第4章|情報収集から実践へ

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PHASE 04

情報収集から実践へ

1 勉強だけで満足していないか

情報収集に使う時間を見直す

現代のインターネット上には、ビジネス系YouTuberやSNSのインフルエンサーが発信する、耳当たりのよい無料ノウハウが溢れ返っています。あなたはそれらの動画を眺めたり、いくつものメルマガを読んだりして「よし、今日もビジネスの勉強をしたぞ」と満足していませんか?

ここで、あなたに見落とせない現実をお伝えします。 それは「勉強」などではありません。あなたがやっていることは、行動して失敗する恐怖から逃れるための「合法的な現実逃避」に過ぎません。他人が作った情報を見て「なるほど!」と一時的な快感を得て、気持ちよくなっているだけの、ただの「娯楽(エンタメ消費)」なのです。 例えるなら、「痩せたい」と言いながらダイエット本ばかりを何十冊も買い集め、部屋で寝転がりながらポテトチップスを食べているのと同じ状態です。

ノウハウコレクターという根深い習慣

より完璧なノウハウや、楽にできる方法を探し続けると、情報収集だけで時間が過ぎてしまいます。次々と異なる情報に触れることで判断が難しくなり、実践の時間も失われます。学びを成果につなげるには、情報を絞ることが必要です。

ここは、はっきりお伝えしたい点です。情報を集めるだけで行動しなければ、知識は成果につながりません。大切なのは、情報の中から必要なものを選び、自分の頭で考えて決め、実際に手を動かすことです。

情報収集を成果につなげる
  1. 学ぶ情報を絞る
  2. 一つの方法を実践
  3. 結果を確かめる

知識を蓄えるだけで終わらせない

2 情報を集める状態から実践へ進む

情報を得るだけで満足する状態から、成果につながる行動へ切り替えるために、私は次のシンプルなルールを重視しています。

学ぶ情報源を一人に絞る

今日、この瞬間から、あなたが自力で稼げるようになるまでは、お手本にする指導者(メンター)や情報源を「一人」に絞り込んでください。そして、その人の教えややり方だけに素直に学び、脇目を振らず一点集中で実践(実行)するのです。

私が厳しい状況から再出発し、最初の月収10万円、そして100万円の壁を最速で突破できた最大の理由は、天才だったからではなく、まさにこの「情報の完全遮断」を実行したからです。

当時もネット上には「スマホをポチポチするだけで稼げる」といった甘い詐欺まがいの情報が溢れ返っていました。しかし私は、ある日出会った「アフィリエイトで月収100万円を稼ぐ大学生」の、たった1つのブログ、たった1つの教材だけを信じ抜く覚悟を決めました。 「もっと楽な方法はないか」「他の人はどうやっているのか」という甘い誘惑をすべて断ち切り、他のメルマガも掲示板も一切見ず、ただ1つの手法に己の命(時間)を全額投資したのです。 もしあの時、私がフラフラと別のノウハウをつまみ食いしていたら、私は一生、知識だけが膨らんだ「ノウハウコレクター(知識を蓄えるだけの状態)」のまま終わっていたでしょう。

複数のノウハウを組み合わせて相乗効果を生むのは、基礎スキルが身につき、自力で成果を出せるようになってからです。基礎が定まらないうちに多くの方法を混ぜると、何を実践するのかが曖昧になります。

今すぐ実行すべき物理的な行動 ノイズの整理

人間の脳は、何もしないままだとすぐに元の心地よい環境(慣れた環境)に戻ろうとします。忘れないうちに、今すぐ物理的な行動を実行してください。

このコンテンツの学びに集中する間は、他のメルマガやビジネス系YouTube、SNSの情報源を整理してみてください。不要な登録を解除したり、通知や表示を止めたりして、選んだ一つの方法に取り組める環境をつくるのです。

3 行動を止める4つの理由と防衛機制

情報源を絞っても、いざ作業を始めると、「今はやらない理由」が浮かぶことがあります。ここでは、そうした心の働きを、4つの防衛機制として整理します。自分にも当てはまるものがないか、確かめてみてください。

① もっともらしい言い訳の自動生成 合理化

「残業で疲れたから」「パソコンの環境が整っていないから」と、行動しないことに理由を付ける心理です。必要な判断なのか、先送りを正当化するための後付けの理由なのかを、分けて考えてください。

② 周囲と同じなら安心だと考える 同一視

「周りの同僚も成果が出ていないから、自分もこのままでよい」「成功している人は特別だから」と考える心理です。周囲との比較によって一時的に安心しても、自分の課題や行動は変わりません。他人の状況と、自分が目指す未来を分けて考えてください。

③ 行動する前に自分を大きく見せる 反動形成

「俺だって本気を出せばいつでもいける」「もっと凄い裏ノウハウを見つければ一発逆転できる」と、現実の泥臭い作業から逃げながら、口先だけでマウントを取ろうとする心理です。実際の行動が伴わないプライドなど、中身が空っぽの段ボール箱と同じであり、百害あって一利なしです。

④ 居心地の良い場所への逃避 逃避

厳しい現実に向き合う代わりに、SNSやゲーム、慰め合うことだけで終わるコミュニティへ時間を使う心理です。居心地のよさが、求める収入や自由に向けた行動を遅らせていないかを確かめてください。

行動を止める4つの心の働き
  1. 合理化 もっともらしい理由をつける
  2. 同一視 周囲と同じならよいと考える
  3. 反動形成 行動の前に自分を大きく見せる
  4. 逃避 居心地のよい場所にとどまる

4 第1部を振り返る

ここまでのPhase.01〜04を通じて、あなたは日本の厳しい現実を直視し、見切り発車で行動する「事業を主体的に動かす思考」を身につけました。さらに、インプットという名の必要性の低い情報収集を整理し、自らの脳が作り出す言い訳(4つの防衛機制)を論理的に見直してきました。

ここまでで、行動を妨げる情報や思い込みを整理し、従来の働き方の前提を見直してきました。次の考え方を学ぶための土台が整ってきたはずです。

次章へ ブレない軸の構築

次に必要なのは、整理した土台の上に、判断や行動を支える確かな軸を築くことです。

どんな困難な壁にぶつかっても心が折れない強力なメンタルエンジンを作るため、次章からは次なるステージ【第2フェーズ:自己認識と使命の発見】へと突入します。

まずは、あなたの人生のあらゆる結果を無意識のうちにコントロールしているプログラムを根本から書き換える、【Phase.05 セルフイメージを見直す】を公開します。 あなたの限界を勝手に決めている「固定観念(どうせ自分には無理だという思い込み)」の解き方を伝授します。

第1部では、ときに向き合いづらい現実や、自分の思考のクセを取り上げてきました。ここまで読み進めたことを、次の行動につなげてください。私も、自身の経験を通して、その歩みを支えていきたいと思っています。