All in One SEOの設定方法|必要な機能と設定後の出力を確認する

SEO設定を表す3本の調整つまみと、紙のページを確認する虫眼鏡

こんにちは。バナナデスクです。

All in One SEOを入れて設定を保存したのに、記事の見た目はほとんど変わらない。これで設定できているのか、迷いますよね。

たとえば記事の本文見出しを変えずに、HTMLのtitleだけを別の言葉にできます。設定画面の変化と読者の画面、検索エンジンへ渡す情報は、いつも同じ場所に現れるわけではありません。

この記事では、検証用のWordPressで無料版を導入し、全体設定・記事単位の上書き・noindexの設定と解除を実際に確認した結果を使います。目指すのは、設定項目を全部オンにすることではなく、必要な情報が意図どおり一度だけ出ているかを確かめることです。

導入前の出力を1記事分残す

先に確認するのは、すでに何が出ているかです。テーマやほかのSEOプラグインが同じ機能を担当しているなら、追加で出力する必要がない場合があります。管理画面のプラグイン一覧とテーマの設定を確認し、代表的な公開記事を一つ選びます。

公開HTMLで見るもの 確認する理由
title ブラウザーのタブや検索結果のタイトル候補になる文言。本文のh1とは分けて記録する
meta name=”description” 記事の説明文が出ているか、同じページに複数ないか
link rel=”canonical” どのURLを代表として指定しているか。異なる指定の重複がないか
meta name=”robots” 意図しないnoindexなどがないか
application/ld+json 記事・著者・サイト・パンくず等の構造化データが何を表しているか

ソースを開いて上の文字を検索するところから始められます。ただし、文字の出現数だけで結論を出さず、実際のタグやJSON-LDの型を見ます。同じ記事を別の名前で2回説明しているのか、記事とサイトを別々に説明しているのかでは意味が違うからです。

今回の無料版の検証条件

2026年10月1日、編集担当がWordPress Playgroundの隔離された検証用サイトで操作しました。本番ブログの設定を変更した例ではありません。

  • WordPress:7.1.2
  • テーマ:Twenty Twenty-Five 1.5
  • PHP:8.3.33
  • All in One SEO:公式配布の無料版5.0.2
  • 対象:架空投稿「初めての教室案内の作り方」1本

導入前からtitleとcanonicalは出力されていました。一方、この記事のdescriptionとJSON-LDは出ていませんでした。プラグインを入れればすべての項目が初めて追加される、という状態ではなかった点に注目してください。

全体設定は投稿全体の初期値として考える

管理画面のAll in One SEOからSearch Appearanceを開き、Content Typesの投稿に関する設定を確認します。画面は英語表示で確認しているため、日本語表示ではラベルが異なる場合があります。

今回確認したタイトルの組み合わせは、Post Title、Separator、Site Title。説明文は投稿の抜粋を使う設定でした。元の設定がこの組み合わせになっていたため、式そのものは書き換えず、内容を確認して保存しています。

投稿の抜粋には「初参加の人に向けて、教室の参加条件と持ち物を整理する架空の例。」を用意しました。保存後の公開HTMLでは、descriptionへこの文章が入りました。

全記事で使う式には、記事ごとに変わる情報をスマートタグとして置きます。一つの記事専用の文章を全体設定へ直接書くと、ほかの記事にも同じ説明が広がるおそれがあります。共通の組み立て方と、各記事の内容を分けてください。

この記事だけtitleとdescriptionを上書きする

次に投稿の編集画面でAIOSEO Settingsを開き、個別のtitleとMeta Descriptionを入力して保存しました。設定した値は次の2つです。

  • title:教室案内の準備メモ|検証用
  • description:参加条件、日時、持ち物を一つずつ確認する、架空の教室案内です。

AIOSEOの個別設定の公式説明でも、この入力がSearch Appearanceの形式を上書きすることが案内されています。今回の公開HTMLでも、指定した文章へ変わったことを確認できました。

投稿全体のタイトル初期値を記事別の専用タイトルで上書きし、公開HTMLで確認する流れ
全体の式は元から設定済みだったため確認保存し、個別記事のみ専用文言へ変更しました。

このとき本文のh1は「初めての教室案内の作り方」のままでした。SEOタイトルを変えたら記事冒頭の見出しも同じになる、とは限りません。読者が見た題名と本文の話が食い違わないよう、両方を読み合わせます。

項目 導入前 全体設定の確認・保存後 記事だけ上書き後
title 初めての教室案内の作り方 – My WordPress Website 初めての教室案内の作り方 – My WordPress Website 教室案内の準備メモ|検証用
description なし 投稿に用意した抜粋 個別に入力した説明文
h1 元の記事題名 元の記事題名 元の記事題名
canonical 記事自身のURLが1件 同じURLが1件 同じURLが1件
JSON-LD なし 6種類を確認 同じ6種類を確認

titleの区切り記号にも変化がありました。検索結果でそのまま表示されたかは、この試験では確認していません。AIOSEOのプレビューは表示例であり、検索エンジンが必ず同じ文言を使うという保証ではありません。

noindexは検索に出したい記事へ不用意に付けない

個別記事のAdvancedにあるRobots Settingsでは、既定の設定を使うか、記事単位で変更するかを選べます。noindexは、そのページを検索のインデックスへ登録しないよう指定するものです。タイトルの改善や記事の品質評価とは別の設定です。

今回の試験では、検証用記事だけで既定設定を外し、No Indexを有効にして保存しました。公開HTMLのrobotsにnoindexが現れたことを確認した後、Use Default Settingsへ戻して保存し、再取得したHTMLからnoindexが消えたことを確認しています。

操作段階 公開HTMLのrobots
操作前 max-image-preview:large
No Indexを設定して保存 noindex, max-snippet:-1, max-image-preview:large, max-video-preview:-1
Use Default Settingsへ戻して保存 max-image-preview:large

これは今回の既定設定へ戻した結果です。自分のサイトの全体設定にnoindexが入っている場合まで、既定へ戻せば必ず消えるとは言えません。記事側・投稿タイプ側・サイト全体の設定を順に見ます。公式資料にも個別記事と投稿タイプの確認箇所が示されています。

なお、noindexは閲覧制限ではありません。URLを知っている人から内容を隠す必要があるページは、アクセス制御を別に設計してください。試す目的だけで本番の集客記事にnoindexを付ける必要はありません。

構造化データは型と内容を読む

この環境で導入後に確認できた型は、BlogPosting、BreadcrumbList、Organization、Person、WebPage、WebSiteの6種類でした。6種類あること自体を、同じ記事が6重に出ているという意味にはしません。記事、パンくず、組織、人物、ページ、サイトを分けて説明するデータだからです。

反対に、BlogPostingが複数あり、題名や著者が食い違う場合は、そのままにしません。テーマの構造化データとプラグインの出力を照合し、どちらに何を任せるかを決めます。今回の環境ではtitle、description、canonicalに重複は見つかりませんでしたが、ほかのテーマでも必ず同じ結果になるという検証ではありません。

検証用サイトの著者名や言語設定は、そのデモ用の値です。本番では、実際の著者・サイト名・言語・記事内容と一致しているかを確認します。プラグインが自動生成したことだけで、その情報が正しいと判断しないでください。

無料版で確認したことと、有料機能を分ける

この記事で実施した全体のタイトル形式の確認、個別titleとdescriptionの変更、noindexの設定と復元、公開HTMLの照合は、無料版5.0.2で行いました。基本的な出力の点検を始めるために、先に有料契約をした例ではありません。

一方、無料版に全機能が含まれるわけではありません。たとえば複数カテゴリー所属記事のパンくずでPrimary Termを指定する機能は、確認時点の公式資料ではProのBasic以上が対象です。自分が必要とする操作を一つずつ確認し、使わない機能の多さでプランを選ばないようにします。料金や契約条件は申込み前に現行の案内を確かめてください。

保存後に確認する5項目

設定を終えたら、導入前に選んだ同じ記事を開き直します。title、description、canonical、robots、構造化データを再取得し、変更したつもりの項目と、変える必要のなかった項目を比較してください。

意図しない変化があれば、直前に変更した設定へ戻って範囲を絞ります。まとめてすべてを初期化すると、どこが原因だったか分かりにくくなります。設定画面の点数や緑色表示を増やすより、記事の内容に合った情報を一貫して出せているかを見るほうが、次の改善につながります。