ブログの内部リンクはどこに貼る?記事が少ない段階の設計と文例

六つの記事を読む順番に合わせてつなぐイメージ

こんにちは。バナナデスクです。

ブログの記事が少し増えてくると、「関連記事をもっと貼った方がよいのかな」と考えますよね。でも、6本の記事すべてから残りの5本へリンクを置くと、案内が多いわりに、どこへ進めばよいのか分かりにくくなります。

内部リンクは、記事の本数を見せるためではなく、今読んだ説明の次に必要なページへ移動するためのものです。まずは「この段落で読者は何を知りたくなるか」を考えると、置く場所を選びやすくなります。

この記事では、6記事の架空サイトを例に、リンク先の選び方、置く段落、文言の直し方、公開後の確認まで説明します。リンク数の正解や順位上昇率を示すものではありません。少ない記事でも、役割が伝わる案内を作る方法です。

「関連記事だから」で選ぶと、キーワードが似ているだけのリンクが増えます。実際に役立つ案内かを確かめるため、リンクを次の3種類に分けてみましょう。

本文からつなぐ3種類の案内
役割 読者の状態 文例
前提を補う 今の説明を使うための準備が足りない 対象者がまだ決まっていない場合は、先に対象者の整理を行います。
次の作業へ進む この記事の作業が終わった 構成が決まったら、募集ページに必要事項を揃えます。
別の条件へ進む この記事の方法が合わない 制作だけを任せたい場合は、外注する工程を確認してください。

この分類はGoogleの評価項目ではなく、案内を整理するための編集方法です。リンクの前後を読んだときに、移動する理由を説明できれば使いやすくなります。

読者がリンクを開かなくても、本題の答えは分かるようにしてください。大事な結論を別記事へ細切れにして、何ページも移動しなければ一つの疑問を解決できない構成は避けます。

6記事を、読者が行う作業で並べる

以下は、初めてオンライン講座を作る人へ向けた架空サイトです。各記事は、別々の完成物を渡すものとします。実際に公開しているURLへのリンクではなく、設計の見本です。

架空6記事の役割と、自然につながる先
記事 完成するもの 主につなぐ先
A:対象者の決め方 対象・前提・対象外の3行 B:講座内容
B:講座内容の絞り方 60分の構成案 A:対象者、C:開催形式
C:ライブと録画の比較 初回の開催形式 D:価格、F:当日準備
D:初回価格の決め方 提供範囲と価格条件 E:募集ページ
E:募集ページの書き方 必要事項を揃えた案内 D:価格、F:当日準備
F:当日の準備 接続・資料・受付の確認表 C:形式の条件確認

たとえばBの記事には、Aへ戻る案内とCへ進む案内があります。対象者が決まらず内容を削れない人にはAが役立ち、構成ができた人にはCが次の仕事になります。同じ場所に二つのボタンを並べるより、それぞれ必要になる段落へ置きます。

この表には、AからFへの直接リンクはありません。対象者を決めている人に、当日のマイク設定を案内する必然が薄いからです。記事が少ないからこそ、全部をつなぐのではなく、理由がある関係を作れます。

対象者、内容、形式、価格、募集、準備の六記事を作業順につなぐ図
架空6記事の主要な進み方。すべての記事同士を結ばず、前提や次の作業が必要な場所から案内します。

「関連記事はこちら」を、次が分かる文章へ変える

リンク先のタイトルを並べるだけでも移動はできますが、その段落との関係が伝わると、読者は開くかどうか判断しやすくなります。

前提へ戻す文例

変更前:「対象者を明確にしましょう。詳しくはこちら。」

変更後:「初心者向けの説明と経験者向けの課題が混ざる場合は、内容を削る前に、受講前の経験と終了後にできることを決めます。まだ整理できていない方は、対象者を3行で書く手順を確認してください。」

実際にリンクを付けるのは「対象者を3行で書く手順」のような部分です。「こちら」だけでは、移動先でどんな作業ができるか分かりません。

次の作業へ進める文例

変更前:「料金が決まったら、他の記事も読んでみてください。」

変更後:「料金と含まれる対応範囲が決まったら、その条件を募集ページへ書きます。金額だけでなく、対象者・日時・受け取れるものを揃える際は、募集ページの記入例が使えます。」

価格の記事の答えを渡したあとに、募集ページへ進む理由が示されています。料金の決め方を途中で切って、別記事を読まないと続きが分からない形にする必要はありません。

違う条件へ案内する文例

変更前:「この方法が合わない人はこちら。」

変更後:「受講者からその場で質問を受けたい場合は、録画の配布だけでは対応しきれません。初回をライブで行う場合の準備と比べて、開催形式を選んでください。」

「合わない人」を漠然と分けず、何が違うと別の説明が必要なのかを示します。条件が明確なら、リンクを開かず今の手順を続ける人にも役立ちます。

リンクとして認識される形と、説明の分かりやすさを揃える

Googleの公式ガイドでは、一般にhref属性を持つa要素によるリンクをクロールできる形として示し、リンク先を説明する文言を推奨しています。通常のWordPress本文でリンクを設定する場合も、表示だけでなく実際のURLを確認します。Googleのリンクに関するベストプラクティス。

画像に文字を描いて「詳しく」と書くだけでは、本文の案内として不足します。何のページへ進むかを文章でも伝えてください。図解自体を拡大するリンクと、関連記事への移動も混ぜないようにします。

リンクを付ける際は、記事IDの数字だけでURLを推測せず、公開中のページを開いて取得します。管理画面の編集URL、プレビュー用URL、下書きのURLを貼らないことも基本の確認です。

外部リンクのように見せる装飾や、本文と区別しにくい色にも注意します。スマホで押せるか、押した後に意図した記事へ着くかを実際に確認してください。元の画像が大きいことや、PCで見えることだけでは、スマホの使いやすさは分かりません。

まだリンク先の記事がない場合は、無理につくらない

記事が3本しかない段階で、将来の全体像に合わせて仮のリンクを置く必要はありません。今の記事に必要な前提を短く説明し、実際に関連する公開ページだけを案内します。

リンク先を増やすためだけに薄い記事を作るのも避けます。「対象者の決め方」の中で、初心者と経験者を分ける例を示せるなら、最初は同じ記事の一節で足りるかもしれません。別の完成物が必要になったときに分けます。

逆に、一本の記事が長くなったからという理由だけで分割すると、読者が行う一つの作業を途中で切ってしまうことがあります。見出しや表で探せるようにする方法もあります。長さより、読む目的で判断しましょう。

新しい記事を出したら、古い記事からの入口も作る

新記事から既存記事へリンクしただけで終わると、既存の読者が新しい説明を見つけにくいことがあります。新記事を公開したら、関係する古い記事も開き、説明が足りなかった箇所に案内を追加します。

たとえば、先ほどの6記事に「申込フォームの送信確認」という7本目を追加したとします。Eの募集ページ記事で受付方法を説明する段落、Fの当日準備で参加者一覧を照合する段落から、必要に応じて案内できます。AやBからも一律にリンクする必要はありません。

新記事を公開した際のリンク追加記録の例
元の記事 追加する場所 理由
E:募集ページ 受付先を準備する節 公開前にフォームを試す作業へ進める
F:当日準備 参加者一覧を確認する節 受付記録が届かない場合の確認へ進める
A:対象者 追加しない 今の読者の作業と離れている

これなら、追加するリンクと追加しないリンクを同じ基準で判断できます。記事公開のたびに全ページを一斉に編集するより、役割の近い数本を点検する運用ができます。

内部リンクの確認では、リンクが動くこと、案内が正しいこと、読者の作業に役立つことを分けます。まずは機械的な不備を直し、そのあとに読み方を見ます。

少ない記事数で使えるリンク確認表
確認 見ること
行き先 意図した公開記事が開く。404や編集画面にならない
内容 リンク文言の約束を遷移先が満たす
位置 読者がその情報を必要とする段落にある
重複 同じ案内を短い間隔で繰り返していない
表示 スマホで文字が読め、リンクと本文を区別できる
変更記録 追加・削除した日と理由が分かる

クリックを計測する場合も、内部リンクがクリックされたことと、その先の作業が完了したことは違います。リンクの移動率を高くするために、本文の答えを隠してはいけません。記事だけで解決でき、リンクを開かなかった人もいます。

改善を試すなら、同じ記事の同じ役割のリンクを対象にし、前後の文章や配置の変更を記録します。サイト全体の検索流入が増えた時期にクリックも増えたからといって、リンク文言だけの効果とは決められません。

今ある記事から一つ選び、最後まで読んでみてください。「この説明の前に必要なもの」「ここができた後の次の作業」「条件が違う人の行き先」のうち、実際に公開記事で答えられるものを探します。

見つかったら、リンクを置く前後の一文まで書きます。タイトルだけを貼って終わらず、なぜ今その説明へ進むのかを伝えてください。適切な記事がなければ、今はリンクを増やさず、その段落で必要な説明を補います。

内部リンクは、記事数を多く見せる仕掛けではありません。読者が自分の状況に合う順番で進むための案内です。少ない記事の段階でも、それぞれが何を助けるかが明確なら、自然なつながりを作れます。