こんにちは。バナナデスクです。
「料金」と送れば自動返信する設定を作ったのに、「料金を教えてください」には同じ返事が来ない。LINE公式のキーワード応答では、こうした違いが起こり得ます。
キーワード応答は、登録した文字と完全一致するメッセージへ返信する仕組みです。人のように質問の意味を読み取る機能だと思って文例だけを増やすと、反応しない入力が残ります。
料金・場所・日程・個別相談の四つを仮の質問として、返答文、時間外の案内、テスト入力まで作ってみます。以下は公式仕様を基にした設定案です。実アカウントから返った文を記録した検証結果ではありません。
キーワード応答と一律応答を使い分ける
2026年10月1日に確認した公式マニュアルでは、応答メッセージにはキーワード応答と一律応答があります。キーワード応答は完全一致、一律応答は受信内容によらず返信するものです。一つの応答メッセージに登録できるキーワードは上限51個と案内されています。LINE公式・応答メッセージ
AIチャットボットや、Messaging APIで別に実装する応答は、この設定とは分けます。現在の応答設定にはAIチャットボットを含む選択肢もありますが、今回の文例は標準の固定文応答と人の返信で設計しています。応答方法の公式説明
四つの質問に、固定してよい答えを用意する
架空のオンライン写真教室の案内です。毎回変わる日程や個別の見積を固定文の中で確定させず、確認する場所や担当者への引継ぎを示します。
| 登録するキーワード例 | 完成した返信文 |
|---|---|
| 料金/参加費 | 小物撮影の基本講座は60分、3,300円(税込)の仮設定です。講座ごとに内容と参加費が異なるため、開催一覧の各講座でご確認ください。法人向け個別研修は、人数と内容を確認して別途ご案内します。 |
| 場所/会場 | 通常講座はオンラインです。参加方法は予約確定後の案内でお知らせします。対面イベントは会場が異なるため、該当イベントの開催ページをご確認ください。 |
| 日程/開催日 | 開催日と空き状況は開催一覧で更新しています。一覧を開いたことや、この返信を受け取ったことだけでは予約は確定しません。各講座の申込み手順をご確認ください。 |
| 個別相談 | 個別のご相談は担当者が確認します。ご希望の内容を一つと、希望時期をお知らせください。顧客情報やログイン情報は送らないでください。平日10〜17時に確認し、原則2営業日以内にご返信します。 |
実運用では、仮設定の料金等を確定情報へ置き換え、開催一覧の有効なリンクを添えます。「料金」「参加費」のように別の呼び方を登録しても、あらゆる自然文に反応するわけではありません。
一致しないときは、次にできることを返す

通常の一律応答は、例えば次の短文です。
メッセージありがとうございます。「料金」「場所」「日程」と一語で送ると、基本の案内を自動返信します。個別のご相談は内容をお送りください。担当者が平日10〜17時に確認し、原則2営業日以内に返信します。
利用者へ正しいキーワードを探させるだけで終わらず、人が読む窓口も残します。担当者がその受信箱を実際に確認できる体制であることが前提です。「個別相談」という言葉を送った時点で、相談予約まで完了した扱いにはしません。
リッチメニュー等のテキスト送信アクションへ同じキーワードを設定する場合は、手入力しなくても基本案内を選べるようにできます。ただし、送る文字と登録語を一文字ずつ照合し、実際の応答を確認します。
時間外の文面と、キーワード優先の動作を揃える
時間外の文例:現在は担当者の応答時間外です。対応時間は平日10〜17時です。いただいた内容は次の営業日から確認し、原則2営業日以内に返信します。予約済み講座の変更は、予約詳細にある変更方法をご確認ください。
公式説明では、複数の応答があるとき、完全一致するキーワード応答が先に選ばれます。一致しない場合は、期間指定の一律応答、毎日の時間指定、一律応答の順です。同じ条件の一律応答が複数あると、その中から一つがランダムで送られます。
そのため、夜に「料金」と送ったら、時間外の一律文ではなく料金文が返る設計もあります。必要な対応時間は個別相談の返答にも書き、時間外文だけに任せません。「時間外はどんな入力にも時間外文が必ず返る」と決めつけず、組み合わせをテストします。
休業期間の告知を優先したい場合も、期間指定の一律応答だけで完全一致のキーワードを上書きできると想定しません。キーワード側の内容・利用状態・期間を合わせて確認し、営業再開後に古い文が残らないよう管理します。
保存と利用開始、全体の応答設定を区別する
公式手順では応答メッセージを作り、管理用タイトル、タイプ、キーワード、必要な期間とタイムゾーン、本文を設定します。保存だけの場合と「利用開始」を押して利用中にする場合が分かれています。
さらに、アカウント全体の設定で応答メッセージが送られる応答方法を選ぶ必要があります。個別文が利用中でも、全体設定と合っていなければ届きません。チャットを使う場合は応答時間の利用有無と、時間内外の応答方法も確認します。
設定後は応答メッセージ画面上部の現在のステータスを確認します。「文章を保存できた」ことと「想定どおりに返る」ことを分けて点検しましょう。
一致、不一致、時間外を入力して確かめる
| 入力と条件 | 想定する確認 |
|---|---|
| 時間内に「料金」 | 料金のキーワード応答 |
| 時間内に「参加費」 | 別名として登録した同じ料金文 |
| 時間内に「料金を教えてください」 | この文章を登録していない場合、料金への完全一致扱いにしない |
| 空白付き「料金 」 | 入力がどう処理されるか実測。空白除去を未確認のまま想定しない |
| 時間外に「個別相談」 | キーワード文と時間外案内の整合 |
| 時間外に未登録の質問 | 該当する時間外の一律応答 |
| 利用停止中のキーワード | 停止した文が返らず、現在有効な条件で処理される |
これは入力計画です。実際の設定で返った文、時刻、タイムゾーンを記録して確認します。予想と違うときは、似た文をさらに作る前に、利用状態、応答方法、期間、同条件の重複を点検します。
固定文の役割は、変わらない案内を素早く渡すことです。個別判断が必要な相談まで無理に自動で確定させず、人へ引き継いだ後に返事が途切れない仕組みまで用意してください。