第7章|行動を支える7つの問いと3つの原則

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PHASE 07

行動を支える7つの問いと3つの原則

1 モチベーションだけに頼らない

気分に左右されない仕組みをつくる

前章で、あなたは自分自身の奥底にある「使命」をえぐり出し、心が震えるような高揚感(熱量)を感じたはずです。しかし、今日からその「感情」に頼って作業を実行するのは、一切やめてください。

「今日は気分が乗らない」。そう感じる自分を責める必要はありません。感情には波があり、それだけを頼りにすると行動も不安定になります。だからこそ、仕事を続ける人は、意志の強さだけに頼らず、決めた行動を実行するためのルールをつくっています。ここでは、行動を支える仕組みを整えていきます。

私は現在、複数の会社を経営し、経済的にも時間的にも、いつでも好きな時に休める「完全な自由」を手に入れています。午前中はクルーザーで海に出て、休日はサーキットで車を攻め、夜は自社ビルの屋上で仲間たちとBBQを楽しむ…そんな生活です。

それでも私は、現在も毎日会社へ出勤し、誰よりもビジネスの最前線に立ち続けています。

なぜ、「もう働かなくてもいい人間(ゲームをクリアした人間)」が、精力的にタスクを処理し続けられるのか? それは私が「やる気(モチベーション)」という安い燃料で動いているからではありません。ビジネスに向き合い、タスクを処理し続けることが、毎日歯を磨くのと同じレベルの「無意識の自動行動」として、私の脳に固定化されているからです。

21日間の実践を習慣化のきっかけにする

新しい行動を始めると、負担や抵抗を感じるものです。このコンテンツで取り上げる「21日間の法則」は、まず21日間、気分に左右されずに同じ行動を続け、日常の習慣にしていこうという考え方です。新しい挑戦を、歯を磨くような当たり前の行動へと近づけていきます。

モチベーションで動くのではなく、「歯を磨くように」無意識の行動レベルにまで落とし込むこと。これこそが、高い多くの作業量を平然とこなすトップ1%の成功者たちの「種明かし」なのです。

気分に頼らず習慣へ
  1. 行動を決める
  2. 21日間を目安に実践
  3. 日常として続ける

このコンテンツで取り上げる習慣化の考え方

2 勝敗を分けるトップ1%の資本家の3つの基本原則

では、先ほどの習慣化(自動実行)を成立させるための土台となる、市場で「仕掛ける側」の人間たちが例外なく身につけている「3つの考え方」を、あなたの脳に意識的に打ち込みます。

① 主体的に結果を引き受ける

「時間がない」「誰も教えてくれない」と感じたとき、誰かの対応を待つだけでは、状況は変わりません。私は、自分の事業の結果を100%自分の責任として引き受ける姿勢を重視しています。時間が足りなければ人に任せる方法を考え、分からなければ答えを探す。環境を理由に止まる前に、自分が変えられる行動を選ぶのです。

② 投資と修正の無限ループ 圧倒的な行動と改善

成長のために必要な知識、ツール、環境には、自己投資を行います。学びを妨げるプライドを手放し、自分より成果を出している人の言葉に素直に耳を傾けてください。実行し、結果を見て修正する。この行動と改善のループを繰り返すのです。

③ 苦痛の再定義 失敗=単なるデータ収集

経験の浅い人は、一度失敗しただけで「もうダメだ」と心を折って落ち込みます。しかしトップの人間たちは、失敗を「このやり方では上手くいかないという、極めて貴重なデータが手に入った」と冷静に解釈します。 一般多くの人々が「苦労」や「失敗」と呼ぶ現象は、あなたが次のステージへ進むための単なる「テスト結果」に過ぎません。あなたが自ら諦めない限り、ビジネスというゲームにおいて「失敗」という概念は存在しないのです。

3 己の先送りを防ぐ7つの問い 自問自答

どれだけ強固な考え方(資本家の原則)をインストールしても、人間である以上、作業中に手が止まったり、SNSなどの無駄な娯楽へ逃げそうになる瞬間が必ず発生します。

作業が止まりそうになったら、次の7つの問いを自分に投げかけてください。目的を思い出し、目の前の行動に戻るための自問自答です。

1  あなたが人生でこれだけは手に入れたいと願う 一番のゴールは何ですか
2  そのゴールにたどり着くには 気分や言い訳に流される今の自分を捨てて 結果にこだわるプロ 仕掛ける側に変わる覚悟が必要ではないですか
3  その理想の未来を手にするために 今日 今この瞬間にあなたがやらなければいけない作業は何ですか
4  今 作業の手を止めようとしている理由は何ですか 疲れた明日にしようという思いの背景を確かめてください
5  その言い訳に負けて今日先送りしてしまったら 将来手に入るはずだったどれだけの自由な時間とお金を無駄にすることになりますか
6  逆に 今ここで言い訳を捨てて最後までやり切れば あなたは将来どんな最高の自由を味わうことができますか
7  今できることを選び 目の前の作業へ戻る準備はできましたか

これらの質問を自らの脳に意識的に投げかけることで、一時的な感情のブレから瞬時に我に返り、再び最終目的地(ゴール)へと向かって一直線に作業へ戻ることができるのです。

7つの問いを行動へつなげる
  1. 目的を思い出す
  2. 先送りの理由を確かめる
  3. 目の前の作業に戻る

自問自答で 自分の行動を選び直す

4 行動を支える軸を振り返る

ここまでで、あなたの心の奥底にある「使命」を明確化し、資本家が持つ「3つの基本原則」と、自らの先送りを防ぐ「7つの問い」を頭に身につけました。 これで、いかなる外部の邪魔や困難にも決して心が折れない、「強靭なマインドセット(確かな軸)」の構築プロセスは完了です。

次章へ 抽象的な精神論は 脳をフリーズさせる

考え方の土台が整うと、「月収100万円を目指して頑張ろう」と意欲が湧くかもしれません。ただ、その思いを成果へつなげるには、もう一つ必要なことがあります。

人間の脳は、「頑張ります」「お金持ちになりたいです」といった抽象的な願望や精神論を定着しても、具体的な行動への変換ができず、フリーズ(思考停止)してしまいます。カーナビの目的地に「どこか遠くのいい所」と入力しても、ルート計算ができずに1ミリも動かないのと同じ原理です。

次章では、あなたの内側で燃え滾るこの圧倒的な熱量を、脳が一切の迷いなく自動実行できるレベルまで極限に具体化する【Phase.08 目標を具体的な行動に変える7つの法則】へと進んでいきます。

次章では、頭の中の夢を、今日取り組む具体的な作業へと落とし込みます。意欲を、実行できる計画に変えていきましょう。