YouTube終了画面の設定方法|見終わった人に次の一本を案内する

動画フレームと次の動画タイル、黄色い矢印を組み合わせた紙模型のイメージ

こんにちは。バナナデスクです。

YouTubeの動画を最後まで見てもらえたのに、次に見てほしい説明へ進んでもらえない。「関連動画はこちら」と言うだけでは、視聴者にとって続きを見る理由が足りないことがあります。

たとえば、講座の日程を決める方法を説明した動画なら、次は「欠席者への振替案内」を知りたい人がいるはずです。終了画面へ置くのは、単に新しい一本ではなく、いま見終えた人に残る疑問へ答える一本です。

この記事では、終了画面の条件と設定の流れを確認したうえで、仮の3分動画の最後20秒を台詞と画面の配置へ落とし込みます。

終了画面を置ける条件を先に確認する

YouTube公式の終了画面ヘルプでは、25秒以上の動画の最後5〜20秒へ設定できると説明されています。通常の16:9動画では最大四要素ですが、すべての枠を埋める必要はありません。外部サイトへのリンクにはYouTubeパートナープログラムへの参加条件があります(2026年10月1日確認)。

子ども向け動画では使えず、YouTube MusicやKidsなど、表示されない環境もあります。モバイルウェブは原則対象外で、公式はiPadのモバイルウェブを例外として挙げています。視聴者が非表示にする場合もあるため、必要な補足を終了画面だけに置かないでください。

動画末尾で本編の結論と、次の一本を置く余白を分ける図
仮の3分動画の最後20秒を設計する図です。実際のYouTubeの画面ではなく、字幕と終了画面の要素を重ねて点検するための配置例です。

次の一本は、見終わった人の疑問から選ぶ

以下は教室運営を説明する架空のチャンネルの例です。制作済みの動画や再生結果を報告するものではありません。

いま見た動画 残りそうな疑問 終了画面で案内する一本
講師と参加者の候補日を揃える 欠席する人にはどう案内するか 振替・欠席時の案内を作る
講座の持ち物リストを作る 事前準備を終えていない人にはどうするか 前日確認と当日の代替案を用意する
教材費を含む料金表を作る 追加料金の質問へどう答えるか 料金についてのFAQを整える

同じジャンルであっても、次の用事が違えばつながりは弱くなります。「日程を決める」を見た直後に、いきなり高額サービスの紹介へ移すと、その先で何を解決できるのか分かりにくくなります。

一方、一本で疑問が十分に解決する内容なら、無理に続きへ引っ張る必要はありません。今回の答えを出し切り、別の条件がある人向けに補足を案内します。

3分動画の最後20秒を完成させる

題材は「講座の日程候補を三つに絞る方法」です。0:00〜2:40で、講師の都合、会場、参加候補者の条件を整理する説明を終える想定にします。以下は撮影・編集前に使う完成絵コンテです。

時刻 話す台詞 映像と終了画面
2:40〜2:47 候補日を絞ったら、講師と会場の確保を先に確認します。回答数だけで開催日を決めないのがポイントです。 説明者または日程表を左寄せ。右半分に重要な文字を置かない
2:47〜2:55 決まった日に参加できない人への案内は、次の「振替と欠席時の伝え方」で、三つの文例を使って説明しています。 右側に次の動画の要素を表示。背景の文字と重ならない位置へ
2:55〜3:00 振替の有無を決めてから、案内文を整えてみてください。 要素を残し、次の動画名を読んで選べる間を作る

最後の台詞で「右上を必ず押してください」と位置を強く約束しないのは、見る環境で表示が変わることがあるためです。動画名と得られる説明を口頭でも伝えると、画面が表示されない人も探しやすくなります。

編集時には、本編の最後へ終了画面を重ねてから確かめます。日程表の重要な数字が要素に隠れるなら、要素を小さく詰める前に、説明を終える時刻と画面の余白を直します。終了画面用の素材に空の四角を描くだけでは、クリックできる案内にはなりません。

YouTube Studioで要素と表示時間を設定する

公式のパソコン向け手順は、Studioの「コンテンツ」で対象動画を開き、「エディタ」から「終了画面」を選ぶ流れです。動画要素へ案内先を指定し、位置と開始・終了時間を調整して、再生プレビュー後に保存します。

  1. 案内先を決める。今回の例では自分で選んだ「振替と欠席時の伝え方」を指定します。「最新の動画」へ任せると、次の投稿後に本編の台詞と合わなくなる可能性があります。
  2. 重ねる範囲を確認する。2:47から表示する構成なら、その時刻の映像を見ながら置きます。
  3. 声と画面を一緒に再生する。動画名を話す頃に要素があり、日程表や字幕を隠さないか確認します。
  4. 保存後に視聴側で確認する。案内先の公開範囲と内容が正しいか、説明欄の代替案内も含めて点検します。

スマートフォンで設定項目が見当たらないときは、ブラウザやアプリの画面を同じものと考えず、まず公式が案内するパソコンのStudioで確認します。見当たらないボタンを探すためだけに、動画を削除して上げ直す必要はありません。

表示されないときは、動画・視聴環境・保存内容を分ける

次の順で切り分けます。これは確認手順であり、特定のアカウントで不具合を再現した記録ではありません。

  • 動画の長さ、子ども向け設定など、対象条件を満たしているか。
  • 視聴側が終了画面の対象となる環境か、非表示を選んでいないか。
  • Studioで要素と表示時間が保存されているか。
  • 案内先の動画が視聴可能か、本編で説明した内容と一致しているか。

公式も、終了画面は常に同じ表示になるとは限らないと説明しています。編集画面のプレビューだけで「全員へ届く」と判断せず、重要な続編は説明欄にも動画名を示してください。

反応を見るときも、次の疑問との対応を保つ

Studioのアナリティクスでは終了画面の要素のクリック率を確認できます。比較するなら、同じ期間、同じ要素の種類、末尾まで見られた状況も合わせます。動画全体の再生回数をそのまま終了画面の表示回数にしないことが大切です。

反応が少ないときの修正候補は、色や配置だけではありません。「その動画を見ると何が分かるか」を台詞に足す、案内先を一つに絞る、次の疑問へ合う動画に替える、といった見直しもできます。

終了画面は、編集の最後に付け足す部品として考えるより、本編の答えを渡したあとの案内として準備すると自然になります。次に答える問いと、最後の20秒を一緒に書き出してみてください。