こんにちは。バナナデスクです。
「専門用語は少なく、です・ます調で」と毎回書くのは少し手間ですよね。そこで共通の指示を保存すると便利ですが、「参加費は9,800円」という案件の情報まで一緒に入れると、別の無料相談を書くときに邪魔になります。
ChatGPTのカスタム指示には、仕事が変わっても使う好みを置く。料金や日付は、その仕事の資料へ置く。この分け方にすると、共通ルールを長く増やし続けるより、直す場所が分かりやすくなります。
カスタム指示へ入れるのは、複数の仕事に共通する好み
OpenAIの公式のプロンプト案内は、複数のチャットへ共通する好みを設定のPersonalizationにあるカスタム指示へ、今回だけの事情は依頼文へ書く整理を示しています。パーソナライズの資料では、利用できる設定がウェブとデスクトップで異なることも説明されています。

「常に箇条書き」「必ず表を三つ」「何を書いても最後に申し込みを促す」のような指示は、合わない仕事にも広がります。私は、毎回同じ形へ押し込めるより、読み手が判断しやすいという目的を短く書く方法を勧めます。
| 共通のカスタム指示に向くもの | 案件の資料へ置くもの |
|---|---|
| 文体、専門語の説明、情報が足りないときの扱い | 開催日、料金、場所、対象者 |
| 事実と提案を分ける、出典を確認する姿勢 | 今回使う資料名、承認された条件 |
| 比較に役立つときだけ表を使う | 今回の成果物、文字量、公開先、禁止事項 |
共通指示の記入例
次の例は、案内文や業務文書を作る人向けに、この教材用に作ったものです。すべての仕事へそのまま当てはめるより、自分が繰り返し直している箇所に合わせて減らしたり変えたりしてください。
日本語のです・ます調で書いてください。冒頭から読者の用事に答え、専門語は初出で短く説明します。提供された日付・金額・条件を優先し、不足する事実を創作しません。確認できた事実と提案を分けます。表は比較に役立つ場合だけ使い、宣伝文句を自動で追加しません。
「事実を創作しない」と書けば誤りがなくなる、という意味ではありません。後で料金や条件を照合するための基準を、依頼の段階で伝えています。精度を保証する呪文としてではなく、レビューで何を直すか分かる約束として使いましょう。
避けたい記入例は、「私は文章教室を開いています。参加費は9,800円で、毎回参加を勧めてください」です。人物や業務の背景を伝えること自体は問題ありませんが、この文には変わる料金と、自動的な販売文の追加が混ざっています。別の仕事にも本当に必要かを点検すると、残す部分を選びやすくなります。
同じ共通条件で、二つの案内を作る
この原稿を制作するAIで、先ほどの共通条件と2つの架空案件を使い、次の文章例を生成しました。ChatGPTの設定画面へ保存して複数チャットへの反映を試した実験ではありません。文章に必要な条件を分けると、出力をどう点検できるかを見る例です。
案件A:1時間の有料オンライン教室
入力条件は、2026年11月18日(水)19:00〜20:00、日本時間、オンライン、税込9,800円、対象は教室の案内文を直したい運営者、録画配布なしです。申込リンクは載せないと指定しました。
教室の案内文を一つ持ち寄り、初めて読む人が内容を想像できる文章へ直すオンライン練習会です。2026年11月18日(水)19:00〜20:00に開催します。時刻は日本時間、参加費は税込9,800円です。録画の配布はありません。
案件B:30分の無料相談
こちらは、2026年12月3日(木)13:00〜13:30、日本時間、オンライン、初回無料。対象は資料の整理方法を決めたい個人事業者で、作業の代行は含みません。
手元の資料をどこから整理するか、一緒に順番を決める初回相談です。2026年12月3日(木)13:00〜13:30にオンラインで行います。時刻は日本時間、初回の相談料は無料です。資料を整理する作業そのものの代行は含みません。
文体は近くても、金額、日時、読者、含まない作業は別です。比較するときは「雰囲気がそろった」だけで終わらず、Aの9,800円や録画の条件がBへ紛れ込んでいないかを確認します。逆にBの「無料」がAへ混ざっていないかも見ます。
保存と適用の確認は、文章の出来とは分ける
現在の公式資料で案内される入口は、設定のPersonalizationです。利用中のChatGPTでカスタム指示の欄を開き、まず現状の内容を控えてから短い共通ルールを保存します。ウェブ版とデスクトップ版で、同じ欄名・ボタン位置・文字数制限だとは決めつけません。
保存後は新しいチャットで、二つの異なる仕事を試します。その際に、共通ルールを毎回全文貼り直すと、保存された設定が使われたのか、今回の依頼文だけで従ったのかが分かりません。設定を確認するテストと、完成文章を作る作業を分けて記録しましょう。
確認票には、利用した画面、日時、保存した指示、案件A・Bの入力、実際の出力、直した箇所を残します。この教材では文章例までを作成しており、利用アカウントの設定画面での保存や適用確認は行っていません。
合わないときは、条件を一つずつ具体化する
出力が短すぎるときに「詳しく」を何度も追加すると、別の依頼まで長くなります。たとえば「表は比較に役立つ場合だけ」と共通指示に書き、今回の依頼で「料金と対象の違いを2列で比べる」と指定するほうが、目的と形式を合わせやすくなります。
修正前の「必ず短く答える」は、「冒頭で要点を示し、判断に必要な条件や例外は省略しない」へ直せます。修正前の「知らないことは質問する」は、「結論が変わる不足は確認し、一般的な説明を進められる部分は前提を示して進める」と具体化できます。これは編集上の指示例であり、どのモデルでも完全に守られる保証ではありません。
案件の古い情報が混ざる場合は、カスタム指示だけでなく、チャットに残した文章や参照資料も確認します。長い注意書きを上から足す前に、何が今も有効な条件なのかを整理します。
変更したら、別の仕事でも困らないかを見る
共通指示を直した日は、普段よく使う二種類の仕事で試すと影響を見つけやすくなります。案内文が良くなっても、比較表が必要な調査まで文章だけに変わっていれば、指定が強すぎた可能性があります。
カスタム指示へ入れる量を増やすより、「いつでも必要か」を基準に残すほうが管理しやすくなります。まず文体と事実の扱いを短くそろえ、案件の条件はその都度はっきり渡してみてください。