LINEのリッチメニューが表示されないときの確認順|期間・保存先・外部ツールを切り分ける

スマートフォンのメニュー、設定の重なり、虫眼鏡とカレンダーを示す紙模型のイメージ

こんにちは。バナナデスクです。

管理画面ではリッチメニューを保存したのに、スマートフォンのトークには出てこない。ここで画像を何度もアップロードし直すと、原因が別にあった場合は時間だけが過ぎます。

特に、外部ツールも使っているアカウントでは、「最後に保存したメニューが表示される」とは限りません。まず、表示を確認した端末、表示期間、設定した場所を順番に見ると、調べる範囲を狭められます。

この記事は、公式資料に基づく確認手順です。特定アカウントの不具合を再現した記録ではありません。「出ていない」という現象を、次の三つに分けてください。

  • 画像がまったくない。下部のメニュー名も見当たらない。
  • 下部にメニュー名はあるが、画像が閉じている。
  • 画像はあるが、新しいものではなく古いメニューが出る。

二番目なら、メニューの開閉とデフォルト表示の設定を確認します。三番目なら、別の場所で設定したメニューの優先順位が候補になります。画像が見えないからといって、すべて同じ操作で直す必要はありません。

リッチメニューは、どの端末のLINEでも同じように表示されるわけではありません。公式ヘルプは、iPad・Windows・Macのサブ端末を対象外と案内しています。iPadはメイン端末として使っているかで扱いが変わるため、「iPadは全部非対応」とまとめないでください。リッチメニューのLINEヘルプ、LINE DevelopersのFAQで確認できます。

まず普段のメイン端末のLINEで、目的の公式アカウントのトークを開きます。同名のテスト用アカウントを見ていないか、プロフィールのIDも照合します。PCで見えない状態だけでは、保存に失敗したとは判断できません。

  1. 下書きのままではないか。管理画面の一覧で状態を確認します。編集画面に画像があることと、表示用に保存されていることは別です。
  2. 開始日時を過ぎているか。未来の期間で保存すると予約状態になります。終了日時を過ぎたものも現在の表示用にはなりません。PCの時計・タイムゾーンと、設定欄の日時を合わせます。
  3. メニューが閉じていないか。トーク下部のメニュー名をタップして開くかを確認します。初期表示を閉じる設定にしていないかも見ます。
  4. トークへ入り直したか。設定変更後に別のトークへ移動してから戻り、現在の表示を確認します。

管理画面のリッチメニューマニュアルは、期間・下書き・保存・表示の設定を案内しています。反映に時間がかかる場合もあり、混雑や友だち数などで状況が変わります。一律に「何分待てば必ず直る」と決めず、保存時刻と確認時刻を記録します。

Messaging APIで設定したメニューと、LINE Official Account Managerで設定したメニューには、次の優先順位があります。新しく作った順ではありません。

APIのユーザー別、APIの全体、Managerの全体の順でリッチメニューが優先される図
APIはMessaging API、ManagerはLINE Official Account Managerを指します。優先順は保存日時とは別です。
  1. Messaging APIで設定した、ユーザーごとのリッチメニュー
  2. Messaging APIで設定した、全体のデフォルトリッチメニュー
  3. LINE Official Account Managerで設定した、デフォルトリッチメニュー

たとえば、外部ツールが特定の友だちに旧メニューを割り当てている場合、Managerで新しいメニューを保存しても、その友だちには優先されないことがあります。また、APIで作ったメニューはManagerから取得・編集できません。管理画面に見当たらないことと、設定されていないことは別です。表示優先度と設定ツールの公式説明を確認します。

外部ツールの担当者には、「現在このユーザーに個別のメニューが割り当てられているか」「API側のデフォルトは何か」「Managerのメニューを使う場合にどの設定を変更するか」を聞きます。原因を確認する前に連携を解除すると、他の配信や自動応答にも影響しうるため、関係のある設定だけを調べます。

公式資料では、ユーザー単位のAPIメニューは原則として即時反映、APIのデフォルトはトーク再入室時で一分程度かかる場合があり、Managerのデフォルトも再入室時とされています。これは設定方式ごとの説明で、すべての不表示が一分で解消するという保証ではありません。

確認用にブロック・解除を繰り返すと、ユーザー単位のメニューとのリンクが解除される場合があります。最初にその操作をすると、もとの状態が変わってしまいます。まず今の表示を残し、トークへの再入室と設定の照合から進めます。ブロック解除時の挙動に関するFAQも参照してください。

以下は架空の診断メモです。実際の復旧事例ではありません。まだ確認していない項目を「問題なし」と書かないことが、次の調査を早くします。

項目 記入例
現象 新しい料金メニューでなく、旧予約メニューが表示される
確認環境 メイン端末のスマートフォン。OSとLINEのバージョンを記録
対象 本番の公式アカウント。管理画面のIDとトークのIDを照合
Manager側 10月15日10時開始で保存。10時20分に再入室して旧表示を確認
未確認 外部ツールのユーザー別メニューと、API側のデフォルト設定
次の確認 外部ツールの担当者へ、対象ユーザーへの割り当てを問い合わせる

一人だけ旧表示ならユーザーごとの割り当て、全員が未来のメニューを見られないなら期間や全体設定、PCだけなら端末条件、と候補を絞れます。いずれも確定診断ではなく、次に確認する場所です。修正後は画像の表示だけでなく、各ボタンの移動先も確認して完了にします。