こんにちは。バナナデスクです。
Shopifyに購入者が100人登録されていたら、その100人へ新商品のメルマガを送ってよいのでしょうか。注文の連絡先として保存されていることと、販売案内の購読に同意していることは別です。
配信の準備は、テンプレート選びより宛先の確認から始めます。本文が完成してから購読状態を見直すと、想定した人数へ送れないことにも気づきにくくなります。
現在の名称はShopify Messagingです。ここではそのメール機能を使う準備として、仮の3顧客の判定、初回案内、テストと予約の確認項目を一つの例にまとめます。
利用条件とメールの料金を先に確認する
2026年10月1日に確認した公式資料では、Shopify Messagingの対象としてBasic・Grow・Advanced・Plusが案内されています。利用要件には有効な有料プラン、オンラインストア販売チャネル、決済サービスの設定などがあります。公式案内では、プライバシー設定でShopify Network Intelligenceを有効にすることも要件とされています。利用中ストアで、この設定と使用要件を確認します。Shopify Messaging、利用要件
Pause and Buildや無料体験中は、メールの作成と自分宛てのテストはできますが、購読者へ配信できる条件とは異なります。テストが届いたことだけで、本番配信も可能と判断しないようにします。
メール料金は各暦月10,000通が無料枠で、通常のキャンペーンや対象の自動配信を合わせて数えます。未使用分の繰り越しはありません。カゴ落ちチェックアウトの自動メールは常に無料で、この枠へ数えないという例外があります。メール料金の公式説明
最初の超過帯では1,000通につき1米ドルです。たとえば対象メールを月12,000通送る仮例なら、超過2,000通のメール料金は2米ドルです。Shopify本体の契約費、税、通貨換算を含む総支払額ではありません。無料枠を超える月や大量配信では、料金段階と管理画面の見積を再確認してください。
購入履歴より先に、購読状態を見る

今回は、デスク用の布小物を扱う架空のショップが、新しいケーブルポーチを案内する例です。以下の氏名や状態は説明用に作ったもので、実在する顧客の記録ではありません。
| 仮の顧客 | 購入 | メール購読 | 今回の扱い |
|---|---|---|---|
| Aさん | 購入なし | 同意して購読中 | 対象条件に合い、配信除外に該当しなければ候補 |
| Bさん | 1回購入 | 同意なし | 新商品の販促メールの宛先へ入れない |
| Cさん | 2回購入 | 過去に購読、現在解除済み | 購入実績があっても宛先へ戻さない |
公式資料は、メールマーケティングへの同意がある購読者を対象とし、購入したメールリストの利用を認めていません。また、配信停止、迷惑メール報告、ハードバウンスなどにより送信対象から除かれる場合があります。顧客セグメントの人数と実際の送信対象数が違ったら、購読状態と除外理由を見ます。購読者リストの管理
今回の宛先条件は「メール購読中で、初回の新商品案内の対象」とします。購入回数だけで絞ったリストを、そのまま販促用に使いません。特定商品を買った人向けにする場合も、購読条件を先に満たしたうえで購入条件を加えます。
新商品の用途が分かる短いメールを作る
仮の商品案内は、次のようにします。寸法、価格、素材、在庫、リンク先は実際の商品情報で確定してから配信します。
件名:充電器とケーブルを分けて持ち歩く、小さなポーチ
プレビュー文:仕切りの使い方と、入る物の大きさをご案内します。
かばんの中でケーブルと充電器が重なる方へ、内側に仕切りのあるポーチを用意しました。
今回の見本商品は横18cm・縦12cm。短いケーブルと小型の充電器を、左右に分けて入れる想定です。大きな電源アダプターを収納したい場合は、購入前に商品ページの内寸をご確認ください。
価格は2,200円(税込)。送料と発送予定は商品ページに記載しています。
サイズと収納例を見る。
この例では「必ずきれいに収納できる」と言い切らず、判断に必要な寸法へつなぎます。画像にも収納例を使いますが、サイズと価格を画像だけに置かず、本文でも読めるようにします。
作成、テスト、予約を順に確認する
公式手順では、管理画面のアプリからMessagingを開き、キャンペーンを作成してテンプレート等を選びます。宛先、件名、プレビュー文、差出人、本文を設定し、確認してから送信や予約へ進みます。テンプレートを途中で変更すると、それまで入力した内容が失われるという案内があるため、本文は別にも保存しておきます。キャンペーン作成の公式手順
差し込みを使うなら、名前が空欄の場合の代替文も設定します。「こんにちは、さん」のような表示になるより、今回は差し込みなしで自然に始める方法もあります。
| 確認の段階 | 今回の確認内容 | 記録するもの |
|---|---|---|
| 作成前 | 購読状態、対象条件、商品情報 | 判定表と原稿の版 |
| テスト | 許可された確認用宛先へ送り、件名・本文・リンクを見る | 送信時刻、受信環境、修正内容 |
| 予約前 | 宛先人数、日時、タイムゾーン、見積、差出人 | 最終画面の値 |
| 配信後 | 配信結果、クリック先、購入の対応 | 期間と各指標の定義 |
公式のテスト送信は最大5アドレスまで指定できます。確認画面でチェックを終えたことは、誤字やすべてのリンク先が正しいという保証ではありません。自分でも商品ページを開き、金額や発送予定が一致するか確認します。
予約時に購読者がいなければ下書きになる場合も、公式に案内されています。送信中に取り消せても、対象になるのは未送信分で、すでに届いたメールを回収する操作ではありません。修正が見つかったら、送信が始まる前に予約内容を見直します。
送信数、クリック、購入を一つの数字にしない
メールを開いたりリンクを押したりした人が、そのまま購入したとは限りません。配信の記録と、商品ページへの訪問、注文を分けて見ます。メールごとに計測用の情報を付ける場合も、リンク先が壊れないか確認します。
今回の例は、公式手順と仮データによる準備見本です。実ストアで送信した結果ではありません。最初の実施では、許可されたテスト環境で一通を最後まで点検し、その記録を付けてから対象を広げると、宛先・本文・時刻のどこを修正すべきか追いやすくなります。