豊かさとは愛情に包まれ、温かいものでおなかを満たし、誰を恨むこともなく、悲しみのかけらもない状態です。そしてそれは誰もが体験したことのあることなのです。そうです。それはこの世に生を受けた時です。
ところがなんと多くの人が成長するにしたがい愛情を失い、おなかをすかせ、人を恨み、悲しみの底にいることになるのでしょうか。
記事の目次
豊かに暮らす、豊かに生きるとは?
豊かに暮らすというと、どんな生活を思い浮かべますか。高級な家具に囲まれ、おいしいものを好きなだけ食べて、好きな車に乗る。そんなところでしょうか。では豊かに生きるとはどんなイメージがありますか。人から憧れられて、欲しいものが手に入って、したいことがいつでもできる、そんな人生でしょうか。確かにそんな人生なら悩みもなく楽しくて仕方ないでしょうね。
わたしも豊かに暮らすということは、経済的、健康的に満たされて、楽しみがあり、幸せを感じる日々を送ることだとずっと思っていました。だけどそういうことではないようです。人は豊かさの中にあっても多くの場合、その豊かさを感じないようになっているのです。まるで何かに試されているかのような気がします。
「何か」というのはある人は「神」というだろうし、ある人は「宇宙の理」といいます。そしてその「何か」は人が豊かさへの感謝を忘れたときに地球的な災害を引き起こしているのかと思うことがあります。
人はあるものに感謝せず、無いものを恨む
思い当たる人はすぐに改めなければ、いつまでたっても豊かに生きることはできません。かくいうわたしがそうなのですから。わたしはこれまで、日常の中で起こる嫌なことや困ったことばかりを心の中心に置いていました。そして自分に与えられた豊かな部分のことをすっかり忘れて、感謝することもなく、なんて横柄に生きてきたのかと思います。
今から思えばそんなわたしの生き方も「何か」に試されていたのだと思うのです。そのため、わたしは多くのものを失いました。仕事であったり友人であったりと、様々なものがてのひらからこぼれていきました。経済的にも、健康的にも何不自由していなかったというのに、肝心の心が豊かではなかったせいで豊かだった暮らしはボロボロにまでなったのです。さらにタチの悪いことにわたしはそれらの不幸をすべて人のせいにしていたのでした。
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豊かに暮らす知恵
「今、何色?」
人間は弱い生き物です。だから、自分が正しいのか間違っているのか、すぐにわからなくなってしまいます。わからないだけでなく、間違っているにもかかわらず正しいと思い込んでしまうのです。
そこで、おすすめしたいのは「自問自答」の習慣です。自問自答といっても難しいことではありません。それは心の色を「今、何色?」と聞いてみること。
「白」「黒」「グレー」の3色もあればじゅうぶんです。アレンジしたい人は何色でも好きな色を使ってください。「白」はポジティブな人が考えそうなこと。反対に「黒」はネガティブ思考です。
たとえば愚痴っぽくなってる自分を感じたら、すぐに聞きます。「今、何色?」答えが「グレー」だったら、どういう風に考えたら「白」になるのかを考え、訂正します。これを習慣にすることでずいぶんと自分がポジティブになってくることに気づくでしょう。この習慣の最大の特徴は心が豊かになってくることです。
豊かに暮らす知恵
豊かに暮らすためには、まずは心を豊かにすることが最優先といえます。心が豊かでないと運もお金も逃げて行ってしまうからです。運やお金を呼び込むには「人に対してもマイナスの感情を持ってはいけない」といいます。だけど、逆なんですね。心が「白」で豊かになってくると、マイナス感情自体が沸き上がりにくくなるのです。
これは効果が大きいです。人に対して悪いところばかりが目についていたのに、心が白くなってくると、その人の持ついいところがどんどんと見えてくるのです。まるで気持ちが軽くなったように感じます。
そしていろいろなことに対して感謝の気持ちも自然と起こるようになるのです。また不思議な現象として「自分を必要以上に責めない」といったことも起こるのです。豊かさと無縁の人は決して自分を大事にしていません。だから、自分を必要以上に責めてしまうのです。
生活環境も収入も何も変わってないのに、自分が変わるだけで豊かに暮らす準備がまずできます。この準備こそがいちばん大切なのかも知れません。豊かに暮らせたから心が豊かになるのではありません、豊かな心が豊かな暮らしを呼び込むのです。
豊かな心こそが正しい波動を放っているといえるでしょう。いい波動を持つことで人生は必ず好転します。今からでも遅くありません。騙されたと思って「自問自答」の習慣をつけてみてください。
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豊かに暮らす方法
豊かに暮らすというのは「贅沢な生活をする」ということとは少し違って、やはり心の部分が大きいのだといえるでしょう。だけど心豊かに暮らすには、やはりお金が大事です。
毎月の支払いに追いかけられていたり、最低限必要な収入がなかったりしては、いくらきれいごとをいっても心の豊かさなんて得られるものではありません。そのため豊かに暮らすにはバランスが大事なのです。
ムダなものを捨てる
ミニマリストとか断捨離という言葉が聞かれるようになったのも、心の豊かさが意識され始めてからのことです。ムダなものを持たないことで気持ちがすっきりとし、部屋をいつもきれいに保つことができるだけでなく、風通しのいい空間で過ごすことができます。
断捨離の一番のメリットはお金が貯まることです。ムダなものを捨てることによって、自然とムダなものを買わなくなります。
運動を取り入れる
豊かな暮らしには健康が不可欠です。病気がちであってはいくら経済的に豊かであっても暮らしを楽しむ余裕は生まれません。だから日頃から運動を生活に取り入れて、健康を維持するようにしましょう。たとえ1日10分のストレッチでも、大きな効果があります。
「ジムに行かなくては運動ができない」この考え方は豊かなものではありませんね。何事についても「〇〇がないから〇〇できない」という発想を「〇〇がなくても〇〇はできる」というふうにチェンジしていきましょう。
面倒くさがらない
面倒なことほど丁寧にするように心がけた方がいいです。料理、洗濯、掃除など自分の身の回りのことすべて、今までよりも丁寧にそして几帳面にやることで、気持ちに豊かさが生まれます。
豊かさの真逆のことが「雑」なことです。行動を改めることで気持ちを入れ替えることを実践しましょう。
収入を増やす努力をする
お金を作るということは、ダイレクトに豊かさにつながります。お金が無くても幸せだとか豊かな暮らしができるというのははっきり言ってウソです。なぜなら将来や老後の不安を抱えたままで、気持ちにゆとりは生まれないからです。
豊かな暮らしは「賢さ」が支えてくれるのです。ムダを排除し、収入を増やす賢い暮らしをすることが豊かに暮らすためには欠かせません。
豊かに暮らすということはバランスが大事だと書きましたが、「経済」「財産」「精神」「健康」「奉仕」これらのどれが欠けても人間として不安定なままなのです。豊かな暮らしができるかどうかは、自分で決めることができるということがいえるでしょう。
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豊かになることとは?
豊かになることとは人によって定義が違います。多くの人が豊かさに幸福感を重ね合わせていますが、幸福感がなんなのかが人それぞれだからです。
お金を持っていれば幸福かといえば、必ずしもそうとは限らないし、病気を持っているからその人が不幸なのかといえばそうではないかもしれません。ここでは豊かさについてそれぞれの意味から紐解いていきたいと思います。
経済的な豊かさ
多くの人が願うのが経済的な豊かさです。人間はお金がなくては家にも住めないし税金も払うことができません。そして多くの楽しみや幸福感をお金で手に入れることができるのです。
とくに子供を持ってからは自分の経済力が子供の将来を左右してしまうことになります。親なら贅沢はさせなくても、人並みの教育は受けさせたいと思うでしょう。
精神的な豊かさ
精神的な豊かさを持っていなければ、いくら経済的に裕福であっても幸せにはなれません。では精神的な豊かさとはなんなのでしょう。精神的な豊かさとは感謝できているかということに尽きます。
コップに半分の水をもらった時に「半分しかないの?」と思うか「半分もある!」と思うかの差です。前者には不満があり、後者には感謝があるのです。
他を思う豊かさ
経済的にも精神的にも豊かであるためには「他を思う」ことが不可欠です。自分の気持ちや自分の利益だけを考えていては決して豊かさは長続きしません。他を尊重する気持ちを持って初めて自分が尊重される立場に立てるのです。
わたしたちは小学生のころから「思いやりをもって」と教えられているのに、実際の意味を理解することなく大人になってしまうことが多いです。他を思いやれる人は豊かな人生を歩むことができるでしょう。
愛情を与える豊かさ
他人のことは思いやれても、恋人や配偶者に対しては勝手が違うという人は多いですね。与えることよりも求めることが優先されてしまいます。だけど愛情とは与えるものです。大切な人に愛情を与えている人はもっとも豊かなのだといえるでしょう。
ちょっと長いけれどマザー・テレサの言葉に大きな豊かさを感じませんか。
人はしばしば
不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい。
人にやさしくすると、
人はあなたに何か隠された動機があるはずだ、
と非難するかもしれません。
それでも人にやさしくしなさい。
成功をすると、
不実な友と、
本当の敵を得てしまうことでしょう。
それでも成功しなさい。
正直で誠実であれば、
人はあなたをだますかもしれません。
それでも正直に誠実でいなさい。
歳月を費やして作り上げたものが、
一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。
それでも作り続けなさい。
心を穏やかにし幸福を見つけると、
妬まれるかもしれません。
それでも幸福でいなさい。
今日善い行いをしても、
次の日には忘れられるでしょう。
それでも善を行いを続けなさい。
持っている一番いいものを分け与えても、
決して十分ではないでしょう。
それでも一番いいものを分け与えなさい。
- マザー・テレサ -
出典:http://iyashitour.com/meigen/greatman/mother_teresa
引用:http://karapaia.com/archives/52135227.html