WixのSEO対策の進め方|設定・公開・検索への反映を分けて確認する

下書きの紙窓、公開ページの紙窓、ルーペを置いた紙窓が順に並ぶイメージ

こんにちは。バナナデスクです。

Wixでページの題名を直したのに、Googleでは前の題名が出る。そんなとき、設定欄へ同じ言葉を何度も入れ直したくなるかもしれません。Wixは、画面上でサイトを編集し、公開するためのサービスです。SEOは、ページの内容を検索エンジンへ伝わりやすくする工夫を指します。

私は、まず一つのページに絞り、設定欄の原稿、公開されたページ、Googleが把握している情報を順に比べる方法を勧めます。どこまで新しい内容になっているかが分かれば、入力を直すのか、公開し直すのか、検索側を調べるのかを選べます。

更新日:2026年11月7日

WixのSEOは、設定・公開・検索反映を順に確認する

最初に見るのは、編集画面へ入れた原稿です。次に、読者が開くページの住所である「公開URL」で、その原稿が読めるかを確かめます。公開ページの裏側にあるHTMLは、見出しや本文などをブラウザーへ伝える記述です。その中には、題名や短い説明を伝える「メタ情報」もあります。

設定と公開ページがそろったら、利用できる場合は、Google検索でのサイトの状態を調べるSearch Console(サーチコンソール)へ進みます。設定を保存したこと、読者へ公開できたこと、Googleが登録したことは、それぞれ別の確認です。Wixのチェックリストが完了しても、それだけで検索登録や上位表示を確かめたことにはなりません。

元の例は、2026年10月1日の公式ヘルプ確認と入力用の原稿案です。11月7日の更新にあたり、公式説明を照合しました。掲載するのは作業の設計と確認方法で、この原稿をWixで保存・公開し、公開後のHTMLやスマホ表示、Search Consoleの状態を確かめた実績ではありません。

設定欄の原稿から公開URLのHTML、検索側の表示へ進む三段階と、確認対象の違いを示す図
確認の順序を示す概念図。Wixでの実際の保存結果やGoogleの登録・順位を表したものではありません。

タイトルの前に、ページが答える内容を決める

ここでは、架空の「教室サイト相談室」のサービスページを一つ作ると考えます。小規模教室の運営者を対象に、オンライン相談60分を11,000円(税込)で提供し、終了後に改善順をまとめたメモ1枚を渡す設定です。サイトの制作代行や広告運用は含めません。

まず、この条件を原稿にします。「タイトルタグ」は、ブラウザーのタブや検索結果の題名候補に使われる情報です。「説明文」は、ページの内容を短く伝えるメタディスクリプションに当たります。ページを開いた読者が最初に読む「本文の主見出し」とは、入力する場所も役割も分かれています。

表の「パス」は、サイトの共通のアドレスに続く、ページの場所を示す部分です。SEO設定では、その末尾の文字列を「URLスラッグ」と呼びます。新規ページの例では/website-consultationを使います。

項目 入力用に作った原稿
新規ページのパス案 /website-consultation
タイトルタグ 教室サイトのオンライン相談|60分の内容と料金|教室サイト相談室
説明文 小規模教室向けのオンラインサイト相談。60分11,000円(税込)で、案内・料金・問い合わせ導線の改善順を整理します。準備する資料と対応範囲を紹介します。
本文の主見出し 教室サイトの改善順を整理するオンライン相談
冒頭の本文 案内ページを見ても、料金や体験授業への進み方が伝わりにくい。そんな時に、まず直す箇所を一緒に整理する60分の相談です。相談後は、優先順位をまとめたメモ1枚をお渡しします。

冒頭の本文に続けて、「扱う相談」「当日の流れ」「料金に含むもの」「準備する資料」を置きます。次は、そのまま入力の土台にできる架空の原稿です。

扱う相談:体験案内、料金の説明、問い合わせまでの進み方。相談時に優先して見るページを一つ選びます。

当日の流れ:状況確認10分、対象ページの検討35分、改善順の整理15分。合計60分です。

料金に含むもの:オンライン相談1回と、改善順をまとめたメモ1枚。サイトへの実装、フォーム開発、広告の配信設定は含みません。

準備する資料:対象ページのURL、最新の料金と受付条件、困っている場面の短いメモ。個人情報を含む問い合わせ原文は、そのまま送らず要点を整理します。

タイトルに「60分の内容と料金」と書くなら、本文で時間配分と税込料金を確かめられるようにします。この例の時間は10分+35分+15分で60分です。料金には何が含まれ、何は含まれないかも近くに置くと、読者が相談を選びやすくなります。

タイトルタグと本文の主見出しを、一字一句同じにする必要はありません。この例では、どちらも教室サイトのオンライン相談を示し、本文の60分・11,000円・メモ1枚という条件につながっていることを確認します。実際の条件を変えたら、タイトル、説明文、本文をまとめて見直します。

架空の相談ページで、タイトルが伝える60分の内容と料金を、本文の10分・35分・15分の内訳、税込11,000円、相談1回とメモ1枚で裏付ける図。
タイトルの表現と本文の見出しを同じ文字列にする必要はありません。読者へ約束する時間・料金・提供物が、本文を読めば確かめられる形にそろえます。

ページのSEO設定で、対象とするページを間違えない

Wixのページ別SEO設定では、タイトルタグ、説明文、URLスラッグなどを変更できます。入口は使う編集画面によって異なります。エディタは、ページを編集する画面のことです。公式の英語表記では、次のように案内されています。

  • Wix Editor:Pages & Menuから対象ページを選び、More Actions(その他の操作)→ SEO basicsへ進みます。
  • Wix StudioのStudio Editor:Pagesから対象ページのMore Actions → SEO Basicsへ進みます。
  • Wix Harmony Editor:左上のPageメニューから対象ページのMore Actionsを開き、SEO and accessibility内のSEOへ進みます。

画面が違う場合は、使っているエディタ名と、対象が通常のページか、ブログ記事や商品ページかを先に確かめます。別のページ種別の手順を探し続けず、対応する公式説明へ戻ってください。ここでは、通常のサービスページへ入力する例として進めます。

  1. 編集するページを特定する。ページ一覧で「教室サイト相談室」の相談ページを選びます。ページ名だけでなく、対象のURLやパスも控えます。公開済みのページを直すときは、今使っている公開URLを先に保存しておきます。
  2. 本文を入れる。対象ページの主見出しと冒頭へ、上の表の原稿を入れます。続けて、扱う相談、当日の流れ、料金に含むもの、準備する資料を配置します。別のページを開いていないか、本文の先頭を見てもう一度確かめます。
  3. タイトルと説明文を入れる。そのページのSEO設定を開き、Title tag欄へ、表の「教室サイトのオンライン相談」で始まるタイトルを全文入れます。Meta description欄には、60分11,000円(税込)と対応範囲を説明した表の原稿を入れます。画面内の検索結果用プレビューは、入力を見直すための見本として使います。
  4. 新規ページならURLを決める。今回の新規ページでは、スラッグ欄をwebsite-consultationとし、表示されるURLが予定のパスになっているかを見ます。既存ページの題名だけを変えるなら、URLまで変える必要はありません。URLを変更する場合は、古いリンクを新しい場所へ自動で案内する「転送」も別に確認します。
  5. 検索への公開方針を確かめる。一般向けの相談ページなので、検索エンジンへの登録を許可する設定になっているかを見ます。ページを検索対象として整理・登録することを「インデックス登録」といいます。許可をオンにすることと、Googleで登録済みになることは同じではありません。

タイトル・説明文の公式手順は、入力後にPublish(公開)を行うところまで案内しています。原稿を保存しただけで終えず、公開の操作を行い、完了の案内が出たら対象ページの公開URLを開きます。エラーが出た場合は、その表示を控えて解消してから、公開後の照合へ進みます。

よくある間違いは、編集画面の見本が新しくなったので、公開ページも変わったと思うことです。保存と公開を分けて記録し、公開した日時とURLをメモしておきましょう。

公開後は、見える本文とHTMLの情報を照合する

次の表は、公開後に何を見るかを先に決めた確認票です。「期待値」は、こう表示されてほしいという基準です。実際に取得したWixの出力ではありません。自分で作業するときは、別の欄やメモに「実際に見えた内容」「確認した日時」「違っていた点」を残します。

公開URLで確認するもの この例の期待値 違っていた時に調べること
本文・料金 60分11,000円(税込)、メモ1枚、対象外の作業が一致 別ページの編集、未公開、古い表示を見ていないか
title要素 教室サイトのオンライン相談を先頭にした入力原稿 共通設定・ページ別設定・対象ページの選び間違い
meta description 相談内容と料金を説明した入力原稿 入力と公開のどちらの段階で差が生じたか
検索への公開方針 一般向けサービスページとして検索に出す設定 対象ページのインデックス設定、閲覧制限
正規URLとリンク 使う公開URLに一致し、内部リンクから開ける 別ドメイン・古いURL・誤った転送が混ざっていないか
  1. 公開URLを直接開く。編集画面のプレビューを閉じるか別のタブへ移り、控えた公開URLを開きます。想定した相談ページか、閲覧に意図しないログインや制限が出ていないかを見ます。本文が違えば、編集したページと公開URLの組み合わせを確認し直します。
  2. 本文の条件を読む。60分、11,000円(税込)、相談後のメモ1枚、制作代行や広告運用を含まないことを順に探します。スマホでも同じURLを開き、料金や税込の表示が切れず、表や文章を読めるかを確かめます。PCの表示だけで、スマホも確認済みにしないようにします。
  3. HTMLの題名と説明文を読む。PCブラウザーの右クリックメニューなどから「ページのソースを表示」を開きます。ページ内検索で<title>を探し、終わりの</title>までの文字を入力原稿と比べます。説明文はname="description"を探し、そのタグのcontentに書かれた文章を確認します。
  4. 代表となるURLを確認する。同じ内容を指すURLが複数あるとき、代表として示すものを「正規URL」といいます。HTMLのrel="canonical"を探し、リンク先を表すhrefのURLを控えます。今回の新規ページでは、予定した公開URLに対応することを期待します。別のURLなら、意図した設定かを調べてから直します。
  5. 確認できた項目と不足を分ける。本文、title、description、URLを一つずつ照合します。検索へ出すつもりなのに、検索対象にしない指定のnoindexが見つかった場合は、対象ページやサイト全体の設定へ戻ります。読めなかった項目は「未確認」と書き、空欄のまま合格にしません。

HTMLの記述を最初のソースで見つけられないときは、未出力だと即断しません。ブラウザーの開発者ツールのElements(要素)で、読み込み後のhead部分を確認する方法もあります。判断できなければ、その項目を未確認として残し、利用できるSearch Consoleでページの取得結果も調べます。メタ情報の文章は、画面上の本文とは別に照合するのが要点です。

公開URLの画面では相談内容・料金・スマホの折り返しを読み、HTMLのソースではtitleとmeta descriptionを読むという確認場所の違いを示す図。
本文に見える情報と、ページの題名や説明文としてHTMLに記録される情報を別々に確認します。設定欄の原稿と公開URLの内容が合うかを照合するための概念図です。

Googleに出ない時は、Wixの完了表示だけで判断しない

WixのSEO概要では、無料・有料のサイトとも検索エンジンが読み取れる対象だと説明しています。一方、SEO Setup ChecklistからのSearch Console接続は、有料プランと接続済みの独自ドメインが条件です。独自ドメインは、自分で取得してサイトへ接続する専用のアドレスです。この条件はチェックリスト経由で接続する機能の条件で、無料サイトが検索に出ないという意味ではありません。

同じ公式説明では、すでに手動で所有権を確認しているサイトは、チェックリストが未完了でも接続し直す必要はないとしています。所有権の確認は、自分がそのサイトを管理していることを示す手続きです。完了マークをそろえるためだけに、確認済みの設定を作り直さないようにします。

Search Consoleを利用できる場合は、公開URLを一つ指定して調べます。Googleがページを読み取りに来ることを「クロール」と呼びます。保存されている登録情報と、今の公開ページを調べるテストは、次のように分けて見ます。

  1. 対象サイトとURLを選ぶ。Search Consoleで管理するサイトの単位である「プロパティ」を選びます。上部のURL検査欄へ、今回の公開URLを先頭から末尾まで貼り付けます。
  2. 登録済みの情報を読む。登録されているかどうかと、その理由を確認します。表示される場合は、最終クロール日時とGoogleが選んだ正規URLも控えます。これはGoogleが保持している情報で、今この瞬間の公開状態と同じとは限りません。
  3. 今の公開URLをテストする。公開URLのテストで、ページを取得できるか、登録を妨げる問題が示されていないかを見ます。取得できなければ、その理由に応じてURL、閲覧制限、公開設定を確認します。ライブテストが成功しても、それだけで登録済みになったとは扱いません。
  4. 二つの状態を分けて残す。例えば「登録情報は未登録、現在の取得は可能」なら、その二つを記録します。クロール日時が公開前なら、更新後の内容をまだ確認できていない可能性もあります。未登録の理由、正規URL、公開からの時間を調べ、表示だけで低品質やペナルティとは決めません。

Search Consoleを使えない段階なら、公開ページの照合結果と「検索側は未確認」を分けて残します。Wixの完了マークや、自分で一回検索して見つからなかったことを、Googleの登録状態の代わりにはしません。

入力と違う検索タイトルが出る場合

公開HTMLのtitleが入力どおりでも、Googleの検索結果には別の題名が出ることがあります。Googleのタイトルリンク説明によると、検索結果の題名はtitle要素だけでなく、ページ内の見出しなど複数の情報をもとに作られます。変更を認識するための再クロールと再処理も必要です。自分の入力を一字一句固定表示させる設定ではありません。

「相談ページを直したのに古い題名が出る」という失敗に出会ったら、次の順番で戻ります。

  1. 公開HTMLのtitleも違うなら、編集と公開へ戻る。相談ページではなくトップページを編集していないか、対象URLが一致するかを確認します。正しいページの設定欄は新しいのに公開HTMLだけ古いなら、最後の公開が済んだかを見ます。修正・公開後に同じURLを開き直し、titleをもう一度照合します。
  2. titleは合うが本文が違うなら、原稿をそろえる。主見出しが別サービス名のまま、料金が古いまま、といった食い違いを直します。この例なら、教室サイトの相談、60分、11,000円(税込)、メモ1枚という内容が同じサービスを説明しているかを見直します。
  3. 公開ページは合い、検索表示だけ違うなら、検索側の記録へ戻る。検索語、確認日時、表示された題名、リンク先URLを残し、利用できる場合はクロール情報と比べます。内容がそろっているのに、同じ設定を何度も保存し直す必要はありません。Googleが別の見出しなどを採用している可能性も含めて、次の取得後の変化を確認します。
検索タイトルが入力と異なる場合、公開URLのtitleも違えば対象ページ・保存・公開を調べ、一致していればGoogleの登録情報やクロール日時、本文との整合を調べる分岐図。
保存し直す前に、差が生じた段階を見ます。公開HTMLが入力と合っている場合は、Google側の把握状況やタイトル生成に使われる本文も確認します。

最初の一ページは、入力原稿と公開URLを対応させ、本文とメタ情報の一致・不一致、検索側の確認状況、次に見る場所を記録できれば一区切りです。まだ確認できない項目があっても、その場所を特定しておけば、同じ言葉を入れ直す作業を繰り返さず、必要な確認から再開できます。