SEOの競合分析は何を見る?見出しを写さず残る疑問を探す比較表

異なる3枚の原稿を虫眼鏡で比べる紙の模型

こんにちは。バナナデスクです。

上位の記事を何本か開き、見出しを一覧にすると、すぐに長い構成案ができます。でも、それを全部入れた記事が、読者にとって一番使いやすいとは限りません。

たとえば「画像のaltを書きたい人」は、用語の定義を五つ読むより、手元の画像を装飾にしてよいか、画像リンクなら何を書くかを判断したいはずです。競合分析では、見出しの数より、読者が最後にできることと、まだ迷う条件を見ます。

ここでは、実際に読んだ3ページを短い比較表へ整理し、自分の記事で用意する具体例へつなげます。競合サイトのアクセス数やSEO難易度を推定する話ではありません。

検索する前に、比較する一つの疑問を決める

今回の問いは「WordPressのブログで、画像のaltを用途に合わせて書けるか」です。対象読者は画像を挿入できる人、読後の到達点は情報画像・装飾・画像リンクを区別し、出力されたaltを確認できることとします。

検索語は「画像 alt 書き方 ブログ WordPress」。2026年10月1日に検索ツールで関連ページを探し、下記の本文を読みました。ここで示す順番は比較用の並びで、特定地域・端末のGoogle検索順位を固定測定したものではありません。

本文を読んで範囲を記録し、読者の疑問と条件を照合して、自分が作る具体例を決める流れ
図の順序はこの記事の編集方法。検索順位を決めるアルゴリズムではありません。

実読した3ページの比較表

表は各ページの採点ではなく、今回の問いと照合した読書記録です。読んだ範囲を超えて「このサイトには説明がない」とは判断しません。

資料 確認した内容・範囲 自分の記事を考える材料
コレットラボ:画像のalt属性の書き方 画像の用途別分類、記入例、出力の洗い出しと確認手順を本文で確認 単に用途の分類表を追加するだけでは、すでにある説明を繰り返す。自分で確認する例が必要
アンドティーデザイン:WordPressのalt解説 代替テキスト・キャプション等の違い、用途と文脈、同じリンク内の文字との重複を確認 画像だけのリンクと文字付きリンクの違いも既に説明されている。条件を省いた単純化に注意
WordPress.com公式:画像のキャプションとALT WordPress.comの画像設定でキャプション・altを追加する手順を確認 製品の入力方法を確認できるが、自前サーバー版のすべてのテーマに同一UIを保証する資料ではない

この表から「競合は薄いので簡単に勝てる」という結論にはなりません。実際、用途別の説明や出力確認はすでに扱われています。自分の記事にも同じ項目を入れるだけなら、説明の量が増えただけになる可能性があります。

残る疑問は、読者の条件を具体化して探す

比較後に考えたいのは、どの見出しを足すかではなく、どの場面を自分で説明できるかです。今回なら、次のように対象を狭めます。

  • 同じ商品写真を装飾・特徴説明・リンクへ置いたとき、文章がどう変わるか。
  • 記事一覧のカードで画像と文字が同じリンクに含まれるかを、HTMLでどう見分けるか。
  • 図にある数字を本文の表へ移したとき、画像を見なくても判断できるか。

これらは「他の記事に絶対にない情報」と断定したものではありません。本文を読んだうえで、このブログが具体的に示す価値のある用事として選んだものです。全インターネットを調べて唯一性を証明する必要はなくても、他ページが既に解決している点を、未解決として売り込まない姿勢は必要です。

また、競合本文に書かれた技術的な説明は、そのまま正しいと決めず一次資料へ戻します。altであればW3Cの判断手順を使い、例がどの条件に当たるかを確認します。比較対象は読者が触れる説明を知る材料、仕様の根拠は一次資料、という役割の違いです。

比較で見つけた項目を、採用・見送りへ分ける

この3ページを読んだ後、私は「用途別の例をもっと増やす」だけで構成を決めません。下のように、読めた内容と制作上の判断を分けます。右の列は、比較先の不足を断定したものではなく、今回の記事で引き受ける作業です。

読めた内容 採用・見送りの判断 今回の制作物へどう反映するか
用途別の分類と記入例はすでにある 分類は短く採用。例の数を増やすだけの差別化は見送る 定義を整理した後、判断が変わる一場面に紙幅を使う
リンク内の文字との重複も説明されている 「画像リンクの説明がない」とは書かない 架空カードの修正前後を自作し、変更理由をコードの条件へ対応させる
WordPress.com公式には入力手順がある 公式への案内は採用。全テーマ共通の設定マニュアル化は見送る 入力欄の名称を一般化せず、この記事では公開HTMLの読み方までにする
出力確認を勧める説明は既にある 「確認しましょう」で終えず、何を確認したら採用するかを作る 同じリンク内に目的が書かれ、画像だけの意味が失われないことを確認条件にする

たとえば、用途別の例を8件並べる案は、幅広い一覧が必要な別の記事には向いています。ここでは競合分析から制作へ進む過程を見せたいので、画像付きカードの一場面を選びます。「何を足せば価値になるか」を、項目数ではなく、読者が判断できる内容で決めるためです。

比較表から、自記事の企画を一枚にする

今回の問いをもとに、制作する記事の骨組みを次のように決めます。中心に置く一節は、この後に完成原稿として掲載します。検索上位を実証した構成という意味ではありません。

項目 記入例
主な読者 記事に画像を入れられるが、空のaltと説明文の使い分けで迷う人
最初に渡す答え 画像の見た目だけでなく、その位置で伝える意味・機能から決める
用意する具体物 画像付きカード一つの修正前後、変更箇所と理由、画像だけのリンクなら判断が変わる条件
確認方法 コード上でリンクを囲む範囲と文字を照合。装飾の意味を省いてもリンク先が分かるかを読む
今回は扱わないこと 全テーマの設定UI、スクリーンリーダー全製品の動作保証、順位改善率
公開後に確認すること 読者が迷いやすい用途、実際の画像出力、検索で表示される問い

これなら、見出しの羅列に比べて、何を調べ、何を作らなければ記事が完成しないかが分かります。比較から制作へのつながりがない表は、調べること自体が目的になりやすいので、一度「次に作る具体物」の欄を足してみてください。

構成と制作物を、書き始められる状態へ確定する

冒頭では、画像がその場所で伝える意味からaltを決めると短く答えます。次に、下の「画像付きカード」の一節で修正前後と判断の理由を示します。最後に、実際のページでもリンクの範囲と出力を確認する手順へつなげます。分類の解説を何度も挟まず、判断の例を読んでから自分のページを確かめる順番です。

ここで作るのは、黄色いカードの飾り画像を添えた、架空の教室見学会へのリンクです。カードの画像自体には日時や会場などの独自情報がなく、リンク先は見学会の日時と参加方法を説明するページ、と条件を固定します。以下のコードは説明用に自作したもので、実サイトから取得した出力ではありません。

制作した一節:画像のaltと、リンク内の文字を一緒に見直す

見学会への案内が「黄色いカード」「詳しくはこちら」だけなら、画像を説明できても、何の詳細へ進むのかは伝わりません。まずリンクの目的を言葉にし、画像と一緒に同じリンクの中へ置きます。

修正前の例

<a href="/trial-class/">
  <img src="yellow-card.png" alt="黄色いカード">
  詳しくはこちら
</a>

この例では、次のように直せます。

<a href="/trial-class/">
  <img src="yellow-card.png" alt="">
  教室見学会の日時と参加方法
</a>

変更は二つです。「詳しくはこちら」を「教室見学会の日時と参加方法」にし、進む先を具体的にしました。そのうえで、独自情報のない飾り画像のaltを空にしています。空にした理由は、同じリンク内の文字が目的を伝え、カードの色を読まなくても用事が終わるからです。

文字がリンクの外にある場合や、画像だけがリンクになっている場合は、このまま空にしません。画像だけのリンクなら、altで「教室見学会の日時と参加方法」のように目的を伝える方法を検討します。また、画像の中に本文にない場所や注意点が描かれているなら、飾りという前提から見直します。W3Cの機能を持つ画像の説明では、画像だけのリンク、文字を伴うリンク、追加の意味を持つ画像を分けています。

採用前には、<a>から</a>までに目的を伝える文字が含まれること、altの内容を空にしても画像だけが持っていた情報を失わないこと、リンク先が本当に日時と参加方法のページであることを確かめます。今回の確認は自作コードと設定した条件の照合です。スクリーンリーダーの実機試験や、WordPressでの保存・表示確認は行っていません。

この一節を採用する理由

完成原稿では、分類名を知るだけで終わらず、どの文字をどこへ置き、どんな場合ならaltを空にするかまで決まりました。同じリンク内に文字がない読者には、別の判断も渡しています。比較先の文章を長く言い換える代わりに、資料の条件を自分で作ったカードへ当てはめた点が、この制作で加えたものです。

別のテーマでも使える調査欄

競合調査の記録には、検索語、確認日、ページURL、読んだ範囲、答えの対象条件、根拠、試せる例、残る問いを入れます。ページが取得できなかった場合は「未確認」とし、検索結果に出た短い説明だけで本文全体を評価しないようにします。

費用比較なら税・契約期間・対象プラン、設定手順なら製品とバージョン、改善事例なら対象期間と分母も確認します。たとえば「売上が増えた」という見出しがあっても、何と比べたかが分からなければ、自分の記事の効果予測へ使えません。

被リンクや推定流入を調べるツールを使う場合は、取得元と推定方法を別に記録します。外部ツールの推定訪問数を、運営者が公開した実測として扱わないでください。この記事で行った本文の比較だけでは、競合の強さを数値化できません。

調査は、作るものが決まったところで区切る

読むページを増やしても、自分の記事で答える疑問が変わらなくなったら、いったん制作へ移ります。ただし、料金や仕様の根拠が不足したままなら、その確認は別です。「競合を10本見た」という本数では終了を決めません。

Googleの有用なコンテンツの考え方も、読後に目的を果たせることや、単なる他者の要約を超える内容を重視しています。比較表を作ったら、最後に自分の記事の読者が何を選び、何を直せるようになるかを一文で書いてください。その答えに必要な根拠と具体例を作るところまでが、記事制作につながる競合分析です。