こんにちは。バナナデスクです。
PCではきれいなのに、スマホで見ると料金表だけ横へ飛び出す。文字を小さくして収めると、今度は条件が読みにくい。LPをスマホへ合わせる時によく起きる問題です。
すべてを細く縮めるより、本文は画面内で折り返し、比較表は表の中だけを横へ動かせるようにします。情報ごとに見せ方を変えると、必要な条件を削らずに整えられます。
390pxは画像の書き出し寸法ではない
ここでいう390pxは、検証用のブラウザ表示幅をCSSピクセルで表した値です。画像ファイルの画素数とは別です。スクロールバー等による幅の減少がなければ、左右20pxの余白を引いた本文幅は350pxです。実際には利用可能幅も測ります。
見本は、架空の相談LPを同じ原稿のまま二つのHTMLにしたものです。修正前は固定幅と小さい文字が残った設計、修正後は画面幅に応じて配置が変わる設計です。実在の顧客ページを悪い例として掲載したものではありません。
文字・余白・表・ボタンを別々に直す
| 対象 | 修正前の設定 | 修正後の設定 |
|---|---|---|
| 本文の幅 | 960pxの固定幅 | 最大1040px、狭い画面は左右20pxの余白 |
| 本文 | 12px、行間1.3 | 18px、行間1.8を見本の初期値にする |
| 見出し | 長い見出しを改行せず固定 | 画面幅に応じて自然に折り返す |
| 比較表 | 表の幅が本文ごと押し広げる | 表をスクロール領域へ入れ、本文は広げない |
| ボタン | 小さい文字リンク、画面下に固定した帯 | 高さ52px以上の通常配置。条件を読んだ後に操作する |
18pxや52pxは、この見本で使う設計値です。すべてのLPの正解ではありません。フォント、文章量、表示倍率、利用者の操作環境を合わせて確認します。

ボタンは、見た目と押せる範囲を一致させる
WCAG 2.2のターゲットサイズの解説は、原則として24×24 CSS px以上、または間隔等の例外条件を示しています。これは最小条件であり、「24pxなら誰にとっても押しやすい」という意味ではありません。
見本では、主要ボタンに高さ52px以上を取り、文字だけでなく周囲の余白もリンクの範囲に含めます。二つのボタンが隣り合う場合は間隔を空けます。「詳しくはこちら」より、「相談の条件を確認する」のように行き先が分かる言葉を使います。
画面下の固定ボタンは、条件やフォームの最後を覆わないかを確認します。キーボードが出た時や文字を拡大した時にも見え方が変わります。今回の修正後は通常の文書の流れへ戻し、まず重なりを避ける構成にしました。
比較表は本文ごと横へ動かさない
.table-wrap { overflow-x: auto; }
.table-wrap table { min-width: 680px; width: 100%; }
main { width: min(1040px, calc(100% - 40px)); margin: auto; }
横に比較する意味がある表は、表だけを横へ動かします。表の直前に「横へスクロールできます」と案内し、操作できる領域だと伝えます。そもそも横比較が不要なら、項目ごとの縦並びへ変える方が分かりやすい場合もあります。
画像の説明図は、横長の文字を細かく詰め込むと、幅に合わせて縮小した時に読めません。本文へ数字と条件を残し、図は一つの関係だけを示します。図をタップして拡大することを前提にせず、そのまま読める要点に絞ります。
レイアウトは、スマホで読む順序を先に確認する
MDNのレスポンシブデザインの解説を踏まえ、見本ではPCの二列を狭い画面で一列にします。対象と受け取るもの、提供範囲、料金、進め方、条件確認の順序です。
料金の注意書きをPCの右端へ置いたまま、スマホでは最後まで離れてしまうような配置は避けます。料金と条件は近くに置き、見た目が変わっても一緒に読めるようにします。
修正後は、読む・動かす・押すを確認する
- 1280px幅と390px幅で、本文に横はみ出しがないか見る。
- 375px幅でも、見出しや長いURLが枠を押し広げないか確認する。
- 表の中だけ横へ動かせるか、動かした後も本文位置が変わらないか確かめる。
- 条件確認ボタンを操作し、目的の節や説明が表示されるか確認する。
- 文字拡大とキーボード表示でも、重要な条件や操作部が隠れないか調べる。
見本の条件確認ボタンは、架空サービスの条件を表示する練習用です。申込の送信や契約を行うものではありません。実際のLPでは、この先のフォーム入力と受付まで別に確認します。
スマホ対応を「横幅を狭くした」で終わらせないでください。条件を読み、必要な場所へ移動し、操作できるところまで確かめると、見た目の調整が利用者の判断につながります。
修正前後をブラウザで確認した結果
2026年10月1日の編集用ブラウザで、1280×900、390×844、375×667を確認しました。狭い二条件では縦スクロールバーが15pxを占め、利用可能幅は375pxと360pxです。
| 指定幅 | 修正前のページ全体幅 | 修正後のページ全体幅 | 修正後の表領域/表 |
|---|---|---|---|
| 390px | 1100px | 375px | 335px/680px |
| 375px | 1100px | 360px | 320px/680px |
390px条件では、表内を横へ40px動かした時も、ページ全体の横位置は0のままでした。条件ボタンを押すと説明が表示され、もう一度押すと閉じ、開閉状態の属性も変わることを確認しています。文字拡大や実端末でソフトウェアキーボードを出した状態は、今回の確認に含みません。
見本はZIPを展開し、HTMLをブラウザで開くと確認できます。架空の内容で、実際の受付は行いません。