LINEショップカードは使える?再利用の理由と付与・利用ルールを決める

教室のポイントカード、五つの印、次回用の特典チケットを示す紙模型のイメージ

こんにちは。バナナデスクです。

教室の参加者へLINEショップカードを配れば、次回も来てもらえるでしょうか。便利な仕組みですが、次に受けたい内容や通える日程がなければ、ポイントだけでは利用理由を作れません。

先に考えたいのは、何の利用を積み重ねてほしいかと、特典を出しても続けられるかです。一度きりの高額な制作依頼と、毎月参加できる教室では、カードの合い方が違います。

この記事では、継続教室を仮例に、ポイントの付与・特典利用・期限・受付確認を一枚の運用表にします。LINE上の機能と、人が判断する受講条件も分けて整理します。

ショップカードが合うのは、繰り返す用事がある事業

LINEショップカードは、購入や来店、サービス利用に応じたポイントをLINE上で管理する機能です。LINE公式のマニュアルでは、ポイントの到達時に特典を設定でき、付与用のQRコードを管理画面から取得できると説明しています。

向いているかを判断するには、「次回の通常サービスを、特典がなくても利用する理由があるか」を考えます。継続教室なら、別テーマの授業を毎月受けられることが理由になります。単発のサービスで無理に回数を増やすより、受講後の質問対応を整える方が合う場合もあります。

通常受講5回で2万円、特典利用の6回目が3000円となる仮のショップカード運用図
一回4000円、5ポイントで次回1000円引きという仮例です。カードを導入したことによる再利用効果を示すものではありません。

仮の教室の、記入済み運用表

今回の例は、通常一回税込4,000円の少人数教室です。次の内容は運用設計の仮例で、実際にカードを公開した記録ではありません。

項目 今回の運用案
対象の利用 通常の4,000円講座へ本人が参加し、支払いを確認できた場合
ポイント 対象講座への参加一回で1ポイント。同日中は一回まで
対象外 無料説明会、欠席、返金した受講、特別料金の企画
ゴール 5ポイントで、次回の対象講座に使える1,000円引き特典
特典の利用 本人一回限り。対象講座一回に一枚。他の割引と併用しない
カード期限の案 初回ポイント取得から6か月の案。設定で選べる期間を確認して確定する
特典期限の案 発行後3か月。特典側で設定する条件を別に確認する
受付確認 受講記録と支払いを照合して付与。特典は本人の有効な画面と利用状態を確認
付与忘れ 受講日と支払い記録を確認し、担当責任者へ引き継ぐ

カードのデザインを先に作ると、あとから対象外の講座や併用条件を書き足したくなります。まず参加者に案内するルールを完成させ、その内容が機能上の設定と一致するか確認します。

例えば、「一回参加で一点」と案内しながら一日に二講座ある教室で同日付与を禁止すると、期待がずれます。この例では「同日中は一回まで」を案内にも入れています。二講座それぞれへ付けたい教室なら、最初から別の運用設計が必要です。

特典が全部使われた場合の費用を計算する

五回の通常受講は4,000×5=20,000円。特典を使う六回目は3,000円なので、六回の受講料合計は23,000円です。割引なしの24,000円に対して1,000円、約4.17%の値引きとなります。これは同じ講座料金が続き、すべて対象である仮条件の計算です。

さらに、ある期間に40枚の特典を発行した場合、全員が利用すれば値引き総額は40,000円です。失効する人がいると期待して予算を組むより、全枚利用の時に提供できるかを先に確認します。

ここで計算したのは値引きによる売上の減少額で、教室全体の利益ではありません。材料費、会場費、講師の時間、定員も必要です。特典で利用が増えたという効果測定でもなく、元から通う予定だった参加者にも同じ割引を提供する点を含めて考えます。

特典を景品や他社の商品へ変える場合は、費用の計算だけで判断せず、適用される表示や景品の条件も確認してください。値引きと物品プレゼントを同じ扱いに決めないようにします。

ワンタイムQRと、印刷用QRは使い方が違う

公式ヘルプのポイント付与の説明では、管理アプリの画面に表示するワンタイムQRと、管理アプリやWeb管理画面で作る印刷用QRを区別しています。ワンタイムQRを印刷して掲示することはできません。

印刷用QRには公開設定が必要です。公式マニュアルでは、読み取り期限などを設定してファイルを出力する流れを案内しています。受付で使うコードを作る場合は、カードの期限と、QRを読み取れる期限を混同しないようにします。

今回の教室なら、受付担当が受講を確認してから付与用の画面を見せる、という案が考えられます。コードを常時見える場所へ掲示する場合は、誰がいつ読み取る想定なのかを決めます。QRだけで受講や支払いの事実まで自動判定できると考えないでください。

付与制限、カード期限、特典期限を分ける

公式マニュアルの初期設定は、同日中に同じ利用者へのポイント付与を許可せず、0時にリセットする方式です。この設定はすべての付与用QRへ適用されます。別のQRなら同日の制限がなくなると考えて、例外処理を作らないようにします。

カード期限の基準には、初回利用日や最後にポイントを付けた日があります。公式マニュアルの定義でいう初回利用日は、初めてポイントを取得した日です。予約日やカードを取得した日だけで起点を決めず、ポイント取得を確認します。特典チケットは別のもので、カードの期限が切れても利用できる場合があります。一方、カードの公開停止は特典にも影響します。参加者から「カードは期限切れだけど特典がある」と言われた時に、カード表示だけで利用不可と決めないでください。

公開済みの変更にも制約があります。公式ヘルプは、すでに獲得されたカードや特典などを後から自由に変更できないこと、停止したカードは復元できないことを説明しています。内容を直すためだけに、影響を確認せず停止を押さないようにします。

受付の例外対応も、一行で決めておく

起きたこと 受付での対応例
同日中の二回目で付与できない 同日一回の案内と受講記録を確認。別QRで回避しない
前回の付与を忘れたと言われた 受講・支払記録を確認し、責任者が対応方法を判断
期限切れのQRを掲示していた 掲示を止め、対象時間と付与できなかった人の申出を記録
特典の画像だけを提示された 画像だけで処理せず、有効な特典画面と利用状態を確認

運用を始める前に、対象の受講、同日二回、期限、特典使用を自分たちで確かめます。導入後は発行数と利用数を見ながら、受付の負担や特典費用も記録します。

ショップカードは、再利用の理由を分かりやすく伝える補助になります。まずは一枚のルール表と、全特典を使われても続けられる費用から考えると、参加者にも受付担当にも説明しやすくなります。