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PHASE 19
事業に意味を与えるストーリー
1 お金の先にある目的を考える
お金は目的ではない 単なる社会からの通信簿である
これまで私は、徹底的に「稼ぐための法則」「利益を爆発させる掛け算」「自動で富が集まる交差点の仕組み」をあなたにお伝えしてきました。しかし、ここからは視点(カメラアングル)をもう一段階、強引に「はるか上空の次元」へと引き上げます。
口座残高を増やすことだけを目標にすると、やがて心が満たされなくなることがあります。私にとって、お金はそれ自体が人生の目的ではなく、事業が生んだ結果を表す数字でした。
私自身、全国の企業が導入するLINEマーケティングの標準ツールを創り上げ、グループ年商50億円規模のビジネスへと成長させ、M&A(事業売却)を果たしたことで、時間を切り売りする制約から解放されるだけの強固な資産を手に入れました。お金のゲームから抜け出し、その頂点から見下ろした景色。
そこで私が実感したのは、目先のお金を得ることばかりに目を向けているうちは、大きな価値の流れは生まれにくいということでした。
富とは、あなたが社会に対して「どれだけの悩みを解決し、どれだけの価値を提供したか」を数値化して教えてくれる、単なる通信簿(結果発表)に過ぎません。「お金を奪おう」という迷惑な売り込みをしているうちは、多くの人々の警戒心に弾かれて稼げません。「どうすればターゲットの欲求を満たし、絶望から救えるか」に全力を注いで価値を流し続けた結果として、莫大なお金が、後から勝手についてきただけなのです。
2 時代の変化で見る富の進化と 意味 ストーリーのエネルギー
人類が渇望する「富」の定義は、時代の変化とともに上の次元へと進化してきました。現在、市場が何を求めているのか、高い視点から見下ろしてください。
① 第1の次元 物質の富 モノ・土地・資源
かつては、土地や食料、モノを多く所有することが、豊かさを示す大きな基準でした。モノが豊富にある現代では、それだけで独自の価値を生むことが難しくなっています。
② 第2の次元 情報の富 知識・技術・ノウハウ
インターネットの普及によって、情報を早く正確に得ることが価値になりました。さらにAIが普及することで、情報や知識を低いコストで得られるようになり、情報を持っているだけでは差をつけにくくなっています。
③ 第3の次元 意味の富 ストーリー・信念・共感
情報が無料で手に入るこれからの時代、多くの人々が最も渇望し、熱狂してお金を支払う対象。それが「意味(ストーリー)のエネルギー」です。
「なぜ、無数にある商品の中から『あなた』を選ぶのか?」 「あなたのビジネスの裏側には、どんな信念やストーリー(開発秘話)が存在するのか?」
私が自分の「見栄を張って全財産を溶かした致命的な過去」や、「真面目に働く人々が搾取され続ける世界を変えたいという怒り」を包み隠さず発信し続けているのは、この「意味」を多くの人々の心に刻み込むためです。
機能やノウハウに加え、発信する人の経験や信念に共鳴し、「この人から学びたい」と思ってもらうこと。私は、その関係がブランドを育て、結果として事業の価値につながると考えています。
- 物質 モノや資源
- 情報 知識や技術
- 意味 信念やストーリー
本文で捉える価値の広がり
3 視点をはるか上空へ引き上げるさらに高い次元への到達
目の前の作業や短期的な利益から一度離れ、自分の活動を、社会全体の中に置いて見直してみてください。
「自分は社会の中で、誰と誰をつなぎ、どんな価値観を届けようとしているのか」「真面目な努力が報われにくい働き方を、自分の事業でどう変えていけるのか」。
自分を客観的に捉えると、事業の選択肢が広がります。商品を売ることに加え、人に新しい見方や目的を届ける立場として、自分が果たす役割を考えるのです。
4 あなたと世界を繋ぐ2つの究極の問い
Phase.06であなたが設定した「自分の使命」を、この高い視点でもう一度、極限まで研ぎ澄ませます。あなたのビジネスが「ただの小銭稼ぎ」に成り下がらないよう、以下の2つの究極の問いを脳の最深部に打ち込んでください。
▶ 問い① 私は 自分が発信する情報を通して 多くの人々にどんな新しい現実を見せているか
あなたが選んだビジネスを通じて、ユーザーをどんな絶望から救い出し、どんな状態へと導こうとしているのか。その「提供する本当の価値」を明確に定義します。
▶ 問い② その活動が広がった先には 最終的にどんな世界が創り出されるか
あなたのビジネスが社会全体に広がった先にある、究極の理想の未来は何ですか。私で言えば、「古い労働のルールに縛られた人々を解放し、自分の人生をコントロールできる自由を手に入れさせること」です。
この2つの問いが明確に一本の線で繋がったとき、あなたの得る富は単なる「個人の収入」という次元を超え、社会そのものを動かす「確かな影響力」へと次元を上げます。迷った時は、常にこの原点に立ち返り、自分自身を立て直してください。
- 自分の発信は どんな新しい現実を見せるか
- 活動が広がった先に どんな世界が生まれるか
5 まとめ 情報があふれる社会を制する意味 ストーリーの力
「どうすれば儲かるか(情報の次元)」という古い考え方で行動するのは、今日で終わりにしてください。 「どうすれば多くの人々の心に『意味(信念)』を深く刻み込めるか(さらに高い次元)」に集中し、自らのストーリーを世の中に流し続けること。
情報が広く手に入る時代に、自分が選ばれ続けるための考え方です。
次章へ ルールを作る側であり続けるための大切な指針
次はいよいよ、全20章の最終章です。ここまでの思考法や実践方法を生かし続けるには、自分自身の軸を保つことが必要です。最後に、壁にぶつかったときに立ち返る羅針盤として、10の指針を整理します。
これらは、単に学んだ内容を振り返るための項目ではありません。私自身が事業をつくり、続けるうえで、大切にしてきた10の指針です。
最後に、自分の行動に照らし合わせて確かめてください。