メール配信システムの選び方|読者数・配信方法・必要な記録で比較する

配信先と日ごとの上限を比較する三つの封筒トレーと確認ボード

こんにちは。バナナデスクです。

読者が500人なら、500件を登録できるメール配信サービスを選べば足りるでしょうか。実は、登録はできても、500人へ同じ日に送れないプランがあります。

選ぶときに並べたいのは、サービスの機能名より「こちらがどう配信するか」です。月4回の一斉配信と、登録から順番に届く講座では、必要な枠も確認する画面も変わります。

ここでは読者500人・月4回を仮の条件に、公式資料で分かることと、試用して確かめることを整理します。無料枠の大きさだけで順位を付けず、自分の配信に合う候補を残すための比較です。

読者数、月間通数、一度に送りたい人数を分ける

仮の運用条件は、購読に同意した500人へ毎週火曜日に同じ案内を送り、月4回の配信を行うものとします。通常配信だけなら500人×4回=2,000通です。読者500人と月2,000通は、別の上限として見ます。

仮の読者500人に月4回送ると月2000通になり、同日500人への配信条件も確認する図
月4回の仮計算です。5回配信する月や確認用メールは別途数えます。
比較前に決める項目 今回の仮条件
登録数 購読中500人。解除済みの連絡先を保管する場合の計数方法も確認
送る量 月4回・通常配信2,000通。確認用メールや追加案内は別途見込む
送る時期 各回500人へ同日の指定時刻に配信したい
必要な編集 見出し、本文、画像1枚、詳細ページへのボタン、配信停止
残す記録 購読状態、配信先条件、到達・クリック、解除、連絡先の書き出し
担当 まず1人。複数人で編集する時期に権限・追加料金を再確認

5回配信する月なら通常分だけで2,500通になります。月4回という計算を、そのまま毎週配信の年間予算へ使わないようにしましょう。訂正の再送も、通数に含まれるか確かめます。

同じ500人でも、無料枠への収まり方が違う

以下は2026年10月1日に確認した公式掲載条件です。試用した使い心地や到達率の比較ではありません。契約時は対象プラン、請求周期、通貨、税、超過条件を改めて確認します。

候補 公式の無料枠 今回の条件で残る点
Benchmark Email 500件まで、月2,500通。ドメイン認証未完了は月1,000通 認証後なら通常2,000通は月間枠内。追加送信と登録数の増加を管理する
Mailchimp 250件まで、月500通、1日250通 500人の条件は無料枠外。有料プランの見積対象
Brevo 連絡先10万件まで、1日300通 500人へ同日に配信する今回の条件には不足

Benchmark Emailの新しいサービスとClassic版の情報は分けます。現行料金ページでは無料枠が500件・月2,500通と案内され、認証の有無による制限も付いています。月間枠内というだけで、すべての運用条件を確認できたわけではありません。Benchmark Email公式料金

Mailchimpはプランの連絡先数に、配信停止済み・未購読の連絡先も含む説明があります。購読中が500人でも、保管する連絡先を含めた数で見積もります。Mailchimp公式プラン説明

Brevoの無料枠では、300通を超えるキャンペーンの残りを翌日以降へ自動ですべて送る前提にはできません。公式FAQは、残りへの再キュー操作を説明しています。日を分けてよい配信なら候補になり得ますが、今回は同日500人が条件なので、有料枠も含めて検討します。Brevo無料枠の制限

見積依頼には、必要な送信方法も書く

「500人の料金を教えてください」だけでは、HTMLの持ち込み、登録後の自動配信、複数担当者などが見積から抜けることがあります。次のように条件を渡します。

購読中500人へ月4回、各回500人を同日に予約配信します。通常分は月2,000通です。独自ドメインを利用し、連絡先の購読状態を保った書き出しが必要です。編集担当は1人です。確認用メールの計数、上限超過時の扱い、月額契約の総額、解約時のデータ出力方法を確認したいです。

これに、将来必要になる機能を混ぜすぎないことも大切です。登録後に3回送る講座を今すぐ始めるなら、その自動化条件を必須にします。予定が決まっていない機能は、必要になった際の移行条件として分けます。

認証と書き出しは、契約後の作業まで見ておく

送信元を確認するメールを受け取ることと、独自ドメインのDNSへ認証情報を設定することは別です。Mailchimpは所有・管理するドメインへの設定手順を、BrevoはBrevoコード・DKIM・DMARCの確認を案内しています。管理権限が誰にあるかを先に調べておくと、契約後に作業が止まりにくくなります。Mailchimpの認証、Brevoの認証

既存のDNS設定を理解せず置き換えることは避けます。また、認証が完了しても受信箱への到達が保証されるわけではありません。

3社とも連絡先の書き出しを公式資料で案内しています。ただし「出力できる」と「必要な項目がすべて移せる」は別です。購読状態、登録経路、解除、独自項目を含められるかを、許可されたテストデータで確かめます。解除済みの人を別サービスへ移した途端に購読中へ戻してはいけません。Mailchimpの出力、Brevoの出力

試用では、実施した作業と未確認を分けて記録する

試す作業 合格とする状態 残す記録
同じ講座案内を作る 日程、画像、リンク、停止欄を編集できる プラン名、操作画面、作業時間
許可済み宛先へテスト 件名・本文・リンクを受信側で確認できる メールアプリと端末、表示、リンク先
予約設定を確認 対象、時刻、タイムゾーンを送信前に確認できる 設定値と変更・取り消し方法
仮の連絡先を出力 必要項目と購読状態を保持できる CSVの列、権限、出力対象

今回示した3社の枠は公式資料の比較で、試用結果欄を「確認済み」として埋めたものではありません。自分の条件で試した後に、できた作業と残った疑問を追記します。

最終的には、毎回の配信を担当者が迷わず準備でき、必要な記録を取り出せる候補を選びます。価格差を見る前に、送りたい人数と時期を満たすかを確認する。この順なら、無料枠の大きさだけに引っ張られずに判断できます。