こんにちは。バナナデスクです。
Canvaの配置の見本(テンプレート)に文章を入れたら、パソコン(PC)ではきれいに見えた。でも、スマホでは料金の注意書きが小さく、条件を読む前に申し込みのボタンが出てくる。初めて作ると、こうした「見た目は整ったのに、申し込む判断がしにくい」状態になりがちです。
LPは、一つの商品やサービスを説明し、申し込みなどの行動へ案内するWebページです。私は、色や写真を選ぶ前に「何を読んだ人が、何を送るページなのか」を決めます。今回は、60分・33,000円(税込)の架空の相談サービスを例に、原稿の準備から、スマホでの確認、相談希望を受け取るところまでを順に進めます。
この記事は制作の手順を示すもので、Canvaの実アカウントで公開・送信・再公開を終えた実演記録ではありません。公式ページで確認できる説明と、皆さんのアカウントで実際に確かめる工程を分けて紹介します。
作り始める前に、使うアカウントの機能と公開先を確かめる
2026年11月7日に確認したCanvaのWebsite Builder公式ページには、複数ページのサイトと、入力を集めるFormsの案内があります。無料ドメインでの公開、無料プランのFreeでは無料ドメインに最大五つの公開サイト、既存ドメインの接続などは有料プランのProの条件として説明されています。「一枚しか作れない」「フォームは一切使えない」という古い説明だけで、作り方を決めないでください。
ドメインとは、Web上の住所に当たる部分です。今回なら、まず一つの相談LPをどこで公開できるかが分かれば十分です。機能を増やすためにページを増やす必要はありません。公式ページの説明を読んだ後は、使うアカウントに表示される条件を確かめます。
- ログイン先とプランを見る。Canvaのアカウント情報で、ブラウザ版かアプリ版か、利用中のプランと作業するチームを確認します。作業メモに「確認した日・ブラウザ版またはアプリ版・アカウントまたはチーム・プラン」を残します。別のチームを開いていたら、制作するチームへ戻ってから続けます。
- Webサイト用のテンプレートを探す。検索できる場所で「Webサイト」と入力し、Webサイトとして編集・公開する用途のテンプレートを開きます。テンプレートは、文章や写真を入れ替えて使う配置の見本です。今回は、相談の説明、料金、受付を順に置けるものを選びます。
- 公開先の選択肢を見る。公開に関する設定を開き、利用できるドメイン、サイト数の制限、追加費用の表示を読みます。この段階では内容が未完成なので公開を確定せず、「このプランで使う公開先」をメモして編集へ戻ります。
- 受付方法の候補を決める。Formsが利用できるなら、項目の作成と回答を見る場所を確認します。外部フォームを使うなら、すでに管理できるフォームを候補にします。どちらも回答を開けることが分かってから、受付先として採用します。
想定した機能が見つからないときは、テンプレートを何度も作り直す前に、ログイン先・プラン・デザインの用途を見直してください。公開先と受付先の候補が決まれば、次は原稿です。見慣れないボタンを押し続けるより、いったんこの二つを決めておくと作業が進みます。
五つの原稿を用意し、料金・対象外の作業・受付の意味をそろえる
私は、テンプレートの枠を埋める前に、次の五つを文章にします。今回の相談は「既存サービス一つの説明を、60分で整理する」という設定です。構成メモは、ページに載せる情報と順番を一枚にまとめたもの。実際のWebページを制作する作業や、広告の掲載・調整を行う広告運用は含めません。
| 場所 | 架空の相談LPへ入れる原稿 |
|---|---|
| 冒頭 | サービスの内容が伝わる順番を、一枚に整理します。 |
| 対象と完成物 | 既存サービスの説明を見直したい方へ。60分で条件を整理し、構成メモ一枚をお渡しします。 |
| 料金と範囲 | 33,000円(税込)。サービス一つ。ページ実装・広告運用は含みません。 |
| 納品と確認 | 相談後3営業日以内にメモを納品。事実の誤り・抜けは到着後7日以内に一度でご連絡ください。 |
| 受付 | 相談希望を受け付けます。送信だけで契約・日程は確定しません。 |
まず、この表の文章を原稿用のメモへ写します。ご自身のサービスに置き換えるときは、「対象は誰か」「何が渡るか」「金額と含まない作業」「いつ渡し、いつまで確認を受けるか」「送信すると何が決まるか」を一つずつ埋めてください。まだ決められない欄があるなら、テンプレートへ移す前にサービスの条件へ戻ります。
この例の納品は相談後3営業日以内です。営業日は、提供者が営業する日を数えるので、実際のページでは休業日の扱いも分かるようにします。一方、メモの誤り・抜けを知らせる期限は、到着後7日以内に一度です。回数や期限だけを大きく変えたり、期間の説明を省いたりせず、受付先でも同じ条件を使います。
受付前に見てもらいたいのは、33,000円という金額だけではありません。「サービス一つの相談と構成メモ一枚」であり、ページ制作や広告運用は対象外だと分かることが大切です。私は、料金と含まない作業を同じまとまりに置き、その後に「相談希望を送る」という案内を置きます。

テンプレートに「実績」の大きな枠があっても、空欄を埋めるために顧客数を作らないでください。今回なら、「対象者」「サービスの説明」「料金と範囲」「受付」の順番を書いた構成メモの見本を入れます。架空例の見本だと分かるように添えれば、何が届くのかを具体的に伝えられます。
五つの文章だけを読んで、価格・完成物・納期・対象外の作業・送信後の状態が分かれば、Canvaへ移す準備ができています。「送ったら予約が確定するのか」と迷うなら、受付の文章に戻って「送信だけで契約・日程は確定しません」を入れましょう。
文章を編集できる形で置き、スマホでも条件を読んでから受付へ進めるようにする
Canvaの編集画面では、まず冒頭の文字を選んで、用意した原稿に入れ替えます。続いて、対象と完成物、料金と範囲、納品と確認、受付の順に配置します。一か所変えたら、別の場所を選んで文章が残っていることを確かめます。テンプレートの文字が画像の一部で書き換えられないなら、その画像を原稿欄に使わず、編集できる文字要素を置いてください。
PCで左右に並べた対象説明と完成物の見本も、スマホでは上から読む順番を確認します。見本を見た後に何のサービスか分かる配置では、読者が行き来することになります。「対象と完成物→料金と範囲→納品と確認→受付」の順で読み進められるか、実際に上からたどります。

表示確認の機能でPC相当・スマホ相当の見え方を開き、特に料金のまとまりを見ます。33,000円(税込)の近くに「サービス一つ」「ページ実装・広告運用は含みません」があり、通常の大きさで読めるでしょうか。受付の案内がその条件より先に出ていたら、編集へ戻り、条件の下へ移します。
よくある失敗は、枠からはみ出した注意書きを、文字の大きさだけで収めることです。料金は読めても対象外の作業が読めなくなります。その場合は、まず不要な飾りや重複した文章を減らし、料金と注意書きのまとまりに広さを戻します。再びスマホ相当の表示を開き、条件が読める状態になってから次へ進みましょう。
長いLP全体を一枚の画像ファイルとして保存して貼ると、スマホの幅に合わせて文章まで縮んでしまいます。原稿は編集できる文字のまま置き、画像は構成メモの見本や、一つの関係を説明するものに絞ります。写真の端が切れる場合も、文字を小さくするのではなく、写真の切り取る位置や枠の大きさへ戻って調整します。
なお、640×360は、このブログで使う画像ファイルの基本サイズです。Canvaのサイト全体をその大きさへ収めるという意味ではありません。サイトを見る画面の幅と、素材画像の画素数は別々に考えてください。編集画面で整えた後も、最後は実際のページのアドレスである公開URLを、PCとスマホで開いて確かめます。
入力項目を作り、送信後の表示と保存された回答の両方を確認する
フォームは、相談希望などを入力して送るための欄です。今回作る項目は「表示名」「返信先」「相談したい内容」の三つ。返信先はメールで返すならメールアドレスにします。使うフォームの項目設定で、この三つの見出しと入力欄を用意し、返信に必要な項目を必須にします。実際に必要のない住所や生年月日、電話で対応しない場合の電話番号は加えません。
CanvaのFormsを使う場合は、回答一覧など、届いた入力を読み返す場所を先に開きます。誰が読めるか、通知を受ける設定、必要なときに回答をファイルへ取り出せるか、保存・削除を管理する場所も確認してください。編集できる担当者と、回答を確認する担当者が同じとは限らないので、実際に受付を担当する人の権限で確かめます。
外部フォームなら、フォーム側にもサービス名、33,000円(税込)、対応範囲、送信だけでは契約・日程が確定しないことを表示します。Canvaの受付案内に使う文字やボタンを選び、リンクを設定する機能で、そのフォームのURLを入力します。編集用URLではなく、相談者が入力できるURLであることを、別の閲覧画面で開いて確認してください。
受付案内は「相談希望を送る」など、送る内容が分かる言葉にします。送信後の画面にも、次に誰が何をするのかを添えます。今回の例なら、返信できる体制を整えたうえで、次の文面を用意します。
受付の文面例:相談希望を受け付けました。2営業日以内に対応可否と候補日時を連絡します。この時点では契約と日時は確定していません。
2営業日以内という期限は、実際に守れる場合の設定です。対応できないなら、安心感のためにそのまま書かず、実際の返信期限へ直します。今回の「相談希望の受付」と、相談日時や契約の確定を一つにしないようにしてください。
動作確認用の一件を送り、両側の内容を照合する
受付先を設定したら、表示名に「動作確認用」、返信先に自分が確認できるアドレス、相談内容に「テストです。構成メモについて確認します」と入力する準備をします。後の公開URLでの確認でも、この入力を使います。実際の顧客の情報を借りる必要はありません。
送信した後は、送った側に完了の案内が表示されることと、受け取る側に同じ表示名・相談内容が保存されることを、一組で確かめます。通知メールが届くかどうかだけで判定せず、回答を見る場所を開いて、その一件を読みます。

完了の案内が出ても回答が見つからない場合は、そこで確認を止めます。まずLPのリンク先が、今見ている回答一覧と同じフォームかを照合します。次に、回答を見るアカウントやチーム、受付の設定、閲覧権限へ戻ります。原因を直したら、相談内容の末尾に「再確認」と加えた別のテストを送り、どの一件が届いたか区別して確かめましょう。表示と保存がそろって初めて、受け取れる受付先と判断します。
公開URLを開き、PC・スマホ・受付・再公開まで通して確かめる
プレビューは、公開前の見え方を確かめる表示です。プレビューで整っていても、実際に人へ渡す公開URLが同じように使えるかは、別に確かめます。私は、次の六つを一つずつ確認し、作業メモへ「確認した日・開いたURL・結果」を残す形をおすすめします。
- 原稿の条件を照合する。LPとフォームを並べ、サービス一つ・60分・33,000円(税込)・構成メモ一枚・対象外の作業・相談後3営業日以内の納品・到着後7日以内の一度の連絡・送信だけで契約や日程は確定しないことを読みます。どこかが違えば、その文章へ戻ってそろえます。
- PCとスマホ相当の表示を確認する。文字の欠け、画像の切れ、条件を読んでから受付へ進める順序を見ます。小さな注意書きや重なりがあれば、編集へ戻します。ここで読める状態になってから公開設定へ進みます。
- 公開先を確認して公開する。選んだドメイン、ページのURL、費用や利用条件の表示を読み、意図した公開先であることを確認して公開を確定します。公開後に示されたURLを、編集画面のURLとは分けて記録します。
- 公開URLをPCとスマホで開く。Canvaにログインしていないブラウザの状態でも開き、閲覧者として最後まで読みます。PCでスマホ相当の表示を見ただけで終えず、スマホのブラウザでも文字と受付先を確認します。編集権限を求める画面が出たら、共有したURLが編集用でないかを確認し、公開設定へ戻ります。
- 公開URLからテストを送る。前の節の「動作確認用」の入力を使い、完了の案内と保存された回答を照合します。受付担当者がその回答を開いて返信先を読めるところまで確かめます。入力画面が開くだけ、ボタンが動くだけでは、この確認を終えません。
- 一か所直して再公開を確認する。例えば、受付案内の「相談希望を送る」を「この内容で相談希望を送る」へ直し、変更を公開先へ反映する操作を行います。記録した公開URLを開き直し、変更後の文言を読みます。古いままなら、編集画面で保存できているか、変更を公開先へ反映したか、開いているURLが同じかを順に見直してから、ページを再読み込みします。
確認できなかった項目には「未確認」と、止まった場所を残します。「スマホでは未確認」「完了表示は出たが回答が見つからない」のように書くと、次に戻る場所が分かります。すべての結果がそろってから、人へ案内するLPとして使い始めましょう。
なお、公開URLが開けることと、検索エンジンに登録されたり上位に表示されたりすることは別です。まずは読んだ人が条件を理解し、相談希望を送れて、こちらが受け取れる状態を整えます。記事や案内のどこから紹介するかは、その後に考えれば大丈夫です。
同じ条件を載せた場所を残し、変更後は公開画面でも読み直す
公開後も、料金や納品日数、受付条件は変わることがあります。私は、原稿と一緒に「どの条件を、どこへ載せたか」を残します。例えば料金なら「LPの料金欄・フォームの説明欄」、返信期限なら「フォームの説明欄・送信後の案内」です。完成した編集用データと公開URLも、同じ作業メモに置いておきます。
もし返信期限を変更するなら、まず実際に守れる期限を決め、原稿の基準となる一文を直します。次に、その一文を載せたLP、フォーム、送信後の案内を順に確認し、該当する場所を直します。最後に変更を公開先へ反映し、公開URLから送信後の案内まで読み直します。以下は、返信期限を変更する場合の作業の概念図です。

よくあるのは、LPだけ新しい条件にして、フォームや送信後の案内を古いまま残すことです。気づいたら、先に基準の原稿と変更先のメモへ戻ります。どれか一つを見て「たぶん同じ」と判断せず、読者が通る画面を順に開いて、同じ条件になっているかを確かめてください。
まずは一枚を、条件を読む、入力へ進む、回答を受け取るところまでつなげましょう。Canvaのテンプレートを選ぶときも、飾りの多さより、この順番を無理なく置けるかを見てみてください。原稿と確認した結果が残っていれば、次の修正も迷わず始められます。