こんにちは。バナナデスクです。
動画の音声では「見積もり有効期間は14日」と話しているのに、自動字幕には「見積もり有効期間は40日」と出ている。文章として自然でも、条件の説明としては困る間違いです。
字幕は誤字だけを見るのでは足りません。固有名詞と数値を確かめたうえで、その言葉を話している場面に合う時間へ表示させます。今回は60秒の仮原稿から、訂正と時間割り当てを具体化します。
選択して表示する字幕と、映像へ入れた文字を分ける
YouTubeの字幕機能で追加する字幕は、視聴側で表示を選ぶためのトラックです。編集ソフトで映像へ焼き込んだ文字は動画そのものの一部なので、YouTubeの字幕をオフにしても消えません。
見出しとして「条件を先に確認」と表示しながら、話している説明を別の字幕へ載せる使い方はできます。ただし両方が同じ位置へ重なると読みにくくなります。選択式字幕を追加する場合は、映像内の文字との位置関係も見ます。
公式の追加・編集方法を確認する
2026年10月1日に確認した公式手順では、Studioの「字幕」から動画と言語を選び、字幕を追加します。原稿と時間情報のあるファイルのアップロード、文字起こしからの自動同期、手動入力などがあります。字幕を追加する
自動字幕を直す場合は、「複製して編集」から変更した内容を新しい字幕トラックへ反映する説明です。テキストの訂正とタイムスタンプの調整を済ませ、公開します。自動同期を使う場合も、同期完了後の表示確認まで行います。字幕を編集する
以下は制作した仮原稿と字幕データです。実音声を認識させた結果や、Studioでの操作試験の記録ではありません。誤認識例は、どこを点検するか示すために意図的に作っています。
60秒の仮説明を、意味のまとまりへ分ける

題材は「制作見積もりを確認する前の準備」です。表の時間は割り当て案です。録音する人の話す速さに合わせ、実際の音声と照合して調整します。
| 仮の表示時間 | 訂正後の字幕・ナレーション原稿 | 点検する誤りの例 |
|---|---|---|
| 0〜8秒 | 制作の見積もりを受け取ったら、合計額だけでなく、含まれる作業を確認しましょう。 | 「作業」が別語になっていないか |
| 8〜17秒 | 仮の見積もりは、A4資料3ページの構成と文章整理です。写真撮影は含みません。 | 「A4」が「英語」、「3」が「30」になっていないか |
| 17〜27秒 | 初稿は素材が揃ってから5営業日、修正は1回までという条件を付けたとします。 | 「5営業日」が「5日」へ省略されていないか |
| 27〜37秒 | 修正の範囲は、文章と順番の調整です。新しいページの追加は別途相談にします。 | 「別途」が「ベッド」になっていないか |
| 37〜47秒 | この例の見積もり有効期間は14日です。依頼する日が先なら、条件を再確認します。 | 「14日」が「40日」になっていないか |
| 47〜60秒 | 確認した内容を、作業範囲、素材の締切、初稿日、修正条件の四つに分けて残しましょう。実際の契約条件を優先してください。 | 四つの項目が音声と字幕で一致するか |
数字だけ直して「営業日」を落とすと、まだ意味が変わります。また、話していない条件を字幕だけへ付け足すと音声との不一致が生じます。説明そのものが間違っていた場合は、正しい字幕で隠すのではなく、音声や画面の訂正も検討します。
時間を持つSRTファイルにする
YouTubeの基本的なSRTは書式なしUTF-8が条件で、スタイルのマークアップは認識されません。文字を赤くするような編集用の指定を、そのままSRTへ入れないようにします。対応する字幕ファイル
たとえば37〜47秒の行は次の形です。連番、開始と終了、字幕文を一組にします。
5
00:00:37,000 --> 00:00:47,000
この例の見積もり有効期間は14日です。
依頼する日が先なら、条件を再確認します。
時間が重なっていないか、前の字幕が次の話題まで残らないかも点検します。長い段落は、文字数の上限に収まることだけで完成としません。短く区切るときは、名詞と助詞をばらばらにせず、意味の切れ目を選びます。
音声ありと音声なしで、確認することを変える
最初は音声を聞きながら、名称、数字、否定、単位、日付を照合します。「含む」と「含まない」の取り違えは一文字でも意味が逆です。次に音声を消し、字幕だけで説明を追えるかを確かめます。
音に意味がある場面では、必要に応じて「通知音」なども伝えます。一方、すべての息継ぎや言いよどみを機械的に文字へ戻すことが目的ではありません。話の内容を変えず、読者が必要な情報を追えるかで判断します。
| 症状 | 直し方 |
|---|---|
| 短時間に長文が出る | 話題の切れ目で字幕を分け、音声との開始・終了を調整 |
| 数字の単位が次画面へ分かれる | 「5営業日」のように一緒に読める区切りへ |
| 訂正後も旧字幕が見える | 公開状態、選択言語、字幕トラック、再読み込みを確認 |
| 映像の文字と重なる | 字幕を消す前に、映像側の要点表示の位置と量を見直す |
更新した字幕を、視聴側でも確かめる
編集画面に新しい文字が見えることと、視聴者が見る字幕が更新されたことは別です。公開後に対象言語を選び、訂正した箇所とその前後を再生します。字幕ファイルの元原稿も残せば、料金や条件が変わったときに同じ場所を探せます。
まずは自動字幕の全文を読み流す前に、名称と数字だけを拾って確認してみてください。目立たない誤りほど、内容が自然に見えるために残りやすくなります。