LINEリッチメニューの作り方|利用案内・予約・よくある質問を迷わず選べる配置へ

三つの入口から、日程・持ち物・案内へつながるスマートフォンの紙模型

こんにちは。バナナデスクです。

LINEのリッチメニューに「予約」「サービス」「詳細」「お問い合わせ」を並べたとします。初めて来た人は、料金を知るためにどれを押せばよいでしょうか。

ボタンをきれいに配置しても、開く先が想像できなければ迷いは残ります。先に決めたいのは、読者がその場で済ませたい用事と、タップした後に見せる内容です。

教室と個別相談の二つの仮例を使い、項目名、画像、押せる範囲、表示期間をどう揃えるかを説明します。

メニューは、今の利用者の用事から作る

仮の写真教室では「参加できる日を探す」「持ち物を確認する」「初めての疑問を解消する」の三つを入口にします。講師紹介やSNSも必要ですが、毎回の利用で優先したい用事とは分けます。

教室の項目名 開く先 開いた後に見える内容
開催日・空き状況 教室の開催一覧 日程、対象、参加費、受付状況
当日の持ち物 準備の案内 スマートフォン、小物、白い紙。会場にある物も記載
初めての方へ 利用案内 受講の流れ、キャンセル条件、よくある質問

「予約」と大きく書いて、リンク先では日程をまだ選べないのであれば、入口を「開催日・空き状況」にする方が実際の動作と合います。リンクを押しただけで予約が成立したと誤解させないようにします。

個別相談は、相談できる範囲と準備を先に示す

二つ目は、Web制作の個別相談を受け付ける架空の事業です。日程だけを選ばせる前に、相談範囲と必要な資料を確認できるようにします。

個別相談の内容、日程、準備という項目名を、各タップ先の用事へ対応させる図
個別相談の仮設計です。実際の領域と期間はManagerとスマホで確認します。
個別相談の項目名 タップ先 案内文の例
相談内容・料金 相談の説明 60分で既存ページの構成を整理します。制作作業や広告運用は含みません
空き日程を見る 予約ページ 候補日時、タイムゾーン、所要時間、確定までの流れを確認できます
相談前の準備 準備リスト 見てほしい公開ページと、改善したい点を一つ用意します

個人情報や非公開の顧客資料を、最初のLINEメッセージで一式送る前提にしません。必要な情報と、送ってはいけない情報を案内先で分けます。

画像の区切りと、押せる領域を一致させる

LINE公式マニュアルでは、テンプレートは画像のデザインではなく、クリックできる領域を定めるものと説明されています。画像に四つのボタンを描いても、選んだテンプレートが三つの領域なら、見た目どおりには動きません。LINE公式アカウントのリッチメニュー設定

2026年10月1日に確認した公式案内では、大きい画像が2500×1686、小さい画像が2500×843です。管理アプリ向けの説明ではJPG・JPEG・PNG、1MB以下という条件も示されています。使う作成画面の要件を確認してから書き出します。ブログ記事の説明図の640×360と、LINEへ設定する画像の寸法は別です。

二つの制作見本は、小さい画像に同じ幅の三領域を並べる設計です。重要な文字を境界にまたがせず、隣の項目を押してしまわないよう余白を取ります。実際に選べる領域テンプレートへ合わせて、画像と設定を一組で確定します。

URLやクーポンを設定する場合、公式マニュアルでは音声読み上げに使うアクションラベルを必須とし、上限20文字を案内しています。「ボタン1」ではなく「開催日と空き状況を見る」のように、動作が伝わる文を付けます。

設定表を作ってからManagerへ入力する

教室の仮設定は次のとおりです。これは制作した設定案で、実アカウントに保存した記録ではありません。

設定項目 仮の入力内容 確認する理由
管理用タイトル 写真教室・通常案内・2026年11月版 利用者へ表示する名前とは区別
表示期間 2026年11月1日0時〜11月30日23時59分、日本時間を想定 実画面の日時・タイムゾーンと既存期間を照合
メニューバーの文言 教室の案内 閉じているときも何を開けるか伝える
初期表示 開く想定 トークを読む妨げにならないかスマホで確認
左・中央・右の動作 開催一覧・持ち物・利用案内をそれぞれ開く 画像の項目名と対応させる

公式手順ではトークルーム管理からリッチメニューを作成し、表示内容と各アクションを設定して保存します。下書きと保存を混同せず、実際に表示する期間を確認します。既存メニューの複製では、同じ期間のまま保存できないという案内にも注意します。

公式資料は、表示期間が来ても友だち数等により反映が遅れる場合を説明しています。開始時刻と同時に絶対表示されることを前提に、当日だけの重要告知をリッチメニューへ任せきりにしない方がよいでしょう。

スマホで全領域を押し、案内先まで確認する

公開前の確認では、画像を見るだけでなく、左・中央・右を順に押します。各ページの見出し、料金、日程、戻った後の表示まで確認し、ログインが必要なページへ誤ってつながっていないかも見ます。

公式ヘルプでは、サブ端末として利用しているiPad、Windows、Macではリッチメニューを利用できないと案内しています。「iPadでは常に使えない」と端末名だけで一括りにせず、利用状態の条件も含めます。対応する利用環境

予約や持ち物をリッチメニューだけに閉じ込めず、必要時に通常のトークやWebページからも案内できるようにします。APIや外部サービスで設定したメニューはManagerに表示されない場合もあるため、古い設定があるアカウントでは、どこで管理しているかを先に整理しましょう。

完成の基準は、きれいな画像が保存できたことではありません。利用者が自分の用事を選び、名前どおりのページへ進めることです。文字を足す前に、三つの入口でその動作が揃っているかを確認してください。