SEOコンサルティングは何を頼める?依頼範囲・担当分担・提案の確認方法

虫眼鏡、設計用紙、レンチ、確認表を並べた紙の模型

こんにちは。バナナデスクです。

SEOコンサルティングを頼んだのに、毎月レポートが届くだけでサイトが変わらない。そんな状態を避けるには、契約前に「誰が実際に直すのか」を決めておく必要があります。

コンサルティングという名前だけでは、調査、改善案、原稿作成、実装、修正後の確認のどこまで含まれるかは分かりません。何を頼み、何が納品され、自社が何を行うかを具体的に分けると、提案内容も評価しやすくなります。

SEOコンサルティングで頼める仕事

GoogleのSEO業者の利用に関する案内には、コンテンツや構成の見直し、技術的な助言、制作、キーワード調査などが挙げられています。実際の提供範囲は依頼先と契約によって異なります。

最初から全部を外注する必要はありません。記事は社内で書けるが検索意図の整理が難しいなら調査と編集支援、技術的な問題が分からないなら診断と修正案、実装者がいないなら実装を含む体制、と課題から範囲を考えます。

SEO支援を調査、案の作成、実装、確認の4つの仕事へ分ける図
担当分担を考えるための基本分類。契約にすべての作業が含まれるとは限りません。

相談前に用意する情報シートの記入例

次は、10ページのサービスサイトを持つ架空事業者の相談メモです。問い合わせや売上の数値は実在サイトの実績ではなく、ここでは課題と担当範囲を決める例として数値を置かずに整理します。

項目 記入済みの仮例
事業 小規模教室向けにWebサイトの更新支援を提供
対象サイト サービス紹介など固定10ページ、ブログ20記事
相談のきっかけ サービス内容の違いが伝わりにくく、料金ページまで進む案内も不足している
自社でできること 商品条件の確認、原稿の事実確認、WordPressの通常記事更新
自社で難しいこと 技術診断、テーマの変更、複数ページにまたがる設計
最初の対象 主要3ページの改善理由・文章案・必要な実装を整理
成果の見方 修正が反映されたかを確認し、対象ページの表示・訪問・受付を分けて観測
公開権限 提案者は直接公開せず、自社の確認後に担当者が反映

アクセス数だけを渡して「何とかしてください」と相談するより、商品と読者、困っている場所、触れる範囲を伝えた方が、必要な仕事が具体化します。まだどこが問題か分からないなら、最初の成果物を診断表と優先順位に絞る方法もあります。

助言・修正案・実装・検収を分ける

次のように、作業と確認者を一行ずつ決めます。個人名を入れてもよいですが、担当が交代しても引き継げるよう役割も残しておくと便利です。

仕事 外部担当の役割 自社の役割 完了の確認
調査 対象URL、根拠、問題の条件を整理 商品・顧客・運用の前提を提供 何が確認済みで何が未確認か読める
修正案 見出し・本文・内部リンク案を提出 事実・価格・提供条件を確認 変更理由と対象が対応する
実装 契約に含む変更を検証環境で反映 権限と公開日を調整 本文・表示・動作が意図どおり
検収 変更前後、残る制約、戻し方を報告 必要な操作を確認し受け入れる 対象URLと確認結果の記録が残る

「修正案を受け取った」と「サイトに反映された」を同じ完了欄にしないでください。また、自社が承認を返すまで実装できない場合は、外部担当の遅延なのか、自社の確認待ちなのかを分けて記録します。

曖昧な提案を、確認できる提案へ変える

「コンテンツを充実させましょう」だけでは、採用すべきか判断できません。対象、理由、作業、確認方法まで聞いてみます。

料金ページには初期費用と月額がある一方、更新作業の上限と追加料金の条件が見つけにくくなっています。主要サービス3種類について、含まれる作業と対象外を表にし、本文から事例へリンクします。商品担当が条件を確認後、制作担当が反映し、スマホで表を読めるかとリンク先を確認します。

この提案なら、順位が上がると約束しなくても、何を改善し、どう確認するかが分かります。費用や日程の比較も、対象ページや作業範囲があるから行えます。理由を聞いたとき、外部資料の一般論だけでなく、自分のサイトのどの箇所に当てはまるかを説明してもらいましょう。

依頼先に確認したい質問

  • 似た課題の支援例を、公開できる範囲で見せてもらえるか。
  • 提案の理由と、実際に加えた変更を記録してもらえるか。
  • 対象ページ、実装担当、修正回数、対象外を明示できるか。
  • 結果をどの指標、対象、期間で判断するか。
  • 担当変更や契約終了時に、原稿・設定・調査記録をどう引き継ぐか。

検索順位の保証や、理由を説明できない大量のリンク追加などが主な提案になっている場合は、その根拠と方法を慎重に確認します。一方、必ず成果を断言しないから能力が低い、と考える必要もありません。変えられる作業と、外部条件を含む結果を区別して説明できることが重要です。

月次報告で見るのは、数字と作業のつながり

検索数値のグラフだけでなく、その月にどのページへ何を行ったか、何が未反映か、次に確かめることを見ます。検索表示が増えても受付が増えていないなら、流入した問いとサービスの条件、ページ内での案内などを分けて確認します。

また、短期間で複数の変更を行うと、どの変更が結果に関係したかを特定しづらくなります。変更日と対象URLを残し、因果関係が分からない段階では「この施策で売上が増えた」と断定しないようにします。

最初の依頼は、受け取り方まで決める

自分のサイトの課題を一文で書き、必要な成果物を具体化します。「主要3ページの改善案」「技術診断と修正の優先順位」「既存記事の編集例1本」など、受け取って次の作業へ進める単位にすると相談しやすくなります。

SEOコンサルティングは、資料の厚さや打ち合わせ回数だけで選ぶものではありません。提案を理解し、実装し、結果を確かめられる体制まで作れるか。その分担を先に決めることで、外部の知識を自分の事業の改善へつなげられます。