AIで企画書を作る方法|目的・実施内容・必要な準備をつなぐ記入例

4枚の企画ボード、会議机、予算を表す紙のコイン

こんにちは。バナナデスクです。

AIに「勉強会の企画書を作って」と頼むと、立派な目的や内容が並びます。でも、その案を見た担当者が「いつ、誰が準備して、いくらで実施するのか」と聞いたら、答えがないことがあります。

企画書で必要なのは、見栄えのよい説明だけではありません。実施するかを判断できる条件と、実施すると決めた後に動ける準備をつなぐことです。ここでは4週間の架空オンライン勉強会を例に、AIへ渡す素材から完成見本まで見ていきます。

確定事項と案を分けて入力する

最初に「決まっている」「提案してほしい」「まだ確認できない」を分けます。AIが空白を埋めた内容が、社内で承認済みの条件に見えてしまうのを避けるためです。

架空の社内検討用企画です。目的は、個人事業者が自分のサービス紹介文を一段落改善すること。4回、各60分のオンライン形式を検討します。支出上限案は税込3万円、参加人数案は8人です。開催日、担当者の承諾、募集条件は未確定です。未確定を事実にせず、案と確認事項を分け、内容・準備・予算・実施条件の企画書へ整理してください。

この入力で、目的と制約が見えます。「集客を成功させる」といった広い目的だけより、作るものが具体的です。Googleのプロンプト設計資料でも、具体的な指示や制約、回答形式を示す方法が案内されています。

目的から4回の内容、準備と担当、予算と実施条件へつなぐ企画の関係図
架空の企画案の整理方法です。実際の開催や効果を表すものではありません。

AIの構成案を、判断できる項目へ直す

「目的、対象、内容、期待効果」という構成だけでは、実施する判断に足りません。教材用の編集例として、そこへ準備、担当、予算、開催・中止の条件を加えます。

期待効果も「売上が伸びる」と広げるのではなく、今回の作業で確認できる「紹介文の一段落が完成する」へ戻します。実施していない企画の成果を、先に実績として書かないようにします。

4週間のオンライン勉強会:完成した企画書の見本

以下はAIを使って作成・整理した架空の企画案です。実際の募集や開催を案内するものではありません。案として書かれた日程や担当は、決裁時に確認する前提です。

項目 完成見本
目的 参加者が自分のサービス紹介文を一段落書き直し、翌週の確認に使える形へする
対象 サービス紹介文を持つ個人事業者。4回の作業と提出に参加できる人
開催案 2026年11月4・11・18・25日、毎週水曜20〜21時、日本時間
定員案 8人。個別の確認時間を1回あたり最大40分と仮定
第1回 対象読者と、紹介文で答える疑問を一つにする
第2回 冒頭一段落を書き直し、曖昧な表現を具体化する
第3回 条件・対象外・次に知りたい情報を補う
第4回 完成文を読み直し、公開前の点検項目をまとめる
準備 案内文、申込受付、配布シート、進行メモ、緊急時の連絡手段
担当 進行:担当A、受付:担当B。両者の承諾は企画決裁で確定
費用上限案 外注・サービス利用の支出は税込3万円以内。社内作業時間は別に記録
実施条件案 開催7日前までに4人以上の受付と、担当・会場サービス・連絡手段が確定
中止時の扱い 申込者への連絡、支払済み料金の扱い等は募集前に確定し案内へ記載
効果確認 参加者の作成物、提出の有無、困った箇所を確認。売上効果は今回の評価対象外

日程は2026年11月の4回の水曜日としてそろえています。定員8人で個別確認を一人5分行えば40分です。60分の枠では残り20分になるため、全員へ毎回長い個別指導を行う計画にはできません。説明や個人作業の時間も必要なら、提出物を事前に読む、確認対象を限定するなど、進行を調整します。

予算は、数量と単価へ戻して確かめる

次の金額は相場ではなく、計算用の仮置きです。すべて税込として条件を統一しました。利用サービスや依頼先の見積もりが決まったら差し替えます。

支出項目 数量 仮の単価 小計
配信サービス利用(仮) 1 3,000円 3,000円
配布資料の制作補助(仮) 1 12,000円 12,000円
受付作業の補助(仮) 4 2,000円 8,000円
予備費(仮) 1 5,000円 5,000円

合計は3,000+12,000+8,000+5,000=28,000円。上限30,000円に対し2,000円の余地です。予備費を含めた総額なので、後からさらに同じ予備費を加えないようにします。社内の準備時間は別に記録し、支出と混ぜません。

参加費や売上予測を入れるなら、別の表で人数と単価、未確定条件を示します。今回の見本は支出と実施条件を判断するためのもので、利益が出る事業計画を完成させたものではありません。

開催条件と中止条件を、募集前に決める

内容が完成しても、担当や受付、連絡手段が決まらなければ運営は始められません。最低人数だけでなく、必要な準備が完了したかを判断条件へ入れます。

また、有料募集をするなら、変更・中止時の連絡や料金の扱いを募集前に決め、実際の条件として案内します。AIが一般的な文章を補っただけでは、自分の運営ルールが確定したことにはなりません。担当者が引き受けていない仕事も、名前を書いたことで確定扱いにしないでください。

企画書を受け取った人が次に動けるか読み直す

読み直すときは「目的に合う内容か」「準備の担当と期限があるか」「予算の数量を説明できるか」「未確定の条件が残っているか」を見ます。ページ数や項目数を増やすことが目的ではありません。

最初の一枚には、何を実施し、何がそろえば始められるかを置いてください。詳細な台本や受付手順は別資料へ分けられます。AIに文章を整えてもらう前に、判断する人が必要な条件をそろえると、企画書がその後の仕事へつながります。