていいのかわからない人は多いです。ですがどの国のお金よりも使いやすく、便利で安全なお金になるといわれているのです。


ビットコインは誰が作ったのか


ビットコインをつくったのは実は日本人だといわれています。つくったのはもちろん紙幣やコインのような形あるものでなく「理論」です。ビットコインの考え方を論文にして発表したのです。それからすぐにビットコインの理論はプログラミングされ、無償で公開されたのです。

そして2010年2月にはビットコイン取引所が出来たのでした。ただの理論であったビットコインがこれほどまでに早くに動き始めたのは、その理論の完璧さにあったといえるでしょう。


ビットコインでできること


ビットコインはお金をデータにしたものだと書きましたが、形がないのにどうやって流通するのかと疑問を持つ人も多いでしょう。ビットコインの財布はスマホです。スマホさえあれば、ビットコインで買い物ができるのです。

日本では2018年には20万件以上のお店がビットコイン対応になるといわれています。お店にとっても手数料の高いクレジットカードで決済されるよりも、手数料のほとんどかからないビットコインで支払ってもらいたいと思うでしょう。


海外旅行が便利になる


2020年に東京オリンピックが開催されることもビットコインが身近になる理由のひとつです。東京オリンピックでは多くの外国人観光客が日本に訪れます。その時にビットコイン対応の店であれば外国人観光客は両替をすることもなく簡単に決済できるのです。

日本人もこれからは海外旅行に行く前にビットコインを購入するのが常識となっていくでしょう。両替やトラベラーズチェックを作らなくてもビットコインを購入するだけで手数料を多く取られることなく快適な海外でのショッピングが可能になるのですから。世界共通の通貨というだけでもビットコインのすばらしさがわかっていただけたかと思います。

ビットコインだけが仮想通貨ではありません。何百種類以上の仮想通貨が世界にはあって、トヨタや銀行などはすでに提携をはじめています。仮想通貨を中心に世界が回る時代に来たのです。

引用:https://pixabay.com

ビットコインとは?儲かるの?

2010年に1ビットコインは約0.8円でした。それが2017年にはビットコインは180万円にまでなったのです。そのため多くの億万長者を生み出しました。投資家の中には1ビットコイン1000万円にまでなるだろうという人もいて、今からでも投資しようとする人は多くマーケットがにぎわいつつあります。


ビットコインは儲かるの?


1年少し前まで1ビットコインは10万円だったので、その時にビットコインを購入し売却した人は大きな利益を生んだことになります。ですがそれは結果論ですね。これからビットコインの価値が上がり続けるという保証はまったくありません。

ビットコインに投資して儲けるのは基本的に「ゴールド」や「株」を購入するのと同じことです。ですので「ビットコインは儲かるの?」の答えはあなた次第ということになります。

これまでもビットコインで損をしてきた人もいますので、「投資」に「ぜったい儲かる」はあてはまりません。また、ビットコインは値動きが激しく購入した時から値段が下がり始め、損切りをする人も目立つようです。

それから覚えておかないといけないのは、ビットコインは欲しいという人がいなくなれば、100万円であっても200万円であっても価値がゼロになるということです。そこが「ゴールド」などと違うところ。ビットコインで儲けようとするのなら博打性が高いことを踏まえて投資しなければなりません。


ビットコインはどこで買えるの?


ビットコインは0.01BTCから購入することができるので小額で始められることがメリットだともいわれています。FXが流行ったのと同じですね。

 ビットコインを購入できるのは「取引所」といわれているところです。ビットフライヤーやコインチェックそしてザイフの3社が有名です。取引所にアカウントを作りそこでビットコインを購入します。ビットコインATMでも購入可能ですが、投資として運用するなら取引所を利用するのが一般的です。

手数料が一番安いのがザイフ、次にコインチェック、信用度が高いのがビットフライヤーです。ビットフライヤーはみずほキャピタルやSMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタルが出資していますので取引所の倒産といった最も大きなリスクを回避できるでしょう。

ビットコインには取引所の他に「販売所」といわれるところもあります。販売所は、取引所での売買が殺到して時間がかかるときにビットコインを購入するといった利用の仕方をするところです。

ビットコインへの投資は儲かると思いますか。1週間に50万円もの値動きがあるだけに興味を持つ人が多いようですが、儲けている人の分、損をしている人がいることを知っておきましょう。

引用:https://bitflyer.jp/ja-jp/bitcoin-chart

ビットコインとは?仕組みはねずみこう?

ビットコインはねずみ講だと一部で指摘されていますが、まずはねずみ講というのが何なのかお話ししたいと思います。


ねずみ講とは


ねずみ講とは「儲かる」といった勧誘で次々に会員を集めていき、結局儲かるのは最初に始めた親となる仕組みです。例えば会員になるのに3万円かかったとします。3万で会員になった人は新たな会員を勧誘すると新しい会員から徴収した3万円のうち1万円が取り分となり、残り2万円は最初に始めた親へと納めます。

3人勧誘すれば元がとれて4人目からは利益になるから儲かるということですが、このねずみ講というのは、れっきとした犯罪です。マルチ商法(MLM)と似ているところもありますが、マルチ商法は商品の対価として金品をやりとりしているため法律違反とはなっていません。


ビットコインはねずみ講?


ビットコインはねずみ講ではありませんが、ねずみ講だと考えている人は、まだまだ少なくないようです。それからマルチ商法にビットコインを利用したものがあるため、誤解を生じてしまっているのでしょう。

要するに同じビットコインでも勧誘されて購入するといったものはねずみ講だともいえます。ビットコインは人の手を借りずに個人で売買するものです。ビットコインを利用したマルチ商法には気をつけた方がいいでしょう。


ビットコインは国によってはねずみ講


日本ではビットコインはねずみ講だとはされていません。ねずみ講だと法律違反なので「取引所」などに大手企業が参入するわけがありませんね。ところが国によってはねずみ講と警告しているところもあるのです。

エストニア中央銀行は、ビットコインやその他の仮想通貨はねずみ講と同質のものである可能性を警告し、消費者に対して ビットコインの使用を控えるように促した。
エストニア中央銀行の当局者によると、ビットコインは問題のあるスキームだという。
“頼るべき制度や組織がないため、ユーザーは全てのリスクを背負うことになる。”
“ただのねずみ講ではないという証明されるまでは、保証や責任体制がない仮想通貨のスキームは警戒を要するイノベーションだ。

出展:http://coinchannel.blog.jp/archives/2886332.html

日本ではねずみ講とはせずに誰でも自由に売買できるものの金融庁はエストニア中央銀行同様に消費者に暴落などのリスクがあることについて注意喚起しています。

また取引所についても登録制度を義務付けていますので、法整備は他の国にくらべて進んでいるといえるでしょう。とはいえビットコインの運用は誰も守ってくれません。すべて自己責任となるのです。

引用:https://pixabay.com

ビットコインとは危険なのか?

ビットコインという未知のものに対して、儲かるのかそれとも詐欺にあうのか様々な憶測までが飛び出していますが、目に見えないだけに危険の度合いすらわかりませんね。そこでビットコインが危険とされている部分について触れたいと思います。


ビットコインが危険だとされる理由


  • 取引所が倒産しても保障がない

ビットコインが何やら危険だと思っている人はマウントゴックス事件が記憶にあるからではないでしょうか。マウントゴックス事件とは世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所のマウンドゴックスから115億円のビットコインが消えた事件です。サーバーがハッキングされたとのことだったのですが、実は犯人はマウントゴックスの社長だということが後からわかりました。

このニュースに日本では衝撃が走り、「ビットコイン=危険」というイメージが強く残ったのです。芸能人にも何人か被害者がいたようです。ビットコインはデータですのでセキュリティをしっかりしていなくては、簡単に盗まれてしまいます。取引所のコインチェックではオフラインで保管しているというくらいです。

  • 詐欺師が絡んでいる

すでにビットコイン詐欺は横行しているようです。ビットコインセミナーと称して紹介された取引所で300万円以上のビットコインを購入。スマートフォン上では750万円まで増えていましたが、紹介された取引所も詐欺だったためお金は戻ってこなかったといった事例もあります。ビットコインを購入する時は信頼できる取引所で行うようにしなくてはなりません。

  • 価格変動が大きい

ビットコインの値動きはとても激しいです。そのためついつい冷静な判断ができず、高い時期にたくさん買ってしまったり、ちょっとの値上がりで売ってしまったりと損をしている人も多いのです。投機性が高いだけに感情的にならずじっくりと取り込むことが必要なようです。

  • 自分のパソコンやスマートフォンからも盗まれる

ビットコインを購入したらパソコンやスマートフォンを厳重に管理しなくてはハッキングによって盗まれることがあります。もし盗まれてしまった場合、取り戻すのは、ほぼ不可能です。パスワードを複雑にして同じパスワードを他で使ったりしないように細心の注意を払わなくてはなりません。

いかがでしょう。ビットコイン自体は危険ではありませんが、運用の方法によっては危険にさらされることもあるということがわかりました。そしてビットコイン詐欺。くれぐれも注意してください。知り合いの紹介などといって近寄ってくる人には警戒しましょう。

引用:https://pixabay.com

ビットコインとは、投資?

ビットコインが投資の対象となってからあっという間に価格が上がってきています。すでに株などに投資している方なら、まだまだビットコインは上がるのではないかとお考えかも知れません。


ビットコイン投資の仕方


  • リスクの低い積み立て

ビットコインに興味があるけどシステムや取引のタイミングが複雑で面倒そうという方には「ザイフのコイン積み立て」がおすすめです。毎月決めた金額が自動で引き落とされコインの積み立てに回されます。手間がかからず、簡単ということもあってミドル世代にも人気が出てきているようです。

ザイフは手数料が最も安く取引できます。積み立てできる通貨はビットコイン、モナコイン、ネム、イーサリアムと人気の仮想通貨です。積み立てた通貨はすぐに売って円に戻すことも可能となります。

最近、アルトコインもバブっててXEMでも恩恵を受けて、積立の含み益もすごいことに。
最初の2ヶ月分を見ると、BTCは+240%、XEMは+256%。
【1000円からOK】Zaifでの仮想通貨(ビットコイン)積立は意外とおすすめ!運用実績

とりあえずものは試しということでzaifとcoincheck登録してみまして、coincheckの方は本人確認書類すぐ届いたけどzaifは未だに音沙汰がない

https://investment20.biz/archives/2291

ザイフは人気のせいか殺到しているのかも知れませんね。早くにビットコインが欲しい人は他の取引所での購入も検討した方がいいかもしれません。

  • 長期でおいておく方法

ビットコインで損をしている人も多いといいますが、それは買う時期と売る時期を間違っているということなのです。そういうタイプの方はしばらく売買しないでおいておくことをおすすめします。「ビットコインはまだ上がる」と賭けてみるのも方法です。

その場合、リスクを分散させるためにビットコイン以外の別のコインにも分散させて資産として持っておくという選択をする人が多いです。中長期での安定的な利益を生む可能性が高いでしょう。また長期で置いておくのでひとつのコインに集中的になる必要もありません。

仮想通貨全体の資金ボリュームが増えているので分散投資しても勝てる。fxより簡単だから皆こちらに流れてくる。またボリューム増える。あと二、三年は続くか?

今日の仮想通貨相場は凄いな。BTCとBCHが乱高下してる。分散投資してるから全く気にならなくて良い。

出展:https://www.enigma.co.jp/media/page-15905/

  • 短期集中型でハイリスクハイリターンをねらう

ひとつの仮想通貨だけにしぼって徹底的に利益を追求します。多くの情報を必要としますがひとつの通貨に集中できるので、多くの情報をキャッチできるでしょう。

仮想通貨投資について
安全に資産を増やすなら、複数の銘柄に分散投資。リスクも少ない。
億り人(億の利益を上げた人)を目指すなら、一つの銘柄にドカンと集中投資。言うまでもなくリスクは大きい。
今年に入って、億万 千万稼いだ猛者もいる一方で、巨額の資産を失った人もいるだろう。

出展:https://www.enigma.co.jp/media/page-15905/

引用:http://www.mag2.com/p/news/267044

ビットコインとは?問題点は?

ビットコインにはまだまだ問題点もあります。歴史的に見ればまだ生まれたばかりのシステムが仮想通貨ですから、これから発覚する問題もあるでしょう。それではビットコインの問題をあげていきましょう。


ビットコインの問題点


  • マネーロンダリング問題

マネーロンダリングとは「資金洗浄」ともいい違法な手段で犯罪組織などが手に入れた金銭の出所を特定されないように正当な方法で得た資金を見せかけることです。具体的には金融機関に架空の口座を作り、口座に入れた資金で株をいったん購入するなどして、法の目をかいくぐってきました。

ところが金融機関もマネーロンダリングには目を光らすようになったため、今では非常に困難となっています。ところがビットコインなどの仮想通貨ではIDさえあれば送金できるので、テロ組織などの資金隠しに使われるのではないかと懸念されているのです。

EUはテロリストのマネーロンダリング対策として新たな規制強化を提言した。

今回の提言でEUの委員会は規制範囲を定めるリストを作成、仮想通貨やプリペイドカードなどの電子マネーなどが対象となる。

出展:https://btcnews.jp/european-union-trying-regulate-virtual-money-trade/

一方でビットコインはブロックチェーンで取引の履歴が残るためマネーロンダリングのリスクは少ないとの見方もあるにはあります。要は調べられたら犯人がわかるということです。

しかし国や銀行に属していないビットコインは通常の取引であれば、マネーロンダリングを見つけることは難しいでしょう。

  • スケーラビリティ問題

ビットコインは取引の度にデータをブロックの形にしてそれをチェーン化することでひとつの情報とします。ところがこのブロックには1MBしか容量がないのです。そのため取引の処理にとても時間がかかるという問題を発生させました。

取引に時間がかかると取引手数料が上がり、1MBに収まらない取引の処理がものすごく遅くなるのです。トレードにおいて、時間がかかってしまうということはとても大きな問題だということで、ブロックの容量を倍の2MBにすることが提案されているけれど、いまだに実行されていないのです。

  • ビットコインが崩壊する時

ビットコインは「SHA-2」という暗号システムで秘密のカギを作っています。この「SHA-2」はアメリカ国家安全保障局(NSA)が開発をしたもので、セキュリティに優れていることで知られています。そのセキュリティの高さを疑う人はいません。

アメリカ合衆国も「SHA-2」のセキュリティで国家を運営しています。しかしそれも2005年からでそれまでは「SHA-1」を使っていたのです。2005年に「SHA-1」のセキュリティの弱さが発見され、現在の「SHA-2」へと移行したのでした。今ではさらにセキュリティの高い暗号技術「SHA-3」が存在しています。

ビットコインが崩壊する日は「SHA-2」のセキュリティが破られた時です。その時ビットコインは終わりをとげるでしょう。

引用:https://pixabay.com

ビットコインとは?メリットは?

すでに世界中で動き出しているビットコイン、普及していっているのは「メリット」があるからです。ビットコインの持つメリットとは何なのでしょうか。


ビットコインのメリットとは


  • 振込手数料がほとんどかからない

ビットコインはインターネット上のデータです。そのため支払いや送金をするのに銀行などに依頼する必要がなく、ほとんど振込手数料がかからないのです。国内ならまだしも海外送金をよくする人にとって振込手数料は大きな負担となります。

大企業ともなれば何億円もかかっていたのが数万円になることだってあるのです。またクレジットカードのように利用手数料がかかることもありません。

  • 送金スピードがはやい

送金スピードがはやいことも海外送金での決済に実用性が高いです。ビットコインはブロックチェーンという技術によって信用調査の必要がありません。そのため企業は仮想通貨をすでに利用してビジネスをしています。

  • 情報漏洩がない

クレジットカードでは多くの情報をカード会社に預けていてどんなものを購入したのかもひもづけられています。しかもカードには有効期限やセキュア情報が書き込まれてあって、他人のカードを見ただけで使用することができてしまいます。しかしビットコインではパソコンを乗っ取られない限り、安全して持っておくことができます。

  • 両替をしなくてもいい

海外旅行の際に行先の国のお金に両替しなくてもよくなります。まだまだ、利用できる店は少ないようですが店にとったらクレジットカードを利用されるよりも安くて済むのです。これからの2,3年で現在の「クレジットカード利用可の店舗」以上の店でビットコインが使えるようになるでしょう。

  • 小額の寄付ができる

ウィキペディアのサイトで時々、募金を求めているのを見たことがありませんか。これには反発する人も多くウィキペディア側でも対応を余儀なくされてきました。ところが少しでも多くの活動資金を集めるためにビットコインでの募金を受け付けたところ1週間で多額の募金を集めることに成功したといいます。

  • 銀行に差し押さえられない

日本では国や銀行に信頼が高いのでぴんときませんが、国によっては個人の預金を引き出せなくするといったこともあるのです。その点ビットコインなら国の干渉は受けません。

逆に日本では破産をした場合でもビットコインは差し押さえられないことが問題になっています。本人がパスワードを公表しない限り、どれくらいのビットコインを所有しているのかもわからないのです。