ロボアドバイザーのおすすめは?

ロボアドバイザーが今、とても注目を集めています。ゼロ金利時代になって、資産運用を始めたものの、個人投資家にとってそんなに簡単なものではなく7割以上の人が損失を出しているのです。ロボアドバイザーはそんな個人投資家の資産運用の救いになるのでしょうか。

記事の目次

ロボアドバイザーとは?

  • ロボアドバイザーとは

ロボアドバイザーとはAI(人工知能)を使って投資家の資産管理や資産運用のアドバイスを行うサービスです。そもそもは証券会社の担当者が行っていた作業ですのでロボアドバイザーを導入することでコスト削減につながっています。

ロボアドバイザーの登場は2009年頃です。ちょうどリーマン・ショックがあったころですね。多くの資産家が財産を失った2008年世界金融危機をきっかけに、ロボアドバイザーによるサービスは急速に広がっていったのです。


  • ロボアドバイザーのメリット

多くの証券会社が取り入れているロボアドバイザーはメリットがたくさんあります。

・手数料が安い

ロボアドバイザーを利用することでコスト削減ができるため、手数料も安くで設定されています。

・パソコンさえあればすぐに始められる

いちいち証券会社の窓口へ行ったり、家へ来てもらったりしなくても売買ができることがいいと利用者はいいます。時間の節約にもなりますね。

・気を使う必要がない

ロボアドバイザーは人間ではないので、勧めてくれた金融商品に気を使って投資するという必要がまったくありません。特に20代の若い人には利用しやすいようです。

・自動で分散投資してくれる

AIによって値上がりをする可能性の高い投資先を分析し、即時に分散投資するためパフォーマンスがいいといえるでしょう。

・自動リバランス

常に適切な比率のポートフォリオを形成、分配金や配当金の自動投資によって福利効果が高いです。

・いつでもやめることができる

ロボアドバイザーによる資産運用には契約期間がありませんので、いつでもやめることができます。


  • ロボアドバイザーを利用した投資に向いている人

・初心者

・時間がない

・貯金代わりに長期で資産運用を考えている

・株などの投資が苦手

ロボアドバイザーによる投資はインデックスによる長期投資です。そのため大きな利益がでることはありませんが、安全であるといえるでしょう。もちろん元本割れが絶対ないということではありません。

オックスフォード大学があと数年でなくなる仕事を発表していますが、ロボアドバイザーの登場はそのことを実感させてくれますね。証券会社からも多くの社員がいなくなりそうです。

引用:http://www.mosaicventures.com/mosaicblog/2016/3/29/trust-in-a-robo-advisor-world

ロボアドバイザーによる投資信託の方法

ロボアドバイザーによる投資信託をいよいよ始めようとお考えの方に、だいたいどのようなものなのかを見ていただきたいと思います。

  • 口座開設

たとえば「THEO+SBI証券」の口座開設をするのなら、「SBI証券総合口座開設」を行います。「THEO+SBI証券」の口座開設はWebサイト上だけで行えます。個人情報についての同意ボタンを押すと質問事項がでてきます。質問に答えることで資産運用の予想を見ることができ、次の画面でEメールアドレスとパスワードを登録します。

  • おまかせ設定

「THEOにおまかせ」が最適な運用方針を設定してくれるので確認後、申し込み手続きができます。運用方針は申し込み手続き完了後に自分で再設定することも可能です。(年2回まで)

  • 申し込み手続き

申し込み手続きに必要な情報を入力、マイナンバーカード(マイナンバー通知カードであれば免許証が必要)をスキャナーで読み取るか、デジタルカメラなどで撮影しアップロードします。

  • 審査

審査が完了すれば、通知が届きますので運用プランを確認して入金、すぐに自動運用が開始されます。

いかかでしたか。とてもシンプルで簡単にお申し込みができるようになっています。また、スマホでも設定が可能です。ロボアドバイザーによる投資信託は新しい預金の形だといわれています。預金をそのままでおいておくのであれば、安全性の高いロボアドバイザーを利用することで資産は自動的に増える可能性があるのです。

しかもこれまでかかっていた費用も削減することができ、時間を使うこともなくなります。資産配分の自動化によりロスなく、合理的な資産運用をしてくれるといった特徴はこれからの時代にぴったりだといえます。

今回は「THEO+SBI証券」の口座開設の方法をご説明いたしましたが、ロボアドバイザーは何社も運用しているのです。それぞれ、運用エンジンは資産運用のエキスパートによって改善されていっています。いずれの証券会社でもWeb上で取引が始められるようになっています。ロボアドバイザーの利用は無料ですが、それぞれ条件や手数料が違いますので、ご自分に合う条件の会社を選ぶのがいいでしょう。

そして多くの利用者が「積立型」を利用して資産を増やされていることから、ロボアドバイザーへの信頼感の高まりが感じられます。小額から資産運用ができるので、銀行に預金をおいておくならロボアドバイザーで資産運用するというのが、これからはあたりまえになってくるように感じられます。株などの投資に詳しくない人にとっては、大変いいサービスとなるのは間違いなさそうです。

引用:https://www.netbk.co.jp/sp/NBGate/p900501CT/PD/roboadvisor

ロボアドバイザーの評判と結果

日本人は世界でも有名なほど働き者なのに、お金に働かせるのはほんとうに下手だと言われています。日本では貯金をすることは教わっても、投資といえば特別な人がするものだといった考え方があります。ところがアメリカなどではごく普通のサラリーマンでも若い頃からしっかりと投資をしているため、日本人とアメリカ人の老後の資産には大きな差があるのです。

そのことを問題視して日本人の誰でも投資できる仕組みを作ったウェルスナビの柴山社長は言います。

なぜ運用先の選択をコンピューターに任せるかというと、その方がうまくいくからです。人間が投資をすると感情や思い込みが入り、結果として冷静な判断ができないことがあります。

相場が下落し、もう撤退すべきだとわかっていても、むきになってしまったり、もっと攻めるべき時なのに、びびって降りてしまったり。

ロボットに任せれば、こうした失敗は防げます。発足して1年ですが、この間の年利回りは円換算で19%と、予想を大きく上回るいい数字となりました。

出典:https://akilog.jp/wealthnavi-review/

柴山社長の言葉からロボアドバイザーの確実性がわかりますね。これは個人投資家にとって明るい情報です。ほかにも口コミがあげられています。

分配金が今月2000円くらいあった。累投されて更に複利で増える。

これが積立投資のメリット。
投資は時間が命なので、何もしてない人は早く始めるべき。

人間が運用していると欲が出てその時点で儲かっている銘柄に集中して再投資しまいがちですよね。でも賢いAIはそんなおバカなことしません。全体のバランスを見て再投資先を選んでいるんです(^o^)/

成績自体はインデックス投資した場合とそれほど変わらないという意見もしますが、投資先を分散し、リスクを抑えてインデックス投資以上の利回りが出るとしたら、たいしたもんです。個人的にはポートフォリオに組み入れるべきと判断し、ロボアドバイザーに振り分ける資産を今後増やしていきます。

出典:https://kuchiran.jp/money/roboadvisor.html

 

ロボアドバイザーによる資金運用は、評判がいいようです。現在のところロボアドバイザーの運用状況はどこの会社もプラスで推移していっていることがわかっていますが、これから様々な要素によって相場が大きく変動した時にロボアドバイザーがどのような判断をするのかが注目されます。

そしてまだ発展途上だというロボアドバイザーが、今後さらに進化して行く過程で利回りを大きくしていってくれるのかが楽しみです。いずれにせよ、ロボアドバイザーのタイプによる違いを理解することが大事ですね。

引用:https://asset-formation.com/2016/02/07/news-177/

ロボアドバイザーの実績比較

ロボアドバイザーは証券会社をはじめ、各社が提供する人工知能による資産運用サービスですが各社、それぞれで違いがあります。それぞれについて見ていきましょう。


THEO(テオ)


  • THEO投資対象:ETF
  • THEO主な手数料:預かり資産の1.08%(税込み)<3000万円以上の場合0.5%>

・売買手数料:無料

・入出金手数料:無料

・為替手数料:無料

  • THEO最低投資額:1万円
  • THEO運用実績:13.49%
  • THEOメリット

国際分散投資でリスクを分散、10,000以上のETF銘柄から自分に合ったポートフォリオが作成できます。また365日24時間いつでもポートフォリオの変更や解約が可能となっています。

  • THEOデメリット

為替ヘッジコストが高めであり、トータルコストは年率1.25%になります。


ウェルスナビ(WealthNavi)


  • ウェルスナビ投資対象:米国上場ETF
  • ウェルスナビ主な手数料:預かり資産の1.0%<3000万円以上の場合0.5%>

為替手数料 無料
為替スプレッド 無料
売買委託手数料 無料
リバランス費用 無料
入金積立手数料(※1) 無料
※1:オンライン入金、自動積立に限る

  • ウェルスナビ最低投資額:30万円
  • ウェルスナビ運用実績:13.31%
  • ウェルスナビ メリット

国内最大規模のロボアドバイザーで口座数は6万5千件ともっとも利用者数が多いです。世界の富裕層や、機関投資家が活用するポートフォリオ理論を採用し投資を最適化しています。金融大手みずほ銀行、SMBCベンチャーキャピタル、三菱東京UFJキャピタルが出資していることで注目されています。

  • ウェルスナビ デメリット

最低投資単位が高いです。


マネラップ(MSV LIFE)


  • マネラップ投資対象:国内外ETF
  • マネラップ主な手数料:預かり資産の1.0%

信託報酬 純資産総額に対して0.891%
申込手数料 無料
解約手数料 無料
信託財産留保額 無料

  • マネラップ最低投資額:1000円
  • マネラップ運用実績:1.4%
  • マネラップ メリット

「ためる」「そなえる」「たのしむ」の3種類の投資計画が選べ、それぞれにあったポートフォリオを作成できます。

  • マネラップ デメリット

保有する銘柄すべてを知ることができません。またロボアドバイザーを利用したファンドラップで完全なロボアドバイザーではありません。


楽ラップ


  • 楽ラップ投資対象:国内投資信託
  • 楽ラップ主な手数料

【固定報酬型】
投資顧問料・運用管理手数料(年率) 運用資産に対して0.540%~0.702%(税込)
信託報酬(年率) 信託財産に対して0.378%~0.6796%(税込)
信託財産留保額 信託財産に対して最大0.30%
【成功報酬併用型】
投資顧問料・運用管理手数料(年率) 運用資産に対して0.432%~0.594%(税込)+実質運用益5.40%(税込)
信託報酬(年率) 信託財産に対して0.378%~0.6796%(税込)
信託財産留保額 信託財産に対して最大0.30%

  • 楽ラップ最低投資額:10万円
  • 楽ラップ運用実績:6.78%
  • 楽ラップ メリット

世界最大級の運用コンサルティングマーサージャパンとアメリカ最大級のSSGA社の意見を参考にポートフォリオを作成、資産配分をコントロールしています。

  • 楽ラップ デメリット

投資方針の見直しが年に1度のため、市場の急激な変化に対応しにくいです。

実績からいうとウェルネスナビ、THEOが今のところ好調ですが、まだ運用の期間が短いこともあり本当の実績がわかるのはもう少し先になるでしょう。

引用:https://pixabay.com

ロボアドバイザーのおすすめ!SBI、NISA、THEO、どれがいい?

ロボアドバイザーといわれるものは、とてもたくさんあり、運営会社によって特徴がことなっています。まずはロボアドバイザーと運営会社を見てください。

  • WealthNavi(ウェルスナビ)
  • WealthNavi for SBI証券(SBI証券)
  • マネラップ(マネックス証券)
  • 楽ラップ(楽天証券)
  • THEO(お金のデザイン)
  • 大和ファンドラップ(大和証券投資信託委託)
  • Fund Robo(SBI証券)
  • SMART FOLIO(みずほ銀行)
  • 野村のゴールベース(野村證券)
  • 投信工房(松井証券)
  • FUND ME(カブドットコム証券)
  • PORT STAR(三菱UFJ国際投信)
  • 東証ETFロボアドバイザー(東京証券取引所)
  • ファンドサーチ ロボアド&シミュレーション(明治安田アセットマネジメント)

どれも一度は聞いたことのある会社ですね。どのロボアドバイザーを選ぶかのポイントは最適な資産配分、投資先、低コスト運用ができるかといったことです。ロボアドバイザーで資産運用を始めた人の中には何社かに分散して様子を見るといった人が多いようですね。

また毎月自動で積み立てしてくれることもロボアドバイザーを選ぶ上では条件となるでしょう。証券会社系の「ラップ口座」は手数料が3%と高いことがデメリットです。それらの条件をクリアしているのは・・・

  • WealthNavi(ウェルスナビ)
  • マネラップ(マネックス証券)
  • 投信工房(松井証券)

これら3社は資産配分、投資先、低コストで自動積み立てができます。

WealthNavi(ウェルスナビ)は最も性能が高いロボアドバイザーだといわれています。DeTAX(自動税金最適化)という機能がついていて、ポートフォリオの構成を維持したまま、税金の負担の繰り延べを試みるシステムです。手数料は1%かかりますが、DeTAXの機能によって年間0.4~0.6%ほどの負担減となります。

WealthNavi(ウェルスナビ)はSBI証券でも取り扱われていますので、すでに株式投資などでSBI証券に口座がある人にはいいですね。米国ETFへの分散が心強いです。

マネラップは投資が初めてという人に向いています。毎月の積立で資産形成をするにも個人個人に合ったプランニングしてもらうことができ、具体的なイメージがつかみやすいです。

投信工房は「自動リバランス積み立て」が特徴で営業日であれば100円から分散積み立てができます。投資先は「たわらノーロードシリーズ」などの低コストインデックスファンドで確実なものが多いです。以上が現在のおすすめロボアドバイザーでした。

最後にNISAについては投信一任運用型のロボアドバイザーは対応していません。たとえばTHEOの公式サイトでは次のように記載されています。

NISA口座には対応しておりません。当社の運用ではお客さまの資産運用方針を維持するために毎月リバランスによる売買を行っており、一度の売買により税メリットが確定してしまう現行のNISA制度に合わないためです。

出典:https://theo.blue/faq

引用:https://pixabay.com

ロボアドバイザーはSBI銀行がいい?口コミ・評判、運用実績は?

住信SBIネット銀行 ロボアドバイザー 口コミ

SBIでウェルスナビのロボアドバイザーやってるんですが、順調に推移しております。

今度、テオの取り扱いも始まったからやるかどうか検討中。やってる人いますか?

ウェルスナビは安心度高い。利回り3%はありがたい。銀行預金定期的に移していこう。

ウェルスナビでは100万円を運用しているのですが、15万円程度のプラスになっています。この調子でいくと、利回りは15%越える計算となります。

出典:https://ginkou.jp/asset/wealthnavi-for-smsbi.html

テオは1万円からスタートできるロボアドバイザーなので、手軽に始めることができたというのが大きいです。

トータルリターンが13%となっていてまずまずの運用実績ですが、米ドルベースだと+5%程度なので為替の影響による利益が大きいのかなと感じます。

出典:https://oneinvest.jp/robot-adviser-return/

住信SBIネット銀行から口座開設できる「THEO+住信SBIネット銀行」を利用しています。連携サービスとはいえ、テオからの書留の受け取り(住所確認)と、身分証やマイナンバーの提出は必要でした。ただ、投資資金の振込先が「お金のデザイン」の住信SBI口座なので、振込手数料が無料&即時入金ができる点はメリットです。運用開始から10日後の現在、収支はマイナス0.5~1.0%前後を行ったり来たりしています(運用成果というよりも、円ドル相場によって時価額が上下している印象?です)。ポートフォリオの保有銘柄は、びっくりするくらい多彩で、20種類以上あります。

引用:http://moneypick.jp/fund/rep_ra_theo/

大手金融会社のSBIグループと三井住友信託銀行が資本提携してできたSBI銀行はとても人気のあるネット銀行です。ロボアドバイザーを使って資金運用するにもおすすめできます。その理由は2種類のロボアドバイザーが選べることです。

「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」「THEO+住信SBIネット銀行」

住信SBIネット銀行に口座をもっていれば、すぐにロボアドバイザーでの資金運用を始めることができます。そしてロボアドバイザー会社に直販口座を開設するよりも、銀行が主体なので安心感があるのが最大のメリットです。

これから徐々にインフレとなっていけば、事実上資金が目減りすることになります。ロボアドバイザーによる資金運用でコツコツと資産を増やしていくことは、大きな手立てとなりますね。

引用:https://pixabay.com