こんにちは。バナナデスクです。
副業ブログを始めると、「週に何本書けばよいのか」が気になります。毎日更新できる人を見ると、週一本では少ないのでは、と感じることもありますよね。
ただ、週一本の中身を少し分けてみてください。情報を調べる、見本を作る、本文を書く、数字と出典を確かめる、スマホで表示を見る。文章を打つ時間だけで予定を立てると、公開直前の確認が毎回夜遅くに残ります。
更新頻度は、使える時間から、新記事の制作、公開済み記事の保守、振り返りの時間を引き分けて決めるのが実務的です。この記事では、週3時間と6時間の架空のカレンダーを作り、無理が出た週に何を変えるかまで考えます。毎日・毎週のどれかをSEO上の正解にする話ではありません。
本数は運営の約束であり、それだけで検索評価を決める数字ではない
「何曜日に公開する」と決めることには、仕事を予定へ入れやすくする役割があります。定期的に読む人へ見通しを伝えることもできます。しかし、その回数だけで記事の有用性が決まるわけではありません。
Googleは、サイトを新しく見せるために大量の記事を追加したり、実質的な変更なしに日付だけ変えたりする考え方を避けるよう説明しています。更新したという事実より、読者に必要な内容が加わったかを確認する必要があります。出典:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」
とはいえ、「質が大切だから、いつまでも公開しない」でも運営は進みません。まず自分の時間で、どの範囲の記事なら必要な確認まで終えられるかを見積もり、小さな公開計画を作ります。その計画の実績を見て、本数を増減します。
一記事の時間を、六つの工程に分けて計る
最初の数本は、完成するまでの時間を工程ごとに残してみてください。タイマーを厳密に秒単位で管理する必要はありません。ただ、調査と執筆が一緒になっていると、どこが予定より長かったかを見つけにくくなります。
| 工程 | 仮の時間 | その工程の完了条件 |
|---|---|---|
| 疑問を決め、資料を読む | 90分 | 答える疑問と、主張に必要な資料が整理できた |
| 構成を作る | 45分 | 読者が判断する順に見出しと必要な例が並んだ |
| 本文を書く | 90分 | 結論だけでなく、条件と手順を文章にした |
| 表・図・完成見本を作る | 60分 | 約束した比較や実例を読める形で用意した |
| 根拠・計算・文章を点検 | 45分 | 出典と主張が対応し、数値と表現の不備を直した |
| 入稿・公開・表示確認 | 30分 | PCとスマホで本文・画像・リンクを確認した |
| 合計 | 360分=6時間 | 公開後の初回確認まで含む |
この6時間は、ブログ記事の平均制作時間ではありません。以下の予定を説明するための仮定です。取材や実際の操作が必要な記事なら、もっと時間がかかることがあります。逆に、すでに調査済みの一つの疑問を扱う場合は短くなるでしょう。
「図を作る60分」としていても、元データの確認が必要なら、その時間も含めます。AIで下書きを作った場合も、出典確認と編集がゼロになるわけではありません。生成が速くても、自分の責任で確認できる範囲が公開数の制約になります。
新記事の前に、既存記事へ使う時間を残す
記事が増えると、公開後の仕事も増えます。紹介したサービスの仕様が変わる、リンク先がなくなる、説明した手順が画面と合わなくなる。毎週すべての記事を読み直す必要はありませんが、読者が利用するページを放置しない時間は必要です。
保守では、気分で文章を磨き直すことと、明確な誤りを直すことを分けます。間違った料金や動かないリンクは先に確認します。一方、読める文章の言い換えを何周も続けるのは、新記事を止める理由になるかを考えます。
優先して点検する対象は、変更が多い情報を含む記事、よく読まれる記事、問い合わせで疑問が見つかった記事などです。公開日が古いという理由だけで全面改稿するのではなく、変更の必要な箇所を特定します。

週3時間なら、四週間を一つの制作単位にしてみる
週3時間、四週間で使える時間は12時間です。一記事6時間という仮定なら、計算上は二記事分ですが、それで全時間を埋めると保守や予定変更の余地がありません。ここでは、新記事一本を完成させ、次の調査にも着手する例を作ります。
| 週 | 新記事と次の準備 | 運営・余白 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 第1週 | 調査90分、構成30分 | 保守30分、余白30分 | 180分 |
| 第2週 | 構成15分、本文90分 | 保守30分、振り返り15分、余白30分 | 180分 |
| 第3週 | 表・図・見本60分、点検45分 | 保守30分、振り返り15分、余白30分 | 180分 |
| 第4週 | 入稿・公開確認30分、次記事の調査60分 | 保守30分、振り返り30分、余白30分 | 180分 |
四週間の内訳は、新記事360分、保守120分、振り返り60分、次記事の調査60分、余白120分。合計720分です。毎週一本には届きませんが、必要な工程を予定から消さずに公開できます。
作業できる枠が平日30分ずつの場合は、30分で止められる単位へ分けます。調査なら「公式資料の該当箇所を読み、使う主張と条件をメモする」。本文なら「比較の一節を書いて例まで入れる」。毎回記事の冒頭から読み直す必要がないよう、終了時に次の一手を一行残します。
一方、週末に3時間まとまるなら、構成から本文へ続けて進める予定も考えられます。同じ週3時間でも、分かれ方によって向く作業は違います。時間の合計だけでなく、確保できる一枠の長さも記録してください。
例えば火曜30分の終了時には、「公式資料Aの料金条件を確認済み。次は例の表にその条件を入れる。公開前に変更日を再確認」と残します。「続きから書く」だけでは、次回また資料を開き直して迷いやすくなります。保存するのは長い日報ではなく、次に開く原稿と確認箇所です。
週6時間なら、二記事と保守を並行する例
週6時間、四週間で24時間を使える場合です。同じ一記事6時間の仮定で、新記事を二本、二週間に一本ずつ完成させる計画にします。残りの時間には、保守と振り返り、予定変更への余地を入れます。
| 週 | 記事制作 | その他の配分 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 第1週 | A記事の調査90分、構成45分、本文45分 | 保守60分、振り返り30分、余白90分 | 360分 |
| 第2週 | A記事の本文45分、図等60分、点検45分、公開30分 | 保守60分、振り返り30分、余白90分 | 360分 |
| 第3週 | B記事の調査90分、構成45分、本文45分 | 保守60分、振り返り30分、余白90分 | 360分 |
| 第4週 | B記事の本文45分、図等60分、点検45分、公開30分 | 保守60分、振り返り30分、余白90分 | 360分 |
この例は「週6時間なら必ず月二本」という推奨ではありません。記事制作720分、保守240分、振り返り120分、余白360分で、合計1,440分です。保守が少なく制作の実績が安定していれば、次の記事を進められる場合もあります。まず一巡させて、時間の見積もりが合っているかを見ます。
余白が多く感じられても、毎回そこへ新しい企画を固定すると、余白ではなくなります。資料の確認が長引く、表を作り直す、既存ページに不備が見つかる。そのような作業を受け止めたうえで残った時間を、次の準備に使います。
予定が崩れた週は、確認を省かず公開範囲を変える
第3週に予定外の仕事が入り、使える時間が半分になったとします。見積もりを変えず、残りを睡眠時間に押し込む前に、公開に何が足りないかを確認します。
| 残っているもの | 対応例 | 避けたい対応 |
|---|---|---|
| 中心となる主張の根拠確認 | 公開日を動かすか、確認できた範囲へ企画を絞る | 出典未確認のまま断定して公開 |
| 読者の判断に必要な比較表 | 比較対象を減らしても疑問に答えられるか見直す | タイトルは「徹底比較」のまま中身だけ省く |
| 装飾の追加 | 現状でも読めるなら追加を後に回す | 装飾だけのために何週も公開を止める |
| 既存記事の明らかな誤り | 新記事より先に該当箇所を修正し、変更日を残す | 新規本数のために不備を放置 |
短い記事にする場合も、一つの疑問に答え終わる必要があります。「続きは後日」と結論を欠いた記事を出して、本数だけ達成する必要はありません。範囲を絞るなら、タイトルと導入もその範囲へ合わせます。
予約投稿の原稿を用意しておく方法もあります。ただし、料金・仕様・日程など変わりやすい情報は、執筆時に確認しただけでは公開日の正しさを保証できません。公開前に確認する担当と項目を残し、原稿が揃っていることと確認が終わっていることを分けて管理します。
本数を増やす前に、実績時間と手直しの量を見る
四週間が終わったら、予定した時間と実際の時間を工程ごとに比べます。「一記事に八時間かかった」だけではなく、調査が追加二時間だったのか、入稿が追加二時間だったのかを確認します。
調査が長い場合は、疑問が広すぎないか、必要な根拠を決めないまま読み続けていないかを見ます。入稿が長いなら、表や画像の形式を整える余地があるかもしれません。本文が長引くなら、完成物や具体例が決まる前に書き始めていないかを振り返ります。
制作時間が短くなっても、公開後の訂正が増えていたら、すぐ本数を増やす判断にはつなげません。確認を削って速くなったのか、再利用できる資料が揃って速くなったのかを区別します。
逆に、予定より長い記事が一度あっただけで、すべての更新計画を減らす必要もありません。取材の返答待ちや初めての図表制作など、その記事に固有の事情を分けます。同じ種類の記事で繰り返し超過するなら見積もりを直し、今回だけの待ち時間なら公開順を入れ替える候補を検討します。工程を分けた記録があると、全体の本数を動かす前に調整できます。
更新頻度を変えるときは、次の四週間だけ試すという形で、変更日と理由を記録すると見直しやすくなります。公開本数が増えたことと、読者に役立ったこと、検索から来る人が増えたことは別に確認します。同時期の変化だけで、頻度が原因だったと結論づけないようにします。
最初に決めるのは、次の一本を確認まで終える日
まだ制作時間の実績がないなら、一年分の厳密な更新予定を作るより、次の一本を工程に分けてみてください。調査・本文・見本・確認・公開に、どれだけの枠を取れるか。その一本を終えると、自分の運営に使える見積もりが残ります。
何を書くかが決まらず、学習だけが続いている場合は、最初の初稿を作るための記入例から始められます。公開後は、新しい記事だけでなく、すでに読まれているページにも時間を使っていきましょう。
更新頻度は、自分を追い立てる数字ではなく、読者へ届ける仕事を予定にするための数字です。使える時間の中に確認と保守まで入っているか。その確認から、本数を決めると続け方が具体的になります。