マインドマップとは?書き方と自己分析方法を簡単説明!

情報があふれる今の時代、個人個人に情報を見極め整理し、効率的に仕事に取り入れる力が求められています。無益な情報に振り回されることは時間や労力の損失であるという原則がネット社会では重要となるからです。そこで注目されているのがマインドマップということになります。マインドマップは情報を視覚化する合理的なツールなのです。

記事の目次

マインドマップとは?使い方を簡単説明

マインドマップとは「トニー・ブザン」というイギリス人の文学者が発明したブレインストーミングの手法です。頭の中にある思考や発想を目に見える形にするというもので、頭の使い方や学んだことを活用するのに役立てられます。

欧米では20年ほど前からマインドマップを使った会議や打ち合わせが当たり前となっていて、小学校の授業などにも取り入れられているのです。日本では10年くらい前から利用され始め情報や発想の共有に欠かせないものとなりつつあります。

  • マインドマップの12のルール

「トニー・ブザン」はマインドマップに12ものルールを設けて、マインドマップを定義しています。

  1. 無地の紙を使う
  2. 用紙は横長で使う
  3. 用紙の中心から描く
  4. テーマはイメージで描く
  5. 1つのブランチには1ワードだけ
  6. ワードは単語で書く
  7. ブランチは曲線で
  8. 強調する
  9. 関連付ける
  10. 独自のスタイルで
  11. 創造的に
  12. 楽しむ!

出展:https://ja.wikipedia.org/

ではマインドマップがどのようなものか見てみたいと思います。

引用:http://mind-plus.net/10223.aspx

  • マインドマップを使うとどうなるか

見た目は落書きのようですが、このようなマインドマップを使うことで脳の情報処理スピードが高くなり仕事や勉強の効率があがるのです。また新しいアイディアが浮かびやすくなり、問題の課題が見え、解決策まで早くたどり着くことができます。

マインドマップを使ったプレゼンテーションではプロジェクトの内容がすぐに伝わり、マネジメントまで直結した意識が伝わることでも効果が高いと言われています。マインドマップは単なるノート術ではなくて、脳の使い方そのものを向上させてくれることが大きな特徴です。

  • マインドマップで得られる効果

実際にマインドマップを使った人の声がよせられていますので、その口コミを見てください。

・日々の業務効率が上がり、時間があまるようになった(美容コンサル)

・カウンセリングをマインドマップでメモをとるようにしたら、

カウンセリング技術がアップした(カウンセラー)

・自分の内面と対話して、過去のトラウマに気づくことができた(カウンセラー志望の方)

・マインドマップ習得後2か月で世界史の中間テスト学年1位、期末テストも学年1位をとれるようになった(高3女子)

・講座・セミナーの企画をするのに、アイディアがあふれるようになった(コーチング)

出展:http://mind-plus.net/10223.aspx

マインドマップの効果は期待ができそうです。ビジネスや学習、資格取得にも役立つツールだといえるでしょう。

引用:http://mindmaparchive.jp/archives/695

マインドマップはアプリやフリーソフトで書ける?

マインドマップは本来、横長の紙にカラフルなペンで書いていくものですが、パソコンやスマホでも作成できるよう、フリーソフトやアプリがいくつもあります。パソコンやスマホでマインドマップを作るメリットは修正や追加が簡単だということです。また離れた場所からでも複数の人で同時にひとつのマインドマップを作ることができるようになります。

  • マインドマップの作り方

マインドマップはまずテーマとなる「セントラルイメージ」から書き始めます。その次に「セントラルイメージ」から直感的に思いついたことをブランチ(枝)としてのばしていくとテーマの持つイメージが現れ始めるのです。

引用:https://navi.dropbox.jp/mind-map

これらそれぞれのイメージに細かくブランチを追加していきます。まるで連想ゲームのようにブランチは広がり始めるでしょう。まるで頭の中にある思考がそのまま目に見える状態になったようになります。

アイコンやイラストを使いさらにイメージを追加していきます。スマホならタップだけでどんどんと書き入れることができ、みるみる完成していきます。

  • マインドマップのフリーソフト

◆XMind

Xmindとは、中心となるキーワードから放射状の樹形図としてキーワードを配置しながらアイデアを表現・発掘していく「マインドマップ」の作成ソフトです。
マインドマップだけでなく、ツリー図・魚骨図・組織図といったさまざまなスタイルの図を作成することも可能となっています。

出展:https://www.xmind.net

  • マインドマップアプリ

◆Simple Mind Free

パソコン版も用意されていますが、もともとはスマホ向けに開発されたマインドマップ作成アプリです。スマホなのでタップやスワイプなどの直感的な操作を得意としており、まるで手書きで作成しているような感覚で簡単にマインドマップを作成できます。

また、Simple Mind というアプリ名が示しているように機能をマインドマップ作成に絞ることでシンプルな操作性を実現、「マインドマップをサクサクと描きたい」という方に向いていると言えます。

出展:https://navi.dropbox.jp/mind-map

 

他にもたくさんのマインドマップアプリやフリーソフトがあります。使い勝手や直感性から選ぶといいでしょう。

引用:https://simplemind.eu/

マインドマップの書き方【勉強に活かす】

マインドマップが勉強に役立つのは記憶に残りやすいということがあります。そして理解しやすいということも大事です。なるべく派手にメリハリをつけることで、よりイメージを強く残すことができます。

  • 勉強の仕方を整理する

まずマインドマップで勉強の仕方を整理します。セントラルイメージが「勉強の仕方」となればイメージできるのが「参考書を読む」「記憶する」「問題を解く」「復習する」「スケジュール」といったブランチができるでしょう。それらについてイメージできることをどんどんと書き込んでいきます。

  • 記憶すべきことをマインドマップに整理する

次に記憶すべきことをマインドマップ化します。そして勉強時間以外にもそのマインドマップを眺めるようにすることで記憶に残るようになるのです。表に羅列しただけの数値など頭に入ってきにくいし忘れやすいですが、マインドマップでカラフルに描き入れれば自然と脳がおぼえてくれるようになります。

引用:http://ichirotamagawa.com/tag/%E8%A8%98%E6%86%B6%E8%A1%93/

  • 作文や論文が書きやすくなる

マインドマップを使った学習法では全体像がつかみやすく、キーワードとなる単語を見ているだけで構成が理解しやすいです。そのためテーマに沿った作文や論文がとても書きやすくなります。見ているだけで書くべきこと、説明すべきことが手に取るようにわかり、課題や問題点もうまく、取り込むことができるでしょう。

  • 資格を取るならマインドマップ

資格をとるならマインドマップはほんとうにおすすめです。まるで自分専用の参考書ができるようなものですので、試験前になって見直すだけで記憶がしっかりと定着します。資格の勉強を進める中で何枚ものマインドマップができることになりますが、どれもが貴重な資料になるでしょう。大事なことはマインドマップのルールである「楽しんで描く」ことです。

引用:http://businessmindmaps.jp/category/

マインドマップの書き方【自己分析に活かす】

マインドマップとは仕事でのプレゼンテーションや資格を取るなどの勉強に活かせるだけではありません。マインドマップは自己分析にも最適なツールなのです。マインドマップを作ることで自分が気づいていなかった自分を見つけ、自分を客観的に判断することができます。

  • マインドマップでの自己分析の仕方

マインドマップの基本である「セントラルイメージ」をまず決めるのが描き始めとなりますので、自己分析の場合は自分の名前を紙の中央に大きく描きます。次にブランチを作っていきましょう。ブランチとしては「性格」「好きなこと」「嫌いなこと」「夢」「学生時代からしている活動」「未来の自分」「感情」などがあてはまります。

ブランチができたらそれぞれのブランチにさらにイメージを加えていってください。「性格」のところには「真面目」「くよくよすることがある」「好き嫌いが激しい」などと思い当たることをどんどんと描いていきましょう。

  • マインドマップでわかること

マインドマップでわかるのは「自分」の強みや弱み、欠点や長所、何をしてきた人間なのか、そして将来どうなりたいかということです。マインドマップで見えてきた自分に対してもっとこうありたいなどの感覚を持つことができます。

また作成の過程で自分が客観的に見えてきますので、面接などの際に自分について語ることがうまくできるようになります。

  • マインドマップで自分をSWOT分析する

SWOT分析とは「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4項目に分けて企業などを分析するものですが、このSWOT分析をマインドマップを使ってやってみることで、さらに実践的な自己分析ができるようになります。

◆強み

自分が今まで学んだことや、身につけたスキル、強みとなる考え方

◆弱み

自分に足りないもの、またそれを補うためにしていること

◆機会

自分が社会に貢献できること、仕事をする上でチームの力になれること

◆脅威

自分が力を発揮できなくなる現象や目的を達成できなくさせる可能性のあるもの

これらの項目をブランチにして作成していくことで現実的に取り組まなくてはならないもの、改善しなくてはならない点がはっきりと見えるようになってきます。マインドマップでの自己分析は幾通りもできるので、それぞれをかけ合わせて分析を深めていくのがいいでしょう。

引用:https://pixabay.com

マインドマップの書き方【ビジネスに活かす】

ビジネスに取り組む人にとってマインドマップは強力な味方となります。なぜかというと目的達成のためにとても有効だからです。マインドマップには単に情報を整理する以上の効果があるといえるでしょう。

  • マインドマップで潜在意識を動かす

わたしたちは日頃意識している顕在意識と刷り込まれた潜在意識によって活動しています。中でも潜在意識の力は強く、モチベーションに大きく作用しているのです。そのためプロジェクトが発足しても潜在意識の中で「あまり好きな仕事じゃない」と思っていれば、いくら顕在意識でがんばろうとしても、いい結果に結びつかないといったことが起こってしまいます。

プロジェクトでいい結果を出すためには、潜在意識にも「やる気」を出してもらわなければモチベーションにつながらないのです。そこで役に立つのがマインドマップになります。マインドマップにプロジェクトの目的や困難となる事柄、成功した報酬など細かく書き入れていくことで、潜在意識でも具体的に達成するという観念が生まれモチベーションにつながるのです。

  • マインドマップでブログがどんどん書ける

ブログを書くには「何を書くか」「どのように書くか」「どれくらい書くか」といった要素が整理されている必要があります。多くの人はこれを頭の中だけでするため、時間がたってから自分のブログを客観的に読んだ時に言いたいことと違っていたり、面白みにかけていたりすることを感じます。

ところが最初からマインドマップでテーマを整理しておけば、「何を書くか」「どのように書くか」「どれくらい書くか」といった要素がすっきりと目で確認できるので文章を書く、アウトプットがスムーズにできるようになります。

  • マインドマップで人生設計

マインドマップをビジネスに活かすことができたら、次に人生設計も合わせて組み込んでみましょう。たとえば、今より収入を増やしたい人や数年後には1000万円貯めたいなどといった人はマインドマップで計画的に目標を達成していくようにします。

特にブログアフィリエイトやYoutubeなどで今後、収入を得ていこうと考えている人は目標や目的をぶらさないために、そしてモチベーションを持続するためにもマインドマップは欠かせないでしょう。

引用:http://steplyism.com/