自己啓発とは?仕事に活きる?自分を変える?

自己啓発と聞くと有料セミナーだとか、手にとって読んでいると人からバカにされそうな本を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。確かにそのようなものも存在していますが、本来は自己啓発とはわたしたちにとって、とても重要なものなのです。

記事の目次

自己啓発とは?その意味

  • 自己啓発の意味

自己啓発とは自分を人間としてより高みへと上げることです。人間として「より高い能力」「より大きい成功」「より充実した生き方」「より優れた人格」を目指すのが自己啓発という意味です。

出展:https://ja.wikipedia.org/

自己啓発とは人間としての上昇志向が求めるものであり、上昇するための方法論になります。したがって自己啓発したいと考えるのが人間の持つ自然な感覚であると言えるでしょう。

  • 自己啓発でどうなる?

自己啓発では「気づき」を手に入れることができます。

◆能力を発揮するための気づき

◆大きい成功のための気づき

◆充実して生きるための気づき

◆優れた人格のための気づき

気づきとは、わかっているはずなのに日常忘れてしまっている大切なことや考え方、生きる方法を思い出させてくれるもので、気づきが入ることで間違った道を修正することができるのです。

また「自己実現」のために自己啓発は重要な働きをします。なりたい自分になるためにより努力できる力をつけたり、習慣化したりする助けになるのが自己啓発です。いわば自己啓発は「心の栄養ドリンク」みたいなものなのです。そのため自己啓発すると健康な人間であればとても元気にあふれますし、モチベーションが上がり、やる気でみなぎります。

  • 自己啓発にはどんな方法がある?

自己啓発にはいろいろな方法があります。セミナーに行って講師の話を聞く、自己啓発本を読む、夢を紙に書いて自己暗示するなど、どれも自己啓発と言われているものです。中にはカウンセリングを受けたり、ワークショップを開いたりするものもあり、自分をより高みに持っていくための行為を広く自己啓発の手法といいます。

  • 自己啓発にはどんな本がある?

それではいくつかの自己啓発本をご紹介します。自己啓発本はやる気になるだけでなく、気持ちが楽になったり、ありのままの自分を受け入れたりすることができるような内容の本が多いです。是非手にとって見てください。

『うまく行っている人の考え方』

ジェリー・ミンチントン ディスカヴァー・トゥエンティワン

◆『他動力』

堀江貴文 著

◆『鈍感力』

渡辺淳一 著

◆『ミッション元スターバックスCEOが教える働く理由』

岩田松雄 著

◆『明日クビになっても大丈夫』

ヨッピー 著

◆『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』

原晋 著

◆『人生ドラクエ化マニュアル』

JUNZO 著

◆『チーズはどこに消えた?』

スペンサー・ジョンソン 著

◆『嫌われる勇気』

岸見一郎・古賀史建 著

引用:https://pixabay.com

自己啓発とは?例を紹介

自己啓発とは人間に関わるすべてのことに関連付けることができます。勉強、習い事、仕事、スポーツ、芸術などどれにおいても自己啓発することで向上することが可能なのです。しかしただ向上するといっても、間違った方法でいくらがんばったところで成果はでません。自己啓発では正しい方法で自分をよりよくするということがポイントになります。

  • 自己啓発失敗例

ある女性がダイエットを始めることにしました。自分がスリムになってより美しくなるための立派な自己啓発です。彼女はとにかく食事を減らし、毎朝ジョギングをしたのです。そうすれば確実に体重は減っていくはずです。

ところが体重は減るどころか、増えていっているではありませんか。彼女はあっという間にダイエットをやめてしまったのでした。いかがでしょう。典型的な自己啓発の失敗例です。なぜなら彼女のダイエットは自己啓発になっていなかったからなのです。

どういうことかというと、自己啓発とは「正しい方法」であることが重要なのです。正しい方法とは具体的であることにあります。

  • 自己啓発の正しい方法

◆具体的な目標を決める

◆段階を追って目標を設定する。

◆目標を達成するために必要な行動を考える

◆間違いなないか検証を繰り返す

彼女のダイエットは目標を決めることもなければ、方法を検証することもありませんでした。ましてや食事量をどれだけ減らすか、いつまでに何キロ体重を減らすかといった設定もしていません。これでは自己啓発にはならないのです。

  • 自己啓発の成功例

あるところに40代のシングルマザーがいました。契約社員として働いていましたが生活はとても苦しいものでした。息子は高校生になり、彼女は日々悩むようになったのです。もし大学へ行きたいと言い出しても学費を払う余裕が無いのでした。

そんな時、彼女は「趣味のサイトを作って稼ぐ」という副業を見つけたのです。彼女の趣味はドラマを見ることでした。録画したドラマを見ることが大好きだったので「ドラマのブログ」を書くことにしました。しかし一向にアクセスは増えず、もうやめようかと思った時でした。一冊の自己啓発の本で出会ったのです。

その本に出会って「相手の気持ち、欲しいものを考えること」を学びました。彼女は自分のブログにはただ感想がだらだら書いてあるだけで、読者が知りたい予告情報など取り入れられてないことに気づき愕然としたのです。

それからブログの内容は一変しました。読者が知りたいことが何なのか真剣に考え、書くようにしたのです。次回の放送日、出演俳優の情報などブログの内容は充実したものになってきました。それと同時にどんどんとアクセスは伸びて、しっかりと稼げるようになってきたのです。

引用:https://pixabay.com

自己啓発セミナーは洗脳?危険?

自己啓発とは自分をより高みに持っていくためのすばらしい取り組みです。しかし自己啓発を利用して金儲けの手段にするというビジネスが存在することを忘れてはいけません。そのようなビジネスをする人たちの目的とは何なのかを取り上げてみましょう。

  • セミナービジネス

自己啓発セミナーのすべてが悪いわけではありません。しかし、中には自己啓発をかたるセミナービジネスを金儲けとして運営している個人、企業があるのです。彼らの目的は受講者を洗脳し何度も高額な受講料のセミナーに参加させ、さらに友人を連れてくるように仕向けるものです。

有名な話ではX-JAPANのボーカリスト Toshiさんの一件です。Toshiさんは自己啓発セミナーで洗脳され12年間もの間に全財産の15億円をつぎ込んだといいます。さらに月々3000万円も支払いを続けていました。

Toshiさんほどの被害は一般人ではないものの、数十万円、数百万円の被害を受けた人は少ないとはいえません。そういう意味では自己啓発セミナーとは毒にも薬にもなるものです。

  • 宗教勧誘

自己啓発セミナーを利用して宗教に勧誘するというのもよくある話です。人は健全な状態であれば、わざわざわけのわからない新興宗教に入信したりしませんが、彼らは言葉巧みに受講者の心の中の疲れた部分や不安に感じている弱さを引き出し、そして洗脳するのです。

もちろん最初から宗教だとわかっていれば、警戒するかも知れませんが、そのスキを与えられる間もなくリセットされてしまいます。そして気がついたときにはすっかり教祖やその集団に依存してしまっているのです。

  • 危険から身を守るために

もっとも危険な人は「自分だけは大丈夫」と思っている人です。そのような人こそ洗脳されやすいと言えるでしょう。危険から身を守るためには「洗脳されるかも知れない」と自分に前置きしておくこと。そして金品の要求があれば「即、怪しい」と思うことを忘れないようにしてください。

また洗脳してくる人というのは「催眠術師」のような能力を備えています。目線、話し方の抑揚、感情のゆさぶりと様々な手法で獲物である受講者を絡め取ります。そのため、参加する自己啓発セミナーが信用できるものであったとしても「感情」でなく「理性」で話を聞くようにすることが大事です。

できれば講師の目を見て話を聞くのではなく、メモを取って家に帰ってから、メモに書かれた文言を自己啓発に役立ててください。自分で思っているよりも感覚や感情は不確かであやふやなものです。自分を過信しないで客観的にセミナーの内容を検証しましょう。

引用:https://pixabay.com

自己啓発とは?仕事での活かし方

自己啓発とは仕事の上でも大変役立つものです。自己啓発で売上を伸ばした自営業者やセールスの成績を上げた営業マンは多くいます。会社が社員研修として自己啓発セミナーを開催することもよくあることです。

また経営者などはそもそも自己啓発のできる発想を備えていることが求められています。では仕事で活かせる自己啓発とはどのようなものでしょうか。

  • 伸び悩んでいる時

仕事で業績が伸び悩んだり、思うように仕事が進まなかったりする時は自己啓発が役に立ちます。自己啓発では自分を責めるのではなく、自信を持つことを優先させるという考え方を取り入れるのです。

「情けないなあ」と考えるよりも「自分はできる」そう信じることで不思議なことにエネルギーが高まるというものです。まずは「マイナス」のループを断ち切って、次にどう行動すればいいのかという思考へと進化できます。

  • 人間関係がうまくいかない時

自己啓発とは時に自己暗示をかけることで、どうにもならないものをやりすごすことを教えてくれます。もし職場に関係の良くない人がいるとすれば、会社に行くのが嫌になるほどわずらわしいでしょう。そのことで会社をやめてしまいたいと考える人も多いです。

しかし自己啓発では「感謝」の大事さにも触れています。毎日仕事させてもらえること、そして給料をもらえていること、そのような感謝の気持ちを持つことで嫌なことから少しは目を離せるようになるでしょう。また逆に「嫌なことはする必要がない」といった自己啓発もあります。

そういったいろんな思考を取り入れることで、自分がほんとうはどうしたいのかを立ち止まって考えさせてくれるのです。

  • 仕事ができる人になりたい

自己啓発は複雑なようでシンプルです。願いを叶えるための方法だと言っていいでしょう。「なりたい人になる」それが自己啓発によってできるということなのです。仕事ができる人になりたかったら、具体的に仕事ができるとはどういうことか紙に書き出します。

自己啓発を取り入れることで、ただ「仕事ができる人になりたい」という思いが、「こういう仕事ができる人になりたい」と現実に近づくわけです。

引用:https://pixabay.com

自己啓発と目標管理

目標を立てられない人、目標管理ができない人がいますが、どうしてできないかというと、それは人に言われた、またそうした方がいいと思っているだけだからです。ほんとうはどうして目標をたてなくてはならないか、目標管理が必要なのかを知りません。

そこで目標管理について自己啓発の観点からなぜ必要なのかを見ていきましょう。

  • 目標を立てずにブログアフィリエイトを始める

あなたがブログアフィリエイトを始めるとしましょう。特に目標などは設定せずに開始します。

1日目:まずは教材を見てなんとなくイメージをする

2日目:教材の続きを見て、テーマを何にしようか考える

3日目:なんとなくテーマが決まったので書き始める

1週間目:ようやく1記事目が書けたので、アップする

2週間目:2記事目が書けたのでアップする

3週間目:3記事目が書けたのでアップする

1ヶ月後:4記事目が書けたのでアップする

2ヶ月後:なんだかおもしろくないなあと感じ始める

3ヶ月後:自分には無理だとやめてしまう

と、だいたい多くの人がこんな感じで取り組んでいるのです。中にはもう少し多くの記事を作った人もいるかも知れません。所詮、成り行きとはこのようなものなのです。では実現できる、できないはここでは問題にせず目標を立ててみましょう。

  • 目標をたててブログアフィリエイトを始める

1日目:まずは教材を見て具体的にしなくてはいけないことを絞り込む

2日目:テーマに添ってキーワードを選定、3記事をまずはアップする

3日目:同じくキーワードを選定、3記事をアップする

1週間目:20記事ができたのでアフィリエイト商材を選定する

2週間目:40記事できたのでアドセンス申請する

3週間目:60記事目でこれまで書いてきた記事をブラッシュアップする

1ヶ月後:100記事でアクセスがあったので集客のあったキーワードを強化する

2ヶ月後:SNSの連動を強化する・アフィリエイトを検証する

3ヶ月後:目標10万pv

実際には目標通りにいきませんでした。記事数も1日2記事が精一杯だったので目標よりアドセンスの申請は遅れました。さらにまだ申請は通っていません。しかし行動が早かった分、検証がたくさんできています。記事を書くスピードも最初にくらべて早くなりました。

そして最初に立てた目標はムダにはなりません。やることは同じで時期を修正すればいいだけだからです。目標通りにはいきませんでしたが目標があったため、今、何をするべきかがとてもわかりやすく、ブログアフィリエイトを始めるということが実現できているのです。

目標がなければ実現しない、目標があれば実現する、この大きな違いが目標を立てる、目標管理する最大の目的なのでした。先程も書きましたが自己啓発とはシンプルなものです。実現したければ目標を立て、実現したくなければ目標を立てなくてもいいということになります。

引用:https://pixabay.com