今、多くのサラリーマンやOLが将来に備えて、何か今できることはないかと考え始めています。なかでも「週末起業」という形ですこしでも収入を増やす、できれば「週末起業」をきっかけに脱サラできないかを模索しています。10年後、20年後の自分のために今の自分の働き方をあらためることは、とても重要なことなのです。
記事の目次
週末起業の成功例
週末起業とは単なる副業と違って「起業」という言葉の通り、とても主体的なものです。個人事業主を視野にいれての仕事をライフスタイルに組み入れるのですから、将来的なビジョンも明確であることが多いのです。
週末起業は今とても注目が高まっているのでこれから取り組みを始める人もますます多くなるでしょう。そんな週末副業の成功例をご紹介しましょう。
内容:ネットオークション
業種:販売・なぜ週末起業を始めたのか?
自宅の衣類を整理していて出てきたブランドスーツを処分する際、古着屋での買取り金額は100円だったものがネットオークションで3,500円で売れました。意外と高く売れると感じたことがきっかけです。
・スタート時の準備や事業内容
最初はフリーマーケットの延長という感覚で始めました。主に洋服や小物、金券などを販売。メインは洋服で、数百円の仕入れ値に対し、10倍程度の金額で販売することが目標です。洋服をメインとしているのは、自分が商品についてわかっていて大好きだから。土日のどちらかで仕入と出品、落札者の連絡は平日の帰宅後に行っています。
・売上や初期投資など
初期投資0円。年商84万円。
・週末起業して感じること
ネットオークションにはマーケティングや商売の基本が詰まっているので、週末起業の練習にぴったりです。そして楽しみにながらやることが大切です。
内容:ネット集客、起業、海外営業支援などのコンサルティング
業種:コンサルティング
・なぜ週末起業を始めたのか?
趣味で始めたホームページ作りから集客やSEOの副業をするようになったことと、本業で海外営業の経験が長かったので人脈を生かしてビジネスになるのではと感じたからです。
・スタート時の準備や事業内容
ホームページやネット集客で悩みを抱えている人に、費用を抑えてできる販促方法を提案しています。レンタル事務所と契約していることで、顧客対応などの電話応対を外注できるため顧客の信用獲得につなげています。また、情報発信力の高いクライアントの場合は無償で受注することで、ネットワークを広げています。
・売上や初期投資など
初期投資0円。月商100~150万円。
・週末起業して感じること
仕事が多すぎて、丸一日週末がつぶれてしまう日が多いため、休息時間の確保を自分に言い聞かせています。マーケティングとコンサルティングは自分の手で、それ以外の部分は外注を活用して本業と両立しています。
内容:週末たいやき屋さん
業種:飲食店経営
・なぜ週末起業を始めたのか?
30代に差し掛かったときに、人生これでいいのかという疑問と、人生お金だけではないと感じたからです。そして、人の想像を超える大きなたいやきを作って、お客さんの笑顔を見たいという思いつきがきっかけです。
・スタート時の準備や事業内容
一般的なたいやきの作り方はインターネットで勉強し、有名な和菓子職人のブログで熱い夢を語りノウハウを教えてもらいました。こだわった作り方なので、平日帰宅後に数日かけて仕込みを行い、土曜日は終日たいやき屋を営業しています。目玉は、1日限定5個の日本一大きいたい焼きです。
・売上や初期投資など
初期投資35万円。
1日に焼く個数は約150個で売上は約3万円、年商約150万円。
・週末起業して感じること
ハードだけれどもやりがいがあります。お客さんの笑顔を見ると苦労が吹き飛びます。
出典:https://www.fc-hikaku.net/dokuritsu_kaigyo/1968
様々な形での週末起業での成功例でした。たいへんなところもあるようですが、確実に週末起業を成功させていっています。「人生お金だけではない」その言葉通り、自己投資としても週末起業は価値のあるものなのだと感じさせられます。
引用:https://pixabay.com
週末起業は女性でも可能?
女性こそ週末起業に向いている
週末起業は女性でも可能?どころか、女性こそ週末起業に向いているのです。なぜなら、男性と違い、女性は「マルチタスク型」、つまり違うことを同時に進められる能力にたけているからです。
たとえば、男性に家事をさせると洗濯なら洗濯、料理なら料理とひとつのことしか取り組めないのに対して、女性はすべての家事を「ながら」でこなしていくことができます。このことからいっても、女性が週末起業をしないのは、むしろもったいないといえるのです。
女性は危機感が男性より大きい
女性が週末起業に向いているということは多くの女性もうすうす感じているようです。週末起業を始めた、またはその前段階の準備に取り掛かっている人が増えているように思います。男性が「さあ、始めるぞ!」といった気合で週末起業するのに対して、女性は友人とのお茶や、セミナーへの参加などから自然に週末起業モードに入ることができるのも、特徴です。
それは普段から経済的な自立や、将来の不安に対して現実的にとらえる傾向が強いからかもしれません。常に「何かチャンスがないか」という潜在意識にある危機感が強いのです。スキルをつけることに対しても女性は常に意識が高いといえるでしょう。
男女雇用機会均等法の下で仕事をしているといっても、女性の管理職はまだまだ海外にくらべて低いのが日本の現状です。結果的に女性の生涯年収は男性のそれを大きく下回ります。
働けない時期がある女性
そして女性には出産・育児をするという危機感もあります。出産・育児を選ばないという女性も少なくはありませんが、いつそのような時期を迎えることになるのかは本人にも予測がつかないともいえるでしょう。だからこそ、組織に頼らない生き方を心のどこかで模索する人が多いのです。
男性は気づいていないかも知れませんが、日本では女性はまだまだ社会的弱者だといえます。妊娠、出産についてのハラスメントもまだまだなくなることはありません。そして企業でもじつのところ男性のみを戦力と考えている傾向が強いです。
これらのことから、女性こそ週末起業をする必要があるし、成功する可能性も高いのです。資格をとる女性が増えているのもその表れですね。
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週末起業のアイディア
フランチャイズにもアイディアが
週末起業を始めるにあたって「何をするか」ということで悩む人も多いかと思います。好きな事、得意なことで起業するのがもちろん1番ですが、事業として手早く取り組みたいのであればフランチャイズで始めるのもひとつの方法です。最近では開業資金のほとんどかからないビジネスモデルが増えていますので、一度見てみるといいでしょう。
- コンビニ
- カレー屋
- 清掃
- 塾
- 貴金属買取
などなど、週末だけするのも、アルバイトで回すことも可能です。大事なことは個人事業主となって収益を上げていくことになります。
趣味から週末起業に
これは知り合いの女性の話ですが、彼女は「先生になる」つもりで料理教室に通っていました。そしていよいよ料理教室を開くことにしたのです。普段は派遣で勤めていましたので料理教室は水曜の夜と土日だけです。
彼女のアイディアがおもしろかったのは、カルチャースクールや週末起業セミナーで知り合った女性たちと一緒にワンルームマンションを借りたことです。
ワンルームマンションを3人で借りて教室を始めることになったので、一人の家賃負担は光熱費を入れても1ヶ月2万円ですみます。それぞれ料理、フラワーアレンジメント、英会話の先生として仕事の後や週末にそのマンションで教室を開催しました。
3人とも先生として好評で口コミで生徒が多く集まったので、もう一部屋を追加で借りることに。大成功です。また、生徒は週によって好きな授業を選ぶことができるので、今週はフラワーアレンジメント、来週は英会話といった風にマンネリすることなく続けられるのだといいます。
彼女たちはその後「花嫁・花婿スクール」なるものを展開し、男性にも家事を教えているそうです。生徒数は合計で100人以上となっています。何をするかということ以上に、どういう風にするかといったことが大事だとわかるケースですね。
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週末起業の失敗例
週末起業ではやり始めたものの、うまくいかずに辞めてしまう人がいます。なぜうまくいかなかったのか、そしてどのような原因で失敗となってしまったのか確認しておきましょう。
利益が出ない
もっとも多い失敗例が「利益がでない」というものです。思った通りに仕事が入らない、想像以上の経費がかかってしまい赤字になるなど、ビジネスとして成り立たないケースは少なくありません。原因は「見積もりが甘かった」ということになるのでしょうが、週末起業でなくても起業する以上は最初からとんとん拍子に行くとは限りません。
また会社あっての自分と個人事業主の自分が同じであると誤解していると、見込んでいた顧客が仕事を依頼してくれないといったことでもダメージを受けてしまいます。個人事業主として顧客から信用されるような人間関係を作るには最低でも半年はかかるといいます。人間関係の大切さを甘く見ていたことも失敗の原因です。
それよりも考え方を変えて、週末起業だからこそ少々赤字でも続けられるという風に受け止めてみてはいかがでしょうか。やめてしまう=失敗、ですから、どうすればうまくいくかもう一度考え直してみるのも大事ですね。
時間がない
週末起業では「時間」が大きな足かせとなります。週末だけでは時間が足らずに、うまくいっているにもかかわらずやめてしまうという場合も。時間がないのは最初からわかっていたとはいえ、実際に休みの取れない生活サイクルになってみると、精神的に弱ってしまうのです。
精神的に弱ってしまうと正確な判断力を欠いてしまい、起業した頃とは同一人物とは思えない泣き言も出してしまいます。本業を持ちながら起業をするにはタフな精神力が必要とされます。
これから週末起業をお考えなら、時間の使い方、休養の取り方などについて深く考えておくことも大事です。そして、週末起業をいつ頃、本業にするかの目標を持っていれば時間的な苦痛もやりがいに変えられるのではないでしょうか。
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週末起業セミナーには参加すべき?
週末起業セミナーとは
週末起業セミナーとは週末起業を成功させた人がコンサルタントとして、これから週末起業をする会社員やOLにノウハウや成功のポイントをコーチングするセミナーです。全国各地で開催されていて、いろんなコンサルタントが受講生を募集しています。
内容は起業に関する心構えであったり、成功例や、陥りやすい失敗などであったりと多岐にわたっています。また業界に特化したセミナーや女性向けセミナー、融資や税金に関してのセミナーもあります。
料金は無料のセミナーもあれば、有料のセミナーもあり、どちらの質が高いとは断言できませんが、有料セミナーの方が比較的、参加者に真剣な人が多いように思います。
無料セミナーの中には教材を販売するようなケースもありますので、どのようなセミナーに参加するのかは口コミなどでよく調べてから決めましょう。開催数の多いセミナーは人気があるといえますね。
週末起業セミナーに参加した方がいい人
週末起業セミナーには質の高いものから、内容の低いものまでさまざまなものがあります。それでも参加した方がいいのは次のような場合です。
- 同業である場合
たとえばセミナー主催者が教材を販売するのを目的にセミナーを開催していて、あなたも同じように教材の販売事業をするつもりなら、大いに参考になります。またコンサルタント業をする場合でもセミナーの切り口などから得るものはたくさんあるでしょう。
- 人脈を作りたい場合
セミナーには同じように週末起業する立場の似た人が集まります。そのような人たちとの人脈づくりにはセミナーはいい機会です。起業家たちの発想やアイディアは刺激になるかも知れません。むしろ人脈を作る目的でセミナー通いをしている人は多いでしょう。
いずれにしても、どんな週末起業セミナーに参加するのかが大事ですね。そしてもっとも気を付けたいことはセミナーをモチベーションを上げる手段にしないことです。セミナーでつけたモチベーションは決して長続きしません。
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