仕事をやめたい!でも言い出せない理由5選

仕事を辞めてしまいたい、だれでも一度は考えたことがあるでしょう。終身雇用制度が崩壊した現代では仕事を辞めることは決して悪いことではありません。

しかしなぜ辞めたいのか、その原因を取りのぞけないか、そして自分がどうなりたいかをしっかりと整理したうえで、辞めるようにしなくては、転職の失敗による「人生下り坂」になりかねません。

記事の目次

仕事をやめたい40代の場合

40代になって仕事を辞めたくなるというのは、楽観視できる問題ではありません。40代は分別のついた社会人ベテランですから、辞めたいというにはよほどの事情があるのでしょう。

  • 「今よりいい会社」に転職する

転職するなら30代までとよくいいますが40代でもまだ大丈夫です。また今より給料がよくなることもありますので、感情的な部分はさておいて冷静な転職活動を始めましょう。やってはいけないのは勢いで辞めてしまうことです。

40代ですと家族がいる場合も多いでしょう。家族のことをしっかり責任をもって考えて有利に転職できないか作戦を練ってください。

  • 有利な転職をするには

今よりいい会社に転職するにはやっておいた方がいいことがあります。転職エージェントによるアドバイスですのでご参考にしてください。

実績を作ること

少しでも自分の能力をアピールできるような実績があれば、職務経歴書に書き入れることができるのでやめる前にできることがないか考えてみましょう。

資格を取る

資格は採用する上で大きなチェックポイントとなります。また、努力家であることも伝えることができるので、もし取れそうな資格があればチャレンジしましょう。

円満退職を心がける

採用する会社によっては、どのような辞め方をしたのかを気にするところもあります。責任ある引継ぎをするようにしましょう。これまでいた会社に感謝し、同僚にお礼が言えるくらいの退職が望ましいです。

しかし心身ともにボロボロになるようなブラック企業ではそのようなことは通用しません。その場合は「退職を申し出れば2週間後に辞められる」という法律を武器に2週間分の有休を消化して辞めるしかないでしょう。

  • 仕事を辞めて起業する

起業するというと何やら大げさで、ハードルの高いもののように感じるかも知れませんが配食やクリーンサービスのフランチャイズなど、今では簡単に資金もほとんど必要とせず起業することができます。稼げるかどうかは腕次第ですが、このまま我慢して50代に向かっていくのがつらいのならまだ40代で無理のきくうちに人生のプランを変更してみるのも方法です。

40代で仕事を辞めたくなるというのは、ある意味、運が悪かったと言えます。しかし、運気をもたらすのも自分自身だということを忘れないでください。それさえ忘れなければ、転職してもうまくいくのではないかと思います。人生半分、まだまだ仕事をしなくてはなりません。せめて気持ちだけは腐ってしまわないようにしたいですね。

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仕事をやめたい30代の場合

30代で仕事を辞めたくなった場合、家庭があるのか独身なのかでは大きく違ってきます。家庭を持っていれば仕事を辞めることにかなりの抵抗があるでしょう。しかし転職のチャンスというものは年齢とともに少なくなっていくのです。覚悟をしなくてはなりません。

  • 現職のスキルがいかせる仕事を選ぶ

20代なら関係なく転職できますが30代になると能力といったものを期待されます。そのため転職する仕事選びは慎重に行った方がいいといいます。20代の間に身につけたスキルをうまく利用できる職種を探しましょう。営業、語学、マーケティングなどこれまでしてきた仕事と同じ方が転職はうまくいくのです。

  • 30代で仕事を辞めてしまった人の反省点

思い切って、33歳で会社を辞めてみて、2年というときが過ぎていました。最初の会社を辞めてから、収入的にも大幅に下がりました。

とにかく辞めたいという思いだけで、辞めてしまった結果がこれです。

反省点としては、今の会社が嫌で、転職するなら、もっと準備をしておけば良かったということですね。それから、私のことを心配してくれる人もいたので、もっと頼りにしても良かったかなと思っています。

一時の感情だけで動いてしまったことが、この結果を招いた原因かもしれないです。

出典:http://hoperk.com/3828.html

この方は現在41才独身なのですが、自分で稼ぐ方法を見つけて、雇われの身ではなくなりました。「自分に合った生き方を目指すブロガー」として活躍されているようです。そして33才で仕事を辞めたことを後悔していないといいます。自分の好きなことが出来るようになり、時間的なゆとりも手にされたとのことです。

  • 仕事を辞めたい30代が多い理由

30代は20代に次いで離職率が高いです。およそ6.5%となっていて40代の4.3%より上回っています。30代男性が仕事を辞めたいと思う理由には次のようなものがあります。

◆給料の低さ

中小企業庁による調査によると平均的な賃上げ率は1.8%~2.0%となっています。ところが、その格差はとても大きく、まともに昇給をしない会社もあるのです。そうなってくると「このままこの会社にいていいのか」といった疑問が起こるでしょう。

◆モチベーションの低下

給料の低さがモチベーションを低下させるのは当然のことですが、仕事内容によってもモチベーションが低下する場合が多いようです。突然の配置転換や部下の育成を任されるなどして、一気にやる気がなくなってしまうことがあります。

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仕事をやめたいほど辛い人間関係の場合

仕事をやめてしまいたい、そう思う理由の70%は「人間関係」にあるといいます。どこの会社にあってもおかしくないパワハラやモラハラ、そんなことで悩んでいる人は少なくないでしょう。しかも加害者は男性であることが多く、管理職がパワハラ体質ならその会社にいる限りは耐え続けなくてはなりません。

人間関係は修復できない

仕事を辞めたいほど人間関係が辛いのなら、あまり我慢をすることはよくありません。はっきり言って精神が病んでしまいます。次の仕事の目処がついて収入が困らないようならなるべく早くに辞めた方がいいでしょう。人間関係のストレスは自分で思っている以上に大きなものです。円形脱毛症ができたり、うつになったりした人はたくさんいます。

そして我慢して頑張ろうと思っても一度壊れてしまった人間関係はまず、修復できません。知り合いに辛い人間関係に3年堪えたという人がいますが、その人は3年間にストレス太りをしてしまいました。しかし、会社を辞める前に、相手が辞めてしまいすべて解決したそうです。これは稀なケースですね。

選ばなければ仕事は多くある

今は慢性的な人手不足です。そのため仕事を選ばなければ、多くの求人があります。アルバイトや派遣として働きながら次の職場を探しではいかがでしょうか。少々、収入が減ったとしても人間関係で辛い思いをするよりは、マシです。

逆に転職によって給料がよくなる場合もあるのですから、後ろ向きにならずに自分の時間を大事にした方がいいでしょう。どうしようもない上司というのはいるものです。さっさと見切りをつけるのも大事な決断です。

次の仕事での人間関係が上手くいくために

せっかく転職してもまた人間関係で辛い思いをするのは運が悪いとしか言いようがありません。そのため、自分が原因とならないようにすることが大切です。

  • 挨拶は積極的に
  • マイナスな言葉を口にしない
  • 進んで仕事する
  • わからないことはすぐに相談する
  • おかげ様でうまくいきましたと「よいしょ」する

これらは人間関係を円滑に回している人の特徴です。そして何より大事なのは深くかかわらないことです。会社での人間関係はサークルでも友人でもないと割り切って、何かを期待するのはやめましょう。

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仕事をやめたい新卒が多い理由

仕事をやめたい新卒は確かに増えています。就職後1年以内に退職する新卒は厚生労働省の発表によると10人に1人、5万人もいるというのです。3年では3割以上になります。背景には人手不足による売り手市場によって第二新卒が就職のやり直しをしやすくなったということもあるのですが、そもそも若い人たちに会社に依存する意識が低くなっていることが大きいようです。

  • 新卒が仕事を辞める理由:人間関係

新卒がもっとも辞めたいと思う理由はやはり人間関係です。昔気質の上司などにはついていけず、重圧を感じてしまいます。一度でも上司を苦手だと思ってしまうと厳しい指導などはすべてパワハラにしか感じられません。「上司=社風」と受け止めてしまいますので、会社が自分に合わないと判断し退職するケースがほとんどです。

  • 新卒が仕事を辞める理由:希望する仕事ではない

配属された部署によっては、自分のやりたいと思っていた仕事と全く違う仕事につかなくてはならない場合があります。長い目で見ることができればいいのですが、気持ちに余裕のない新卒社員にとっては毎日会社に行くのが憂鬱になることも考えられるのです。仕事への意欲が高かった人ほどこの傾向は強く、転職の決断も早いと言えます。

  • 新卒が仕事を辞める理由:残業が多い

まさしく「聞いてなかった」状態です。面接では残業はないと聞いていたのに実際、働き始めてみると定時で退社する人はおらず、結局、毎日残業する羽目になってしまいます。自分だけ定時で帰るわけにもいかず、だんだんと会社が嫌いになってくるのです。ましてや残業代もつかないということであれば、辞めてしまおうと考えるようになるでしょう。

  • 新卒が仕事を辞める理由:ボーナスが少ない

ボーナスの金額は「会社の業績」によるところが多いとわかっていても、想像よりあまりにも悪ければ将来的に不安になります。給料が同じでも年収にしたら友人と100万円も違いがあれば、1年以内でも仕事を辞めようかと悩んで当然です。

新卒が仕事を辞めたいという理由はさまざまですが、30年前に施行された男女雇用機会均等法以来、徐々に新卒の退職は増えてきているように思います。それまでは、働いてまともに給料をもらえるのは男性が主で、まだまだ女性は家庭を守るという考え方がありました。

しかし現代では男が「家庭を支える大黒柱」という意識が希薄になってきているようにも思えます。また長く働いていれば出世する「年功序列」「終身雇用」がなくなってきたことも、新卒に会社を辞めるという選択肢を与えたのです。

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仕事をやめたいが結婚で辞めると損する?

結婚を機に仕事を辞めるという女性はだんだんと少なくなってきています。割合では約50%の女性が結婚で仕事を続けるようです。また出産後仕事を続ける人は65%にも上ります。夫の給料が上がらない、教育にお金がかかるという事情を抱えていては、女性も経済的に家庭を支えることが必要になってきました。

  • 結婚して仕事を辞めると損する?

では結婚して仕事を辞めると損することになるのでしょうか。夫のサラリーにもよりますが、一概にも損だとは言い切れません。家事に専念できるし、体力的にもかなり楽になります。また妊娠して子供ができても、ゆとりをもって育てることができるでしょう。

焦って保育園を探す必要もありません。不妊治療の産婦人科医などは「すぐに仕事をやめなさい」と指導するほどです。早くに子供を作りたいなら結婚と同時に仕事を辞めるのも大事なことといえるでしょう。また出産後も子供の成長に合わせてライフスタイルを決めることができます。

  • 結婚して仕事を辞めるデメリット

<経済的負担>

結婚して仕事を辞めると夫の給料だけでやりくりしていかなくてはなりません。多くの女性は経済的な問題から仕事を続けるようです。また自分が働いていないことで、自由に使えるお金というものが必然的に減ってしまいます。将来のことを考えると、楽しみに使えるお金もすべて貯蓄に回す必要がでてくるかも知れません。

<会社での実績やキャリアを失う>

会社を辞めてしまうとなると、これまでの実績やキャリアは失われると考えた方がいいでしょう。子供に手がかからないようになってから働くつもりでも、数年後は同じような仕事に就けない可能性もあります。正社員として社会復帰を考えているなら、仕事を辞めるべきではないです。再就職は想像以上に困難であることが多いため、キャリアを積みたい人はよく検討しなくてはなりません。

「仕事を辞めたい」という気持ちが少しでもあると、仕事と家事の両立はとても厳しいものになります。大事なことは世帯収入ですね。世帯収入が安定して増えていけば、子育て後に再就職でしんどい思いをすることがありません。世帯収入の増やし方、在宅でできる仕事を見つけるなどの方向性を探ってみることが重要です。

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仕事をやめたい時は何から始める?

仕事を辞めたいと感じていてもなかなか言い出せないという人は多いです。その理由には様々なものがありますが、本人にとってはとても辛い状況にあることは間違いありません。仕事を辞めたいとなぜ言い出せないのか、そして仕事を辞めたい時にやっておくべきことを見ていきましょう。

  • 仕事を辞めたいと言い出せない理由5選

1.実は悩んでいる

仕事を辞めたいと考えているけれど、はたして本当に辞めてしまっていいのかと心の中で悩みとなっていることが考えられます。一度、辞めると言ってしまえば後戻りはできませんので、その悩みがわだかまりとなって仕事を辞めたいと言い出せないのです。

2.上司の出方がこわい

ブラック企業の場合、辞めると言ったために逆切れされるということも珍しくないのです。そしてなかなか辞めさせてはくれません。何かいい方法がないかと考えていても思いつかずに辞めたいと言い出せずにいるのです。ブラック企業にお勤めならそんな悠長なことは言っていられません。即刻、方法を見つけましょう。

3.迷惑をかける

人のいい性格が災いして言い出しにくいということもあります。職場に迷惑をかけたくないという気持ちが大きく、仕事を辞めたいと言い出せません。特に人手不足の会社なら、一緒に働いている人に対して「すまない」という思いが強くなり、言葉を詰まらせてしまいます。

4.転職先が決まっていない

ずばり、先行きが不安な状態ですね。確かに転職先を決めてから退職するのが理想的ですが、いつまでも同じ状態がいいはずがありません。思い切って辞めてから仕事を探すのも方法です。

5.家族に反対される

最初に相談すべき家族が反対するのがわかっていて言い出しづらいというのもよくわかります。しかし話し合いを始めない限り、いつまでたっても会社を辞めることができません。

  • 仕事を辞めたい時に始めること

仕事を辞める前にやっておきたいこと、まずは転職準備です。そして職歴書を作らなくてはなりません。転職エージェントなどでは職歴書の作り方を指導してくれるところもあるので利用するのもいいかも知れません。

次に退職理由を考えてください。「会社の人間関係に嫌気がさしたので辞めます」とは言えませんよね。「健康や家庭の事情」、また「やってみたい仕事がある」といった正当な理由を見つけましょう。

最後に転職に失敗した時のために備えることが大事です。じゅうぶんな貯金があるならしばらくは安心でしょうが、そうではない場合は副業を始めるなど収入源を作っておきます。ブログアフィリエイトやYoutubeもおもしろいのではないでしょうか。やり方次第では転職しなくてもよくなるかも知れません。実際、そういった人も多いです。

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